初の3000m級、穂高連峰
タイチローさんの予定表で、現地「平湯」で最初に出てくる地名だ!時刻は朝4時半過ぎ。前日の夜10時に鶴岡を出発し、二人で交代しながら車を走らせたから、眠く疲れているはずだけど、心は弾んでいる。携行荷物の準備よく、ほとんど間をおかずにバス停へ向かう。朝一番4時50分発のバスに乗る。(注:上高地は、マイカー規制があり、みんなバスで入るしかない)
車窓から幻想的な大正池、優雅に気品漂う帝国ホテルを見ることができる。(ああTVや写真で観るのと同じだ~!)。バスの左手に覆いかぶさるように高く隆々しい活火山、焼岳(2455m)も見える。そして30分程で、自然の中で不自然なほど大きい終点、上高地バスターミナルに着く。小用をたし登山票を記入して、河童橋を渡り、いよいよ我々は岳沢登山口から前穂高、奥穂高へのアタックを開始した。
途中雨が降ってきたりして雨具を着ようか迷いながら、結局ほとんど使わずに岳沢ヒュッテ跡に到着する。時々雲が切れるので好天を期待する。みんなここで一休みだ。ここから見上げる重太郎新道は、まさに急坂!(俺、大丈夫かな・・・)オバ様、お嬢様を見ると、俺も頑張らねば!と思う。大丈夫!大丈夫!
紀美子平から更に急で岩でゴツゴツした前穂高(3090M)へ登る。ちょうど鳥海山の新山のような上りが30分も続く。リュックを背負いながら登ったので、この往復は結構疲れる。山頂では反対側からのロッククライミングで登ってきたグループが、登攀中の話しに花を咲かせていた。ここは、絶壁、岩壁が多いため、結構こういうグループが多い。しかし、中にはジョギングスタイルで登ってくる外人さんもいた。
再び紀美子平へ戻り、奥穂高へ向けて進む。ガスっていて遠望は望めない。残念なようだけど「高所恐怖症のオカベさんには良かったかもよ!」というタイチローさんの言葉は当たっていたかもしれない。もうひたすら足を前へ、体を上へ進めることに専念する。
奥穂高の山頂(3190M)は、予知することなく突然ガスに包まれる中、大勢の人の声で知ることができた。日本で二番目に高い北岳に負けじと積み上げられたという岩に登って記念撮影。こういう山はいつまでも山頂に留まることはできない。次から次と訪れる登山者に達成感を味わう記念の場所を譲らなければならないのだ。
ここではほとんど一息する間もなく、穂高岳山荘へ向かう。宿になるかもしれない場所だ。
およそ30分ほどで到着するが、ガスっていて見晴らしは良くない。明日の朝のこと、タイチローさんに頭痛が出始めたこと、などから、ここから下の涸沢小屋へ宿をとることとした。約1時間半下った地点だ。この連絡は穂高岳山荘でしてくれた。
やや下りるとガスも晴れ見通しもよくなるが、単純な景色ながらスケールが大きいため、目前のように見える到着地点が遠い。本当に遠い。もう完全に足にきていて、笑い泣きしそう。
午後五時半頃、やっとたどり着いた。この表情わかるでしょ。涸沢小屋での生ビールはここ何年間で最高だったなぁ~。美味かったぁ~!!
疲れきった体は、午後7時過ぎにはもう眠りについてしまいました。翌朝、幸運にも頑張った登山者たちに、神様は素晴らしい、感動的な日の出をプレゼントしてくれました。
朝日を浴びる奥穂高と、反対側の山並から顔を出した朝日です。
帰路は当初予定していた屏風の頭、パノラマルートが雪で滑落の危険があるため、閉鎖されていて、通常ルートの横尾、徳沢を経て、上高地へ戻ってきました。
登ってみて 「3千メートル級は違うんだよ!」と言っていたタイチローさんの言葉は本当でした。植物のない剣しい岩石の世界、高山病の可能性など、東北にはない”日本の屋根”と称される日本アルプスならではの厳しい山の顔を見ることができました。
今回はトレーニング不足もあり、久しぶりに筋肉痛。それも上半身が主体です。それだけ岩にしがみつくことが多かったということでしょう。今度は十分にトレーニングを積んで、スキルアップして望みたいと思いました。
コースタイム
7月20日 アナカンダP4:50~上高地5:33/6:05~登山口6:18~風穴7:01~岳沢ヒュッテ跡8:34~カモシカの足場9:29/9:32~パノラマ広場10:12/10:14~雷鳥広場10:49/10:53~紀美子平11:10/11:15~前穂高11:51/12:30~紀美子平12:59/13:00~南稜の頭14:32~奥穂高14:46/14:51~穂高岳山荘15:37~涸沢小屋17:23
7月21日 涸沢小屋6:44~大谷橋7:50/7:54~横尾8:46/8:48~徳澤9:40/9:50~明神10:34/10:37~上高地11:45~アナカンダP12:10/12:25~平湯ターミナル12:30/13:30
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