歯科医療

アッパイしてねぇ~!

「ヤエさん!アッパイしま~す。」と、スタッフに言うと、計ったようにぴったりの長さの歯肉圧排糸(リトラクションコード)を準備してくれます。

※”ア”が、”オ”になるとセクハラと言われるかもしれませんね、要注意です。

「まるで測ったように正確だね~?」と言うと、「はい!測りましたから~winkなんて冗談な返事。長年の経験というのは凄いものだと思いますね。

歯医者で型を採る前に歯肉を押されたり、ひょっとしたらちょっと痛かったりしたことがありませんか?

冠(クラウン)や詰め物(インレー)などの形成または印象の前に、歯肉圧排 ”gum retraction, gum displacement” ということをします。充填する際にも行います。

これは正確な形成や印象を採るためには、欠くべからざる作業行程で、歯の周囲の被ってきた歯肉を排除したり、歯肉からの組織液の滲出を防ぐために行う行為です。時に電気メスを使うこともあります。

つまり歯肉に近接する部分の形成や印象はとても難しいのです。

ちょっと歯肉が痛かったりするかもしれません。また医療側も細かくて気を使う作業ですから、時間もかかるし、ちょっと面倒で敬遠されるかもしれません。でも行うだけの意義、価値があるものです。あまり痛いようなら麻酔することもできます。

圧排を行うことで補綴物の境界線(マージン)が明確となり、正確な印象が採れるのです。ですから当然、圧排しないで印象したものと比べ正確なものが製作できますから、結果何倍も長持ちする補綴物ができるはずなのです。

型を採る前に「センセイ!頑張って、アッパイしてね!?」て、言ってみるのもいいかもしれませんよ。

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伝えたいこと、聞きたいこと

学校保健委員会を受付に伝えたつもりが、伝わっていなかったようで、2名の患者さんの予約を慌ててキャンセル。私が確認していなかったのが悪いのです。申し訳ありませんでした。m(__)m

小学校の学校保健委員会は年に2回開催され、毎年毎回テーマをもって開催されます。ただ必ず健康診断の結果は報告され、最後のほうで校医から助言が求められます。

数分の間でも専門家として伝えなければならないこと、また参加者が聞きたいことを話したい、と思っているのですが、一度も上手く言えたことがありません。余計なことを話したり、大事なことを話し忘れたりするのです。また保健委員は毎年同じではないので、タイムリーな話だけでなく、ある程度同じようなことを伝えてもいいのです。

でもやっぱり今回も上手くいかず、半分も伝えることができなかったかな・・・(-_-;)

考えてみれば、言いたいことが聞きたいこととも限らないし、制限ある時間の中では事前に聞きたいことを教えてもらうほうがいいのかもしれませんねgood

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歯周病同門会講演会

Photo_2 新潟市の街のシンボルは、街中を流れる信濃川沿いに多く見られます。万代橋やレインボータワー、そして港に近い朱鷺メッセと柳都大橋が今や代表的なものでしょう。朱鷺メッセを万代橋から眺めるというのも、時の流れを象徴しているようにも感じます。

さて、久しぶりのOB&OGの面々が北は北海道、南は沖縄から集まってくれました。懐かしさと積もる話のお陰で午前様。昨夜の酒が抜けず二日酔いです。

しかし、ちゃんと今朝9時には40名近い同門の歯科医、歯科衛生士が集まってくれ、予定通りに講演会を始めることができました。

今回はOBから6題、大学から2題の講演がありました。

1)「歯周治療ー卒後24年の変遷」 濱口先生(沖縄)

2)「歯頚線の不揃いにこだわる」 高岡先生(北海道)

3)「中等度歯周炎の一症例」 佐藤先生(秋田)

4)「咬合の安定を考えた歯周治療 -その経過についてー」 玉井先生(長野)

5)「冷凍保存歯の移植経験」

 &「歯周治療におけるPRGFの可能性 経過報告」

 岡部(山形)

6)「歯周治療をおこなった糖尿病患者の一例」 浜先生(新潟)

7)「脱分化脂肪細胞DFATを用いた再生医療の試み」 大森先生(大学)

8)「歯周関連の最近の動向」 佐藤教授(大学)

なかなかレベルの高い、どこに出しても恥ずかしくない歯周治療に関する講演会だったと思います。みんな頑張っているなぁ~と感じました。

また来年は楽しい、新しい企画を考えたいと思います。

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入れ歯は噛むためだけにあらず

昔の患者さんからの依頼でリハビリテーション病院hospitalへ往診に行ってきました。

3ヶ月前に脳梗塞で倒れてから、暫く使っていない入れ歯でしたが、リハビリの一環として再び入れ歯を使いたい?いや使わせたい?という家族の願いでした。

なんとか入れ歯をお口の中に戻すことは出来ましたが、半身不随の状態でどこまで咀嚼機能に役立つことができるかはわかりません。今日はとりあえずティシュコンディショナーで様子をみることにしました。

傍で診療を見ていた奥さんは、調整の終えた下顎の義歯が入っただけで、”顔が戻ったぁ~・・・”と、呟き、次に上顎の義歯も入って、まさに以前のご主人に戻った、と夫を見る奥さんの表情も穏かな笑顔heart04となっていきました。

迎えに来た若い女性介護士さんvirgoからは「わぁ~!!○△さん、若くなったぁ~!カッコいい!!!」との歓声に、半身不随で認知症ながら”明眸皓歯”のように照れ笑いの顔を見せてくれました。

(介護士さん、すばらしい声援ありがとう!)と、心の中で。

男としては、理屈抜きに理解できる、なんとも微笑ましい場面でした。そう、男は幾つになっても男ですね。spade

歯、入れ歯は、噛むという咀嚼機能だけのものではないのです。笑ったり、怒ったり、その人の顔を形作るもので、また人としての活力に必要なものなのです。

ときに流動食で嚥下困難なときには、食事の時に入れ歯を外し、食事が終えたら入れて家族や友人と談笑したりすることも、一つの入れ歯の使い方なのです。

外出する時に口紅を注すように、また髪を整えたり、ネクタイを結ぶように、入れ歯も入れるべきなのです。それによって人として、どこか凛upとするものなのです。

歯や入れ歯の効用について、あらためて知る思いでした。

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1歳半歯科検診

初対面で、1歳半のお子さんに、オジサンのマスク顔では、”○△ちゃん、こんにちはぁ~。ハイ、あ~んしてぇ~”なんて、思いっきり可愛い声を出してみても、素直に大きくお口を開けてくれる子はほとんど居ません。

大きく口を開けて泣いてくれればそれで十分です。この年代では生えている歯も少ないし、むし歯もほとんど無いため、すぐに終われます。

大きな声で泣きながら、足をバタバタさせ、体を海老反りさせて、かなり激しく抵抗するお子さんもいますが、ムツッと万一文字に口を閉ざされるのが、正直一番面倒ですね。でも最終的にはなんとか見せてくれます。

ただ噛み合わせをみるのはなかなか難しい。言葉が通じないこともありますが、お口を閉じる、噛んでもらうことのほうが難しいのです。道具でも開口器はあるけど、閉口器なるものは聞いたことがありません。簡単な動作ようで、この年代では逆に難しいようです。何かいい方法はないものでしょうか?

”イ~!してぇ!”なんて言うと、顎を前に突き出し、みんな受け口(反対咬合)になるし、斜め前方に突き出したりして、驚くような噛みあわせを見せることがあります。年代的に奥歯がまだ生え揃ってないから、噛みあわせ、顎が安定していないことも一因です。このためお子さんによっては変位させるような悪い噛み癖をもつことがあります。

偏な噛み癖は、悪い歯並びや噛み合わせをつくることもありますから、注意しなければなりません。

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アゴの音が消える

噛みあわせの調整を終えて「変ったことはありませんか?」と尋ねると

「大いにありました!あれから、もう音がならなくなったんです~!!センセイ、天才ですよ~」

(いやいや・・・)

調べて考えられる原因を探し出し、それを取り除いてみた、というだけで、その道の師匠に習ったことを実践しただけのことです。それがたまたま1回目で当たった、ということなのでしょう。

それでも患者さんにしてみたら、いろんなプレート治療を受けたりして、結局主だった病院の歯科口腔外科でも匙を投げられただけに、感激だったようです。もうアゴの音を出そうとしても出ないのです。

(まるで師匠の顎関節症治療のDVDみたい!)

ちょっとした噛み合わせの調整でも、もの凄く効果があるものです。”EBMがないよ”、というセンセイもいますが、でも治ることがあるのです。それが現実です。

遠方よりお出でいただき、良い結果となって、よかった!よかった!嬉しいです。自慢話のようにになっちゃったけど、こんなことは家内も聞いてくれないから、ここで独り言でした。

Ga_pre アゴの動き、ゴシックアーチもスムースになりました。真ん中の線(前にアゴを突き出した時の動き)が真っ直ぐになりました。Ga_post 多分 on the diskでしょう。

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隠れていた歯

615 通常の歯科用のX線写真でも、かなり繊細な画像をみることができるのですが、如何せん平面X-Y横の画像です。奥Z軸にあるものも重なって見えるのです。

この写真では私は見つけることが出来ませんでしたが、CTデータを分析すると613 右上中切歯の後ろ(口蓋側)に埋伏過剰歯が横たわっていました。

患者さん、みんなからCTを撮るわけにもいきませんが、こういうことも頭に入れながら治療にあたらなければならない、と実感したケースでした。

ときに歯科でもCT撮影が必要であることをご承知いただければ、と思います。

やっぱりCTあるといいね~。

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CTから石膏模型

616 619 もちろんCTデータからコンピュータ・モニター上で、3Dソフトを使って様々な分析はできます。

今はさらにそこから石膏模型を作ることもできるのです。

石膏という実体となって手に持つと、また違ったアイディアや心配が出てくるものです。

でも面白いね~。どこをどう見てるか、わかるかなぁ?

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嬉しい言葉

「歯が増えるて、いいのぉ~噛めるもの・・・」と、まだインプラント治療途中ですが、しみじみとAさんが感想を語ってくれました。歯が増えるわけではないのですが、やはり入れ歯とは違うようです。まだ仮歯ですが、もの静かで喜怒哀楽を出さない女性ですが嬉しそうでした。

また本当に顎堤がなくて、唇とホッペと舌をかき分けして、何とか下顎の顎堤を覗くことができるような総入れ歯の高齢のSさん。一昨日に噛み合わせを調整するために人工歯の交換を行いました。なかなか完璧な咬合調整は一回では難しいので、今日もアッチが痛い、コッチが痛いと言われるかと覚悟していたら、「いいのぉ!全然痛くない!」と、ホッ!(^。^) 一応確認して記念写真だけを撮って終わることができました。

今日は”噛める”、”痛くない”、という有難い言葉をいただきました。残念ながら、毎日毎回こういう言葉だけを聞けるわけではないので本当に嬉しい。ありがとう。

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新しいブラックスチェッカー

607インターナショナルな赤色を 用いた新しい”ブラックスチェッカー”が発売になりました。カタログには以前から載っていたのですが、結局届いたのはゴールデンウィーク明けでした。

早速試してみましたが、こんな感じです。

色が赤色3号よりも薄いので、ちょっと明瞭感がありませんが、石膏を白色の硬石膏にすれば問題ないでしょう。超硬石膏のフジロックよりも弱いので取り扱いには注意が必要です。

あとはコストの問題があるんですよね~。

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新型インフルエンザ対策

新型インフルエンザ対策の一つとして、各歯科医院における患者さんへのご理解ご協力について、歯科医師会から先月末にファックスで送られてきました。

内容はhttp://www.jda.or.jp/text/flu_kannjanominasamahe.pdf をご参照ください。

この連休中に当院でも、これに準じた体制を一応整えてみました。患者さんにはご理解、ご協力のほどお願い致します。院内にも掲示しています。

尚、当院の1名の歯科衛生士が時々咳をしておりますが、発熱も無く継続した医師の診断のもと、インフルエンザでないことを確認しておりますので、ご安心ください。

今後も、流行の情況や毒性などの情報を鋭意収集しながら適宜適時対策をとって参ります。

また、当院は以前より完全予約システムを採用し、他の患者さんとの接触を極力少なくしておりますが、治療の安全と正確性だけでなく、感染予防の観点においても優れていることをご理解いただければ幸いです。

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顎(あご)の関節の音

594 596 昨日の疲れは利き足に筋肉痛がある程度、心配したほどではありません。”歳をとると後からくる?”その説の真偽はどうなんでしょうね?

さて、耳の前に顎(あご)の関節がありますが、ここからコキッ!とかボリッ!とか、表現音は人夫々異なるようですが、音の出る方がいます。

音の大きさも自分だけが感じるものから、周囲の人にもはっきりと聴こえるほど大きな場合もあります。

このような音の発生と共に、お口を開けずらかったりや痛みを伴うこともあり、また肩こり、頭痛などを伴っていることもよくあります。

原因として歯、噛みあわせが関係していることが多く、歯科的によ~く調べる必要があります。

顎運動の軌跡を眺めながら、咬合器を調整するのですが、しばらく腕を組みながら(左のサイドシフト、んん??・・・・)てな感じで、肉体疲労時にはあれこれと考える時間もいいものです。

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インプラントクラウンの脱落

200951 結構、我々歯医者も患者さんのことを心配しているものです。(意外?)

一昨日、3年も音信不通でありながら、”冠がとれた!”と青ざめた顔でお出でになりました。

具合が悪かったり、痛かったり、診療できそうな、言い換えればお金になりそうな患者さんを歯医者は待ちわびている訳ではありません。これホント!

何とも無くても、お口の健診や調整は、特に人工物が入っている人には生きている限り必要です。

さて、インプラントトラブルで話には聞いた事はありましたが、土台(アバットメント)を止める中ネジが途中で折れてしまったのです。折れたネジはお口に埋入されたインプラント・フィクスチャーに残されたまま。

歯ぎしりの強い方なので、それなりに注意してセットしたつもりでしたが、やはりあるんだなぁ~、と咬合力、歯ぎしりの力の強さにあらためて感心してしまいました。

30N(ニュートン)で絞めたネジでしたが、幸い除去用キットを使ってステップ1で残されたネジを取り出して、アバットからやり直すことができました。

患者さんもホッとした顔でしたが、これからは無症状に侮ることなくお口の健診受けてくださることを期待しております。

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OZの会 4月例会

発車間際、鞄に入れたつもりの切符見当たらないwobbly。大慌てして家に電話したりしましたが、結局鞄の書類の間に紛れているのを発見!!

ホッとしましたが、帰ったらまた家内に何か言われそうdespair・・・。やはり二日酔いで頭がボ~~のようです。電車でしっかり寝ることに。

さて秦会長の挨拶は、いつものように教養深いもので、政治学者ハッチントンの話でした。イディオロギーから文明へ衝突の原因がシフトするという話です。日本の本当の独立を考えさせるものでした。

まず業者からはエリアネットとブレーンベース。αTCPは使ってみたい骨補填材料ですし、βTCPも骨補填とは異なる使い方でインプラント周囲炎に有効なようです。

会員発表は、会長自らのもので「失敗症例、苦慮した症例、反省すべき症例」でした。成功症例は誰でも自慢げに見せてくれますが、失敗例は勇気のいることです。正直言って写真記録を採ることさえ嫌になりますよね。それをちゃんと見せてくれるところは、秦会長の懐の深さというものです。95%の成功率なら100例なら5例、1000例なら50例が失敗するのです。つまり長年に渡り多くのケースを手がけるようになると、成功は勿論沢山あるけど失敗も多く経験するようになるということです。大変勉強になりましたし、勇気付けられました。

招待講演は、定永先生による「ピエゾ装置によるインプラント臨床テクニック」です。最近イタリアMectoron社で開発されたPiezosurgery(超音波で骨を切る装置)が注目されていますが、この臨床例を動画を交えて紹介していただきました。業者が絡んだ講演ではないので、ピエゾの本音の話を聞けて良かったと思います。

今日も一日疲れましたが、いい勉強をさせていただきました。

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セカンド?サード?

時々お電話やメール、また直接の来院で他院で受けている歯科治療について、ご相談を受ける時があります。所謂セカンドオピニオンですね。

今日は4月から転勤された方から、転居先での歯科治療についてのご相談の電話がありました。もちろん信頼していただいていると勝手に解釈して気持ちよく、こちらに残っている資料などからお答えしましたが、患者さんの判断の参考になれば幸いです。

しかし、今は患者さんもその気さえあればインターネットなどで治療の内容について大凡調べることができるので、医者も迂闊なことは言えません。セカンドオピニオンとなる立場でも同じです。だから慎重に答えているつもりです

でも患者さんは両者の意見がほぼ同じであれば安心して治療を進めることができるでしょうが、もし異なった場合はさらに大なり小なりに悩むこととなるでしょう。そうなるとセカンドではなく、サード、フォース・・・ということにもなるかもしれません。

インターネットやメール、携帯が無かった時代や、今でもそのような情報手段を活用できない人たちにとっては、”ドクターショッピング”と言われるように医者や病院を渡り歩くことにもなるのでしょう。

相談を受けた医者は、自分は本当は何番目の医者なのか、また参考になったかは患者さんが口では何と言おうとも真実はわからないのです。治療も同じで本当に良かったか、有難かったかは、なかなか分らないのです。

なんか男と女の仲関係 toiletにも似ているかもなぁ

「あなたが最初で最後の男よvirgo

「あなたが私のすべて!heart04

(ほんとかよ!?・・・)

まあ、なんでもいいけどアンカーになりたいものです

(なんか変なほうに話がいってしまった・・・)

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歯ぎしり 両刃の刃

この2日間、明後日にTV放送される「最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学」http://www.asahi.co.jp/hospital/でも取り上げられるらしい”歯ぎしり”について研修してきました。

とても充実した内容で、久しぶりノートした!という感じがします。まだまだ歯科医の世界でもすべて受け入れられている訳ではありませんが、私はとても納得できる理論だと感じています。

これまで歯ぎしりは病的なもの、と考えれれていました。確かに歯が磨り減ったり、割れたり、欠けたり、また筋の過緊張や顎関節症などを引き起こしたりします。また、歯周病やむし歯、根尖病変などとも関連することもある、と言われています。

これとは逆に近年プラスの効果があることが分かってきました。それは”ストレスマネージメント”としての効果です。すなわち歯ぎしりをすることでストレスを発散させ、健康管理に役立っている、ということです。ここから咬合医学という新しい学問が出てきました。

これから歯科医は、健康にマイナスの少ない、プラスの歯ぎしりができるような噛み合わせになるようにマネージメントしなくてはならないのです。でも相当難しいみたい。

とても印象に残ったことの一つとして、歯は本来は咀嚼器官ではなく、情動性攻撃器官であるということです

(え~?)と思うでしょ?

でもその考え方が、より真かもしれません。

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1歯でもホワイトニング

それこそトラウマのある歯科恐怖症のご年配の女性でしたが、「いやぁ~全然痛くなかったわぁ!」と言っていただき、ニコニコと喜んで治療を終了することができました。

正直私もホッとしています。(でもみんながみんな、そう上手くいくとも限りませんので)

Pim0001jpg_2 特に喜んでいただいたのはホワイトニング。

歯を削らずに薬で白くすることですが、「ええ~、そんなこともできるのぉ?!」と驚いたようでした。

みるみる白くなる歯を見ながら、お顔を見てるだけでPim0002jpg_2通院が楽しそうなのがわかりました。

今後は定期的なチェックアップで、健康を維持するだけでなく、白さも維持していきましょう。

「んだのぉ!happy01

こういう治療は我々のストレスも少ないし、患者さんも喜んでくれるから、お互いハッピーです。

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鬼手仏心

昔は医者が威張って、今も時にそういうこともあるかもしれませんが、患者さんに痛みの有無も言わせず治療をしたことがあったのです。

痛みに対する医療技術が遅れていたので、すべて医者が好きでやっていたわけでもなく、否応無しに治療をしていたことが多かったはずです。また患者側にたった説明とかの精神的心理的な配慮も欠けていたでしょう。本当は歯医者が恐ろしい人、悪い人ではないのです

でも経験した痛みの事実は残るわけで、そんなトラウマを抱きながら、お口や歯に不具合を感じながらも歯医者に行くのに二の足を踏んでいる方も結構おられるようです。

外科の世界では”鬼手仏心”と言って、患者さんのために仏の心をもちながら、鬼のように大胆にメスを動かしなさい、ということが言われています。歯科も基本的には外科処置ですから、鬼手仏心と同じことが言えるでしょう。

鬼手仏心の真の意味は、十分に患者さんのことを考えながら綿密な治療計画をたて、正確にしかもスピーディに処置をしなさい、という意味です。鬼手は短時間で乱暴にという意味ではなく、長時間臆するようにチメチメと、という意味でもないのです。

処置における痛みは、除痛、無痛医療技術だけでなく、”鬼手仏心”と呼ばれるような事前の準備と技術が必要なのだと思います。

痛み、不安と治療との関係は、相手が百人百様な人の心だから、これでいい!十分!ということはないのでしょう。いろいろと考え、改善しないといけないことがあるものです。

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歯科から介護予防

今日はほぼ一日、日大の遠藤先生をお招きして介護予防における口腔機能向上についてのお話しを聞きました。

若い女医さんですが、明るく積極的にお年寄りたちに向かい合っている姿勢が伝わってきて、理論だけでなく実践的な話が聞けてよかったと思っています。

口腔内を清潔にすると肺炎や発熱を抑えることができ、インフルエンザ予防にもなるのです。またかかりつけ歯科医をもっている人は、長命と相関するデータもあり、これからはアメニティだけでなく、より全身の健康、命との関連で注目されることでしょう。

当地でも行政と歯科医師会がミットして介護予防に歯科も介入する計画ですが、なかなか実践となると課題が出てくると思います。できれば高齢者の介護支援を専門とする歯科衛生士を主だった各施設で1名でも雇用すればいいと思うのですが。今は歯科衛生士とは言え、ヘルパーの資格も有しており重宝されるはずです。

しかし、最近は自分も慌てていたりすると、食べ物が喉に引っかかりそうになることもあります。通院している患者さんのためだけでなく、明日の自分や家族のためにも、この方面の知識はもってないといけないと感じています。

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お互い、頑張りました!

Pre_2 Post_2 1年の治療予定でしたが、なんとか少し早く終われそうです。

歯周病治療、むし歯治療、根管治療、インプラント治療、再生療法、修復治療等等、多種多様な治療をほぼ全ての歯に行いました。

ヘビースモーカーでしたので急きょ禁煙していただきましたが、直近喫煙者の治療はリスクが伴うため、多少のトラブルも覚悟しました。でも大きな問題も無く、最終修復治療までこれたことは、幸運であったかもしれません。

歯とは言え、無くてはならない大切なもの。沢山問題を抱える前に治せればいいのでしょうが、兎角歯は”喉もと過ぎれば”で、痛くなくなるとそのままで、いつの間にか重積した大変な状況になってしまっていることが多々あります。

患者さんも我々も全力でこの一年、本当に頑張って、そして何とか繕うことができたようです。今はホッとする安堵の気持ちですが、これを維持することに責任を感じながら、メインテナンスではちょっと戦々恐々とした緊張感をもちながら診ることになるのでしょう。

でもとり合えず今は、お互いご苦労様でした!ていう気分です。

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安心寝息

歯の治療を受けながら、時々寝息をたてる患者さんがいます

患者さんは恐縮がることもありますが、医療を施す側から言わせれば、嬉しいサインでもあります。つまり”あなたのやることに安心してますよ、信頼してますよ”というサインとも言えるからです。

それでも外科処置ともなると、流石に安心していても多少の不安に相殺され、過度に緊張することはなくても、眠ることは稀です。

今日午前中のタエさんは、上顎へのインプラント治療2本埋入でしたが、3回目のオペ経験ということもあり、すっかりオペに慣れたようで、埋入中寝息をたてていました。

眠かった事情もあるようでしたが、細い血管にも関わらず初っ端の採血も一発だったこともあったのか「今日は上手くとわかってたの・・・(^_^)」だそうで、終始ゆったりとした気持ちでおられたようです。

そんな訳で無事完了!上手くいって当たり前のインプラント治療ですが、寝息までたてて頂いて、私も幸せでした。ありがとうございました。

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OZの会 2月例会

日々成長は、子どもだけではありません。大人も同じです。それは老化だけど通常、”成熟”とか”円熟”と呼ぶかもしれませんね。でも私は残念ながらまだ成長するために・・・happy01

20092221 往きの”いなほ”号からの景色。朝の陽射しを浴びる白い庄内平野と、西から見る金峯、母狩、鎧ヶ峰、湯ノ沢の山並みも美しい!ああ、東京に行かないで雪山に遊びたい衝動にかられる。

しかし、どうしてこんなに眠いのだろう。このところ車中は寝てばかり・・・(春眠暁を覚えず?ちょっと早いよな~、男性の更年期かもなぁ)。なんとか往復の車中で五木寛之の「人間の覚悟」一冊を読了。

東京は快晴ではないけど、やはり晴れ。鶴岡と比べればやはり暖かい。ちょっと早いから”NHKスタジオ・パーク”を覗いてみた。いろんな面白そうな展示があるけど、時間の関係で触りしか分かりません。しかしアナウンサーの体験コーナー”スタジオQ”は面白そうでした。今日は中学生の女の子と九州のおじさんが体験してましたが、見てるとやってみたいかな?という気持ちになります。お勧めしますよ。記念写真ももらえるし。20092222

さて、今日の例会は1)下顎下口唇麻痺治療への対応 2)ドリリングで顎舌骨かにパーフォレーションを起してしまった症例 3)インプラント治療の節税対策と資産運用 でした。

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久しぶりの東京 IPSG学術大会

朝一番の”いなほ”は、流石に前夜からちょっと緊張します。(ちゃんと日時、開催場所等等を確認してと・・・、へへへぇ、大失敗があったので)

久しぶりの東京は快晴!途中の新幹線からも青空に尖がった白い富士山を望むことができました。

さて、やはり久しぶりの御茶ノ水。目の前に聳え立つ東京医科歯科大の建物。日本の歯学部の最高学府(?)。なるほど5年生まで母校に在学しながら、憧れを捨てきれずに医科歯科大に入りなおした先輩の気持ちが少しわからなくもないかな?でも勿体ないよなぁ。

上京した目的はスタディグループIPSGの学術大会への参加のためだ。暫くぶりの参加だが、ここには私の歯科医としてのベースがあると思っている。印象、スタディモデル、咬合、義歯、顎関節症etc,の基本。それも材料、技法など厳格なまでのこだわり。今だ到達できていないかもしれない。

今日の発表には、魅力ある歯科医療、また自分も抱いていた、でも停滞しているMedical dentistryを実践している若い歯科医の話を聞くことができました。顎口腔は全身で緩やかだけど致命的な重要な役割を果たしているのです。同じ目線で歯科をとらえている若い仲間です。

いい刺激になりました。

帰りの電車の待ち時間に丸善書店を散策していたら、モデルの押切もえちゃんに会いました。いやいや”見ました”が正確ですね。彼女、本を出したようで、その売れ行きの偵察のようでした。やっぱり美人です。こんな感じで芸能人を見れるのも東京ならではですね~。

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カリエス・チェッカーと”カリエス・チェック”

歯が1、2本しか残っていない人のカリエス(むし歯)診査はそう難しくないでしょうが、十数本~二十数本の歯があり、C1~2のレベルのカリエスを見落とし無く調べることは、正直言って簡単ではないのです。

しかも人工的な金属の補綴物、充填物があれば、X線が通らないため、CTであろうがMRIであろうが探知することは不可能。

クリーニングしてから丹念にエアーで乾燥させながら1本の歯の周囲を観察します。これだけでも結構な時間がかかり大変です。

補綴されているクラウンのマージンに探針やプローべを沿わせ、引っかかりや軟化しているところがないか調べます。

歯の溝や疑わしい歯面にはレーザー探査を行い客観的な指数を出して評価します。隣接面の疑わしいところはは特殊なX線投影法で調べます。

ここまではマンパワーである歯科医や歯科衛生士であるカリエス・チェッカーの役目です

治療の必要あるむし歯が発見されたら、感染歯質の除去を行います。しかし、感染を受けているか受けていないかは分かりにくいものです。

健康なところまで削除し過ぎても、感染を取り残してもけないのです。その一つの指標となるのがう蝕検知液”カリエス・チェック”です。十分に取り除いたつもりでも、染色すると取り残しがあるものです。これを何度か繰り返して、感染歯質を取り除くことができ、その後ようやく充填や歯冠修復治療に入るのです。

たかがむし歯とは言え、その診査と治療も結構、時間と手間のかかる作業なのです。

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待てば海路(甘露)の日和あり

20091271  歯周病(歯槽膿漏)は歯周治療をしても、そんなに即席には治らないものです。慢性疾患は進むのもゆっくりだけど、治るのもゆっくりです。

でも自分が治そうと思い、行動を起こせば治ることが多いのです。ただし、時既に遅し、というほど進行したら駄目ですよ。なるべく自覚症状がないうちに対処したほうがいいです。

20091272イシさんのこの歯も実はどうなることか・・・と思いましたが、本人の頑張り、養生もあり、なんとか骨も出来てきて、動揺もなくなってきました。振り返れば2年の歳月が流れました。

近年の様々な再生療法の手法とその知識、経験には、行うほうも驚くことがあります。しかしまた逆もあるのですが。まだどんな場合にどれがいいのか、またその限界はどこにあるのか、従来の切除療法への変換ポイントなど、今だ不明瞭です。

”待てば甘露の日和あり”はチャランポランな他力本願ではなく、あくまでもちゃんとした行いをした後に来るもの。歯科でも継続した健康的な生活習慣、ケアがなされた上での必然だと思うのです。

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ばんざ~い!?

なんで1mmも見えない埋伏歯が、C3~4になってしまうか!?

萌出できない状況にある歯の治療は、保存、非保存(抜歯)にかかわらず、難儀します。

今日は上顎第二小臼歯の埋伏抜歯です。外から開け、裏側から開け、それでも出てこない。歯冠は崩壊し、脱臼させるもなかなか出てきてくれません。

両隣在歯は隙なく密接し、上は上顎洞も近く力もかけ難い。そして付着歯肉も少なく大きな骨削除はできるだけ避けたいところです。

恐らく一年を通してもベスト5に入るであろう難抜歯です。

それでも何とかかんとか完遂!30分はかかったでしょうか。

抜けた途端、患者さんも思わずニッコリ万歳!\(^o^)/のジェスチャーでした。

何年も歯科治療恐怖症で歯の治療を遠のいていた方とは思えないリラックスぶりに、思わず私もマスクの下ですがニッコリ!(^_^)してしまいました。

まずはよかった!よかった!

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「窒息予防」

毎月日本歯科医師会雑誌が送られてくるのですが、中には一般の人にも役立つような情報や媒体があります。

2009119今月は「食品による窒息事故を防ごう!」でした。歯科でやることは短絡的にむし歯や歯周病、そして入れ歯の話しかと思うでしょうが、そういうことばかりでもないのです。

噛むということは、無意識にしていることかもしれませんが、幼少時の学習により獲得されるものです。そして高齢になると他の身体的機能が低下していくと同様に咀嚼機能も落ちてきます。正しい食べ方を若いときから習慣ずけておかないと老人になってから苦労したり、場合によっては窒息するということもあるわけです。

だから、しっかり噛んで食べることは、今すぐにできる「窒息予防」になるのです。

それにしても、あんなに喉につかえ危険だとニュースになった”こんにゃくゼリー”ですが、窒息原因のたったの2%でお餅の21%と比べりゃあ、全く安全ではありませんか!変なもんだなぁ~。

そんなわけで窒息予防の食べ方をご紹介しますと・・・

1)食品の物性の特徴を知り、安全な食べ方を知る

2)一口量を多くしない、口の奥に押し込まない

3)細かく噛みつぶし、唾液とよくかき混ぜる

4)食べることに集中し、飲み込んでからお喋りする。食べている途中急に上を向かない

それから最近流行ってきたようですが、インフルエンザの予防にも効果

があると言われています。

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ともに歩む

科学(歯科医学)に裏づけられた物差しで慎重にすすめれば、殆どの場合、患者さんと我々歯科医療従事者は共に満足のいく結果が得られると思います。

しかし、それでもどうも理解し難い”訴え”を聞くことがあります。結構我慢強いほうですが、それでも(うんんんん~!?)と治療に対する反応に地団駄踏むような、逃げ出したくなるような言葉に心乱れることがあるのです。

県内外の主だった病院、大学病院などを長年渡り歩いてきたKさんの治療ではいろんなことがありました。話し合い(?)などというものではなく、私は懇願に近い白旗を揚げたこともありました。しかし逆に懇願されれば受診を拒むことはできません。今では私は端くれながら科学者の衣も一旦脱いで、治療における物差しを差し替えて、Kさんには物差しが違うことを理解していただき、現状の改善を目標に「ともに歩む」という関係になりました。ここまで至るには一朝一夕では出来ないことでした。

今日は”お正月には御餅も食べられました!”という言葉に、少し安心しました。三歩進んで二歩下がるにしても、少しでも前に進めれば嬉しい、というか助かります。(^。^)

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今年の診療を振り返る

今日で平成二十年(2008)の予約診療が終了しました。このあとの30日、31日も急患はあるかもしれませんが。まあ、それはさておいて、診療面におけるこの一年を振り返ってみました。

今年の第一目標であったPRGF(plasma rich in growth factors)による歯周組織再生療法の導入も実現し、もうすっかり当院のroutine workとなり、幅広い再生療法が可能となりました。恐らく歯周組織再生療法に関しては県内でもトップクラスであろうと自負しております。ただ様々な選択肢が出来たことは、新たな迷いも生じ、適応症やどのような組み合わせがベストなのか、という問題にも直面しています。

インプラントは、完全に治療計画に欠くべからざる手法になっており、患者さんからのリクエストも増えつつあります。ただ自分は”ぺリオドンティスト歯周病専門医(periodontist)”であり、天然歯の保存と歯周組織の保全と再生を第一目標としています。インプラントを如何に天然歯にアドバンテージするか、という目線でインプラントを考えたいと思っています。

そういう考えですので、自ずと自家歯牙移植を多く手がけることになりました。幸い100%近い、高い成功率でした。また、歯、歯周組織の冷凍凍結保存療法「teeth bank歯の銀行」も山形県内では最初で、また唯一の歯科医療施設となり、自家歯牙移植のバリエーションも増え、無理の少ない移植が可能となりました。

本当にバリエーションに富んだ、面白い(?)、自家組織を大切にする歯科医療を行えるようになってきました。来年はさらに確実性の高い再生治療が行えるように反省と考察をして、次にステップアップして行きたいと考えております。

さて様々な面で今年もスタッフに支えられながら、またスタッフと共に頑張ることができた、と感じています。しかし、まだまだ患者さんの欲求、望みは高く、今だそれに十分に応えられているとは感じていません。

イチローの言葉、”・・・これまでの小さなこと一つ一つの努力の積み重ねが今の自分を築いてきた・・・”が励みでもあり、目標です。イチローのようにはなれないけど、一歩でも前に行きたいものです。

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OZの会 12月例会

本年最後のOZの12月例会がありました。

Image031_2 自宅を出るときは昨夜から雪で垣根の赤い山茶花も白く覆われていましたが、トンネルを抜けると太平洋側は快晴。冬の日本海側とのお天気の差には、気象学的な理屈抜きに、いつもながら驚いてしまいます。

さて今回の講演は1)アストラインプラント 2)私のインプラント治療のリカバリーの考え方(上顎洞編) 3)hard tissue & soft tissue consideration in implant therapy です。

1)アストラインプラントはスウェーデン製で日本でのシェアー3位なそうです。特徴は頚部のマイクロスレッドで初期固定が得やすい、1回法と2回法の両方の術式に対応できる、プラットホームスイッチングが得られる、などです。

2)神奈川県で開業されている松井先生は若いけど、慎重にオペを選択しながらも、また隠すところなく、本音で臨床のトラブル例とその解決方法を見せてくれました。華々しい成功例でなく、苦労しているケースや失敗例などの影の部分を露にすることは、勇気のいることです。しかし、敢て”若いからお手柔らかに・・・”と前置きしながら堂々と開けっぴろげてくれるところは、天性の懐の深さを感じましたし、高度の臨床技術に裏打ちされた余裕からくるものでしょう。とても参考になりました。感謝です。

3)山形市の成瀬先生はSPIインプラント、3Iインプラントのインストラクターを務めるほど先生です。かなり高度な技術を駆使し、骨増生にチャレンジされておりました。同じ山形県の歯科医としては鼻が高いのですが、刺激にもなりました。恐らく普遍的な正解というものもないでしょうが、残存歯とインプラントとの共生する口腔内での”残存歯の保存基準”という課題があるように思いました。奥の深い議題です。この辺りは今のところ、Drの骨増生の技量、患者さんの希望などcase by case ということになるでしょう。私は出来るだけ天然歯の保存を心がけたい、と考えていますが。

帰りは昨年のベストセラー作家、福岡先生の本「できそこないの男たちを」をニヤニヤhappy01、フンフンweepと楽しく読みながら電車trainに揺られてきました。

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2次オペ

一つの目標を成し遂げるのに、一度に出来ることもあれば、何回かに分けて段階的に到達することもあります。

インプラント治療でも植立する部位の骨の状態によって、何回かに分けて行うことがあります。勿論、される方、患者さんにしてみたらなるべく少ないほうがいいに決まっていますが、長い目でみた安定性を考えると止むを得ない場合もあるのです。一般的には1回法と2回法とに分けられます。

1回法は骨の状態は抜歯後数年経過し安定し状態になっている場合、2回法は抜歯後間もない状態や残存している骨が少ないケースで骨をつくる処置を併用する場合などに行われます。

1st 2nd ゲンさんもインプラントを入れて、いつの間にか6ヶ月が経ちました。今日2次オペで開けて中を見てみたら、インプラントが全く見えないほど、すっかり新生した骨に埋もれていました。

PT値も-5と十分でしょう!これで安心してクラウンを作ることができます。

よかった!よかった!

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施設へ往診

ここの施設には歯科治療ユニットが設置され、老人や介護を要する人々の咀嚼、談話などにおける歯や義歯の重要性を理解されています。

往診する歯科医療側も、こういう設備があると大変助かります。

今日のお婆ちゃんは、とっても可愛いのですが、ちょっと会話が途絶えると、いつしか首がコクッ!と垂れてしまい眠りの世界へ。(^_^;)

「はい!?はっ?・・・お口・あ~ん!!!してくださ~い・・・???」

(コクッ・・・コクッ・・・)

本当に義歯は必要かなぁ~??使えるかなぁ~??かなり不安です。

それでも何とか今日の治療ステップを終え、娘さんに車椅子を押され、部屋に戻って行きました。

義歯には機能の問題だけでなく、顔貌を形作る役目もあり、本人の要不要とは別に、家族にとっては昔の記憶に近い母親の原形を求めたい、という気持ちもあります。今流行のアンチエイジングの一つでしょう。

何とかご本人だけでなく、ご家族の期待に添えるといいのですが。

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「歯医者に行っても治らないよ!」

今日で秋の学校歯科検診が終わりました。

小学校高学年でしたが、早熟傾向にあるためか、個人差はあるものの、早くも永久歯列が完成しようかという児童も何人かいます。それだけに形態的な成長発育の結果が明瞭になっています。

つまり正しい方向に成長しているのか、そうでないのか、ということです。

検診は、ただ検診するだけでなく、個別の質問などがあれば、そのときに一緒に回答することもあります。集団検診の中ですから時間的な制約もあり細かな専門的なことはかかりつけの歯科医に相談するように働きかけることになります。止むを得ない回答ではありますが、正直なところ逃げの選択肢でもあります。

ある児童から「歯並びを治すには、どうしたらいいですか?」という質問がありました。

検診してみて確かに何らかの専門的な介入が必要に思いましたので、ここはやはり切り札です。「かかりつけの歯医者さんに相談してみてください。」と答えました。

その児童は「ハイ・・・」と答え、後ろに下がってくれましたが、その前に終えた別の児童から「あのね、○×ちゃん、歯並びは歯医者さんに行っても治らないんだよ。・・・・」と。(???)その子も歯並びに問題があったので、恐らく経験談を話していたのでしょう。

私は次の子の検診に追われ、その理由を正確に聞いてなかったのですが、傍で立ち会っていた担任の先生はずっこけていました。

具間聞いた内容は、結局歯医者さんに行っても親がお金を出さないと治してくれない、というように聞こえたのです。

歯列不正や不正咬合が病気だとすれば(勿論病気だから学校歯科検診の項目にあるのです)、現在の医療制度を含め何か大きな問題があるように思います。現行の様々な制度を皮肉った子供たちの言葉として、あるいは叫びとして、私の胸に残りそうです。

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歯の冷凍保存 頼んだぞぉ!

20081125 すぐに移植できない親知らず歯を抜歯後冷凍保存し、しばらくしてから移植する方法があります。

ただ、その凍結保存法は特別な設備、方法が必要です。今朝一番に抜歯した親知らず歯をすぐに特別な培養液に入れ冷蔵した状態で、待機していた業者に広島大学の研究室に輸送してもらいました。

24時間以内に到着することになっています。

ちょっと養子に出すような、でっ稚奉公に出すような気持ちです。(オーバーかぁ?)

今すぐに役に立たなくても、いつか故郷に錦をあげるように、持ち主の役立つために帰ってきてくれよ、とそんな想いです。

改めていろんなことが出来るようになったと思います。

山形県で第一号の歯の冷凍保存でした。

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保育園でブラッシング指導

嘱託されている保育園からの依頼で、当院の歯科衛生士2名がブラッシング指導に出かけました。

年長さん、5歳児に対する指導ですが、保育園側のリクエストに応え、汚れを染め出して、歯ブラシの持ち方、磨き方などを指導してきたようです。

今は商品として予め染色液の付いている綿棒があり、比較的容易に染色することができるんですね。

私は院内の診療の関係で立ち会うことが出来なかったのですが、聞くところによれば大人だったら嫌がる染色ですが、子供たちは結構賑やかに喜んで実習?お遊びしたようです。

子供たちのむし歯予防にブラッシングがどれほど効果があるかは疑問ですが、歯やブラッシングに少しでも関心をもってもらえたら、準備してきた彼女たちも甲斐があったというものでしょう。

毎日の健全な食生活やフッ素入り歯磨剤の活用、そして定期的な歯科医院での検診などの子供たち個々の状況にあった予防も是非お願いしたいと思います。

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法歯学研修会

20081115 今日は朝から山形県警察歯科医会の研修会に県歯科医師会館(山形市)へ行ってきました。午前10時~午後4時まで、研修には歯科医のほか、県内各所轄の警察から担当者も出席し、個人識別における歯科的所見の重要性や歯の記録のとり方、読み方などを各地区毎、チームとなり実習もしてきました。

毎年歯から身元が確認されるご遺体は15~16%位で低いようですが、顔などの形態的特長、指紋やDNAから確認出来ない場合では、最後の砦として相当重要な手法となっているそうです。歯科的な身元確認法が特に注目されたのは、日航123便の墜落事件からです。

それは1)歯は人体で最も硬い組織(安定性)、2)同じ歯科的所見をもつ人間はいない(固有性、3)殆どの人が歯科医院を受診している(記録の保存性、ちなみに日本では98%の人が歯科医院に通院している

以上から、損傷の激しいご遺体では大変有効な手法になっているのです。

かかりつけの歯科医院をもち、自分の歯や治療の記録、X線写真などの歴史が途絶えることなくカルテとして保存されることは、あって欲しくないことですが、身元確認という意味で大変有効となることもあるのです。

ただしカルテの保存期間は5年間です。何とも無くても年に1~2度は歯科医院を受診することは、記録の更新という意味でもいいように思います。

しかし、今日の実習は目を覆いたくなるような、いろんなご遺体も見せられたし、結構疲れました。

誰も検死はしたくないでしょうが、特に残された家族にはとても重要なことです。そんなときには覚悟を決めて、我々歯科医やスタッフも頑張らねばならないでしょう。

どうかそんな日が来ませんように・・・

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日ごろやっていること routine work

いつもこんなに丁寧にされているんですか?!」

他院のスタッフだった歯科衛生士(DH)Mさんが通院されているのですが、帰り際に尋ねてきました。

特に歯科関係者だからとか、VIPの患者さんだとかで料理のように松竹梅のような治療は、保険が利く利かないを別にすれば、基本的な部分ではありません。

よそ行きの治療をしようと思っても日ごろやっていないことは、過度に緊張するし、なかなか上手くいかないものです。下手すれば逆に普段よりも悪い結果となる。

使い慣れた道具や材料で、やりなれた方法で行うのが一番いいのです。

だからアシストについてくれたDHスタッフのワカさんに”何か俺、特別なことした?”と確認後、「普段通りですよ。」と。

するとMさんは目を真ん丸くしていました。

さあ、何が丁寧(?)と思ったのかわかりませんが、不足なことの心当たりこそあれ、余計なことは何一つしてないと思うのですが・・・。

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3歳児歯科検診

午後1時半から2時間ほど、荘内健康管理センターで3歳児の歯科検診に行ってきました。

3歳児はほぼ乳歯列が完成している年齢ですが、成長発育の旺盛な時期、つまり発展途上ということ、そして生後間もない1歳半とは違い、後天的な環境の影響もでてくる時期なのです。だから家族や家庭の影響と思われる変化も顕著に出てきているようです。

むし歯は、CO(要観察むし歯)、C(C1~2:軽度)、Ch(C3~4:重度)に分けられますが、ほとんどむし歯は見られず、あってもC1~2クラスです。しかし中にはChが多数のお子さんも見られ、間違った考えのむし歯予防処置が家庭でとられているように感じました。

また乳歯が大きすぎたり、顎が小さすぎたり、また指しゃぶりのなどの悪習癖の影響で歯並びや顎、顔面が不正になりつつあるお子さんも多く見かけました。受診者数が30数名ですが、非常にバリエーションに富んでいたように感じました。以前もこんなだったかなぁ?それとも自分の歯科医、人間として視野が拡がったからかな?

まあ、そもそも始めからお母さんに抱っこして泣きじゃくる子、泣きながらもサッとお口を開けてくれる子、平気そうな表情なのに横になったら泣きべそをかく子、まるで大人のように寄って来て挨拶して見せてくれる子など、子供はみんな十人十色で様々ですからね。

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すべて痛み

歯がしみるあなたへ

歯の中には、相似形に近い空洞があり、健常な状態では中に血管、知覚神経からなる歯髄組織で満たされています。

知覚神経は歯の硬組織である象牙質に伸び、硬組織に加わる刺激を感じることができるのです。だから石ころみたいに硬い歯なのに外傷で歯が欠けたり、むし歯で歯が溶けちゃうと痛みを感じるのです。

その痛みを感じるメカニズムは、ちょっと面白い。

2008115 象牙質は細い円筒形を束ねたような構造になっていて、この中に液体が入っているのですが、この液体が動いたり、浸透圧などが変化することで、円筒形の中に伸びた神経細胞が感知するのです。しかし、その感覚は残念ながら痛みだけです。

だから外力や冷たい、熱いだけでなく、チョコレートや酸っぱいものなどの化学的な刺激にもすべて痛みとして感じるのです。

”しみる”原因でよくみられるのが歯頚部知覚過敏症です。これは歯茎が下がることにより発症してきて、その原因の大きな一つに”歯磨きのし過ぎ”があります。

過ぎたるは、及ばざるが如し。

時間があって上手に手で磨ける人はいいですが、そうでない人にはパワーブラシをお勧めします。

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排水 水質検査報告

上半期の水質検査の結果が、市の浄化センターから届きました。

歯科診療所では排水の総水銀量が調べられます。

治療で水銀を有する充填材料のアマルガムを使用する機会は減っていますが、たまに有効なケースもあり、手放せない材料です。

排水基準値は0.005mg/l以下ですが、上半期、いずれの月も検出下限値以下でした。

市が調べる理由は、下水を微生物により処理し、下水汚泥を肥料の原料、コンポストにしているのですが、水銀、カドミウム、ヒ素などの重金属は微生物の活動を阻害するためです。

このような水質の検査は年2回行われ、そのほか沈殿分離槽内スクリーンの清掃は月1回、沈殿分離内汚泥の抜取、清掃は年3回行われています。

これに違反すると下水道法で罰せられるようです。おお~こわっ!

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歯科におけるCTと分析ソフト

Ct_soft_3元データだけでCTを読むのには、限界があります。そのためデータを元に分析するソフトがありますが、これを利用していろいろと体の中をみることができます。

インプラントや再生療法で有益な情報となる骨質(硬いとか、軟らかいとか)などもハンスフィールド値で数字で客観的に読むことが可能です。しかし、相対的な値ですから要注意。また3Dで立体的に見る事もでき、最終的な補綴物を想定したステントを作製し、トップダウンなインプラント埋入も可能です。

CT撮影を自院でできればいいのですが、まだウチでは高価で手が出ません。当然、精度の高い歯科用CTが喉から手が出るほど欲しいのですが・・・また保険適応でもないので、いずれにしても結局患者さんへの経済的な負担も大きくなるのです。X線被爆なども考慮すると医療側の興味本位でバン!バン!CTを活用するわけにもいかず、事前の費用対効果、安全性などの吟味が必要なようです。

でもこんな有益な情報はないので、近い将来、歯科におけるCTは当然の診査方法となることでしょう。

また、すでに歯科用CTを導入された先生の話によれば、見れなかったところが見えることで、知らずにすんだことを知れるようになるから抜歯が増えたり、悩みも増えるようです。

治療方法や治療技術の向上が伴わないと、ただ抜歯とインプラントのための機材になってしまいそうです。

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OZの会 10月例会

ハタ会長の今月の挨拶は、なかなかユニークで、”魂に重さはあるか?!”です。ある研究者の実験結果を紹介しながら、しかし魂の重さについての明言はありませんでした。人間と動物の死後の重量変化を調べるなんて、なかなか単純で大胆な実験をする人がいるものです。

さて、今回の業者説明はアンキロス・インプラントについてでした。ドイツのインプラントですが、これはなかなかいいように思います。特に審美領域には。

会員発表は、ハタ会長です。抜歯即時インプラントを中心に豊富な症例で説明してくれました。年々増えている抜歯即時ですが、慎重な適応症の見極めと、臨機応変な対応の大切さを感じました。

招待講演は、岐阜県の梶本先生で「歯科における超音波骨折治療機器の応用」でした。超音波を利用した方法については知っていましたが、世界の第一人者から聴くと、全然違うものですね。是非やってみたいと思います。

塩路会長からはありがたいことに、前回出席できなかった私のために、高橋先生の鎮静法についてのレビューをしていただきました。感謝です。こちらも是非やってみたいと思っています。

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メタミドフォス&メラミン 日本の歯科技工を憂う

”メタミドフォス”、”メラミン”、こんな横文字、きっと化学の試験勉強でなら、なかなか覚えられなくて苦労しそうですが、何度も世界中のあちらこちらからTVニュースで流されると、嫌でも覚えてしまいますね。

しかし、これだけ広く毒物が使われていたとなると、中国の手段を選ばぬような利益中心・安全無視の生産体制と、これを管理する中国政府の責任は逃れ得ないものでしょう。中国=安価、不安、粗悪というイメージは決して中国にとっても良いことではないはずですが、すでに拭えない印象となっています。

さて歯科の世界でも問題となっていることがあります

それは日本で型をとったものを中国に送り、資格の不明な中国人に安価に作らせて、日本の患者さんに入れていることです。日本の保険の補綴物は世界的にも低い価格に抑えれているため、このようなことが出てくるのでしょう。しかし、日本で歯科技工をするには、歯科医師か歯科技工士の資格が必要です。

このようなことに全国の歯科技工士たちが国を相手取り、海外への義歯製作の委託禁止と損害賠償を求めた訴訟の判決が先月26日、東京地裁でありました。

歯科技工士法は義歯製作者を国内の歯科医師と歯科技工士に限定しているのですが、判決は「法は公衆衛生の保持を目的としており、個々の歯科技工士の利益を保護したものではない」と述べ、原告の請求を退けたそうです

義歯は体の中に入るものです。材料にどのような成分が含まれているのか、製作方法を検証することもできないような国で資格不明者により製作された義歯を日本国民の体の中に入れていいものでしょうか?

公衆の健康に影響する問題ではないかと思うのですが・・・

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遠方からの相談者

時々医療相談に県外からも患者さんがみえます。

歯の問題は、直接命にかかわる病気は少ないけど、毎日居ても立ってもいられない苦痛、苦悩の種となっていることがあるのです。長年の苦悩は性格にさえも影響するようです。

県外からおみえになる方は、地元の歯科医院で解決できなかった、そんな症状や気持ちをもつ方が多いのです。

昨日は”思いっきり笑えない・・・・”と、悲しい表情の女性がお出でになりました。「どうしたらいいでしょう・・・・?」と。

医療に期待することは、患者さんにとっては当然の気持ちでしょう。藁をもつかむ思いなのです。しかし、医者は神様仏様、魔法使いではないのですから不完全なこともあるし、また最新であっても医療自体がそもそも不完全なのです。だから大学、学会、研究会などがあり、日進月歩なのでしょ?。

そんな中で医者は基本的なことを踏まえながら何かを施さねばならず、時に何も施さない、施せないこともあります。患者さんは常にベストの結果を期待するでしょう。だから、医者は常に研鑽しなければならないし、患者さんは不完全な知見や技術のもとで行われることを覚悟もしなければならないのです。つまり、患者さんは多少のリスクというものも承知で医療を受けなければならないのです。

若い医者の経験の浅さ、しかし繰り返された努力の跡。そして患者さんの望んでいた、期待していたものとの差。

医療は共に歩まなければならないと思います。医者も謙虚に耳を傾けなければならないと思います。患者さんも事前にお任せではなく、積極的に聞くべきだと思うのです。また医者もそういう雰囲気をつくらねばならないでしょう。

そんな間(はざま)の果の相談事でした。約2時間、彼女の話しを聞きました。自分に出来るだろうこと、また上記のようなことも話しました。一方的に前医を責めることはできないことも。

あっと言う間でしたが、こういう捌け口も彼女には良かったのでは・・・?という思いを期待して、長い帰路に着く彼女を見送りました。

 

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インプラント&移植

インプラントはチタン製の人工歯根です。

今や自分の臨床では歯を無くしたあとの補綴方法に無くてはならないものとなっています。

でもインプラントは異物であることには変わりありません。

できるだけ異物でなく、自分の体でまかないたいと考えています。

お口の中には、結構遊んでいる歯や眠っている歯があったりしますが、そんな歯を自家移植し、補綴治療に利用することも可能です。

今日はインプラントと自家歯牙移植を同時に行うオペをしましたが、血小板成長因子PRGFも付加させ、骨増生も期待できます。

歯根膜の骨誘導能と共に大きな骨欠損が再生されるはずです。多分。。

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なんとか落ち着いて

20089191 入れ歯作りで、 バイト(かみ合わせ)の記録を誤ると、そのあとが大変です。

ゴシックアーチトレーサーの描記板がしっかり固定されていなくて、それ20089192 を知らずに後の作業を進めて行ったもんだから、あっちが痛い、こっちが痛いと、通常1~2回で済む調整が、5~6回もかかってしまいました。でも漸く落ちついたようです。

一時は初めからやり直そうか・・・とも思いましたが、なんとかなってホッとしています。特にこのケースではセルフアジャスト・アタッチメントを2個使っているので、やり直しだったら赤字になるところでした。

step by step ということですが、技工士のカズエさんが”先生、このバイトこれでいいのぉ?”とバイトのステップで言われた時に、自分の作業に慢心せずにちゃんと確認しておけば良かったのです。

いくら点呼確認みたいなことをしても、大丈夫だろう、という認識の甘さが後で問題を引き起こすのですね。反省。。。

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歯の銀行~過去からの贈り物/未来の自分へ~

閉会式の興奮冷めやらぬ夜行で、東京に向かいました。

同じマラソンに参加した千葉の渡邊さん、東京の古田さんもご一緒でしたが、閉会式の流れで当院のスタッフ、うなぎの若林さんも見送りにきてくれ、なんか私も東京に出張で行くのではなく、帰るような気持ちになりました。

ちょっと強行軍の出張ではありますが、毎日適応となる患者さんがみえるので、一日も早い歯の凍結保存体制を整えたかったのです。

どんな歯でも保存を第一に考えていますが、残念ながらいろんな理由で抜歯を余儀なくされることがあります。

そのなかには親知らず歯矯正の便宜抜歯される小臼歯など、その歯や歯根膜にはほとんど問題がなくても抜去され廃棄される歯もあるのです。以前からもったいないと思っていました

そういう歯を将来のために生かす事ができれば、最高のタイムカプセルになるでしょう。つまり過去の自分からの贈り物ということになります。今やそれが可能になり実用化されているのです。

凍結保存されていても、あくまでも異物でない自前モノだし、インプラントよりも安価で、しかも知覚も有するのです。また骨誘導能、再生能が優れ骨も出来てくるのですから言う事なしです。

この度、このような長期冷凍保存技術を世界で初めて開発・実用化した広島大学スリーブラケッツ社と、山形県では初めて当院が提携し、歯の長期保存(最長40年)することが出来るようになりました。もし、まだ親知らず歯があるようでしたら、ただ抜かれて捨てられるより、”歯の銀行teeth bank”http://www.teethbank.jp/に預けることを考えてもいいのではないでしょうか?

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肩こりがなくなった!

毎度自慢話ばかりですみませんが、トシさんの今日の驚きの表情と笑顔はとても印象的でした。

それは長年、毎週マッサージに通うほどの頑固な肩こり、背中の痛みに悩まされていたそうですが、歯科治療が進むにつれ、良く噛めるようになってきただけでなく、肩こり、背中の痛みが全くなくなってしまったからです。

自分で触っても硬かった肩や背中のコリも感じなくなり、またプロのマッサージ師さんにも”何をされたんですか!?”と驚嘆されるほど、筋肉がとぎ解されていたそうです。

トシさんは看護の仕事に携わっていることもあり、噛みあわせが肩こりなどの整形領域の症状の緩和に効果があるとはTVや雑誌などで知っていたそうですが、自らが体験することとなり、心底納得されたのでした。

本当なもんだのぉ!びっくりした!”と。

ご報告いただき、ありがとうございました。

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心は一喜一憂だけど

治療をしていると、時に上手くいったり、いかなかったり、まさに心は一喜一憂です。でもいつまでも憂いを引きずることはできないし、喜びに興じてばかりもいられません。一日の何十人、患者さんお一人お一人、それぞれが演劇で言えば同じ舞台であり、野球で言えば一つのゲームだと思うようにしています。

どれ一つ同じ舞台、同じ試合がないように、治療も同じものがないのです。同じ手技の抜歯でも、根管治療でもそれぞれ患者さんが異なれば処置内容も違ってきます。だからある程度の症例や年数の臨床経験を積むということは、必要なことなのでしょう。それでも油断のようなこともあるし、また新たな発見や”棚から牡丹餅”のようなこともあるのです。

今日のインプラントと増骨療法で、血小板の成長因子のF1(フィブリン・メンブレン)がアクチベータを入れてもなかなかゲル化しなくて困りました。(さあ、どうしよう・・・)と思いましたが、既存の吸収性メンブレンとミックスしてみたら、メンブレンの賦形が容易となり、思わぬ発見をしてしまいました。また体温の影響を受け、ゲル化しやすくなりました。このあとの経過が楽しみです。

あとは油断をなくすような臨床を心がけねばなりませんね。( ̄Д ̄;;

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いつのまにか治っていた

ムクちゃんは、小学校1年生です。

兄弟で矯正治療中です。反対咬合なのですが、まだ成長発育期なのでFA(ファンクショナルアプライアンス)で経過をみています。FAは夜だけ入れてもらうのですが、”大きな飴玉みたいなものだからね。”と気長に、でも辛抱強く使ってくれました。

先月までは「朝には治っているんだけど、夕方には戻っているのぉ」と。しかし今日見たら、もう戻ることはなく、正常なかみ合わせに治っていました。いつ戻らなくなったの?と聞いてもムクちゃんもよくわからない。

そう、それがFAのいいところですね。FAは成長のガイドの役割を果たすので、いつのまにか成長を通して治っていくのです。

付き添いのお婆ちゃんは不思議なお顔をしてましたが、ムクちゃんはニコニコと笑顔。お二人の表情が妙に印象的でした。

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上がる欲求水準

ほとんど全ての歯と言っていいほどのむし歯治療を一年以上にも渡り継続することは、計画を立てた担当医ながら、実際に完遂する段階になると、患者さんの気力、根気とかいわれる継続力に尊敬の念というものが生まれてきます。

特に若い人はやりたいこと、やらないといけないことが多々の年代だし、様々な誘惑や制約があるなか、通院することは恐らく容易いことではないでしょう。

Hitomiさんも漸く1年3ヶ月に及ぶむし歯治療が終わり、病気や治療の再評価をしてみました。初診時の写真やX線写真と比較すると、随分良くなったと思います。健康的に美しくなりました。あとは定期的なチェックアップです。

でもHitomiさんは、さらに健康的に美しくなりたい!とホワイトニングを希望されました。人間の欲求水準は段階的である、とDrマズローは言っていますが、まさにそのようです。痛い、腫れた、とかいう段階では出てこない欲求ですよね。

今度は楽しみながら、まるで美容院に来るような気持ちでホワイトニングにお出でください。

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歯科衛生士学校の3年化に向けて

2008827 今日は山形市にある歯科衛生士学校での講義に行って来ました。

この学校は山形県歯科医師会立のもので、長年、山形県内の歯科診療所などに歯科衛生士を供給してきた、県内唯一の歯科教育機関です。かつては歯科技工士科もありました。

間もなく平成22年から歯科衛生士の資格も他の国家資格と同等に学校教育期間が3年化になります。これに基づき山形県歯科専門学校も増築などの3年化に向けた準備に追われています。今日行ったら、漸く鉄骨も打ち終わり、増築現場にも少し静寂さが出てきたようです。

少子化に伴う時代の変化などを考慮すると、会立でこのような歯科衛生士学校を拡充することが妥当であるか、出資元の会員には疑問もあったようですが、都会の学校に比べたら同じ資格を得るのに経済的であるというメリットは揺ぎ無いものと思います。あとは教育内容、生活環境の問題があります。

今、日本には2年制、3年制、4年制の歯科衛生士の学校がありますが、2年制の学校は近々無くなることでしょう。将来の日本の歯科医療体制がどのようになるのか、でこれらの学校も大きく影響を受けます。

5年後、10年後、うちの学校はどうなっているでしょうか。

帰りに改めて鉄骨になり、そびえたった新しい校舎を見上げながら、思ったのでした。

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絶対固定

Smap 成人の骨格性不正咬合でも、カモフラ-ジュ治療で対応できるわけですが、最近は歯を固定源に用いるのではなく、インプラントを用いる方法が主流になっています

インプラントは絶対的な固定源(absolute anchorage)として位置づけられており、矯正治療も安全なように感じています。またこれまで固定源としていた大臼歯も移動可能なのです。

様々な種類の矯正用のインプラントが販売されていますが、ここぞというケースでは東北大で開発されたSMAPというプレートタイプのものを用います。

慣れた口腔外科医なら1プレート15分で出来るというのですが、私はまだ30分かかります。通常の歯科インプラントよりも術野が広く、一般歯科医には不慣れな範囲なので時間がかかるのです。

それでもだいぶ慣れてきたように思うのですが、腫れはごめんなさいね、ミカさん!でも痛みはほとんど無かったようで、安心しました。

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幾つになっても

Pim0017_2 これまで、他医院で取り外しの入れ歯を作ったりしていましたが、どうも噛めない、使えない、というのです。

誰でもそうですが、幾つになっても毎日休まずに食べたり飲んだり喋ったりするのです。だから歯や入れ歯は不可欠なのです。

そんなわけで、80歳を過ぎながらも歯周治療をして、矯正治療をして、そして固定性の補綴治療をすることになりました。

Pim0023_2 これまで思いっきり笑えなかったし、笑っても黒い影のようなお口が、もうすっかり笑顔に皓歯も馴染んで自然です。

毎月休まずにクリーニングにも来てくれます。

どんな生活を送りながら人生を送るのか・・・お金や時間に優先順位はあるでしょうが、自分の人生に投資したり、これまでの生き方へのご褒美も大切です。

歯、お口の健康や美しさは人生を前向きにさせてくれるように感じます。

ちょっと仕事の宣伝も兼ねまして・・・(^_^;)

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OZの会 8月例会

久しぶりのOZの会です。東京は予想に反し曇り空で涼しく、人通りも日曜日の割に閑散としています。夏休みになっているからなんですね。やはり若者の街です。

今月の会長の挨拶は”終戦”を敢て”敗戦”と語り、8月15日に因んだGHQの”精神的カルナゴ政策(?)”の話しをしてくれました。日本人の精神骨抜き政策です。ちょっと調べてみたくなるような話しでした。

新しく発売された国産インプラント、ケンテック社のアルファタイトインプラントは、新薬事法後初めてのインプラントなだけあって、特に真新しいところはないのですが、精度、信頼性の高い製品であると感じました。社長の堅実、実直な性格が表現されているインプラントとも言えそうです。

会員発表は、新潟の先生で即時埋入インプラントのトルク値と骨埋入深度との関係を臨床的に調べられたことを発表されていました。なかなか興味あるところです。まだ若い先生ですが、真摯に臨床に向かい合いながら勉強しています。

招待講演は、大変ユニークなお話しでした。「私に理論はありません。感性でやってますから」という言葉の裏側には、奥の深い長年の経験や情熱を感じることができました。実際に見てみたい臨床です。3分インプラントやフィンガー・エキストラクション(指でつまんで歯を抜く)には驚いてしまいました。

日本にもいろんな面白い先生が沢山いるものですねぇ~。大変勉強になりました。ありがとうございました。

それにしても夏真っ盛りながら日本中から多くの歯医者さんが勉強にやってきます。自分で言うのもなんですが、OZの会はみんな勉強熱心です。

帰りの電車の中では、北京オリンピックに因みツッチーに教えていただいた佐藤多佳子の「夏から夏へ」読みながら帰ってきました。陸上リレー、男子四継(よんけい)が楽しみです。

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骨再生への戦略

組織の再生における基本は、細胞、足場、成長因子と言われています。

そのためにそれぞれで何をどこから調達するのか、いろいろと考えます。

今は様々な方法、材料が手に入るから、組織再生へ向けた戦略は患者さん個別の課題も絡み、面白いと言えば面白いし、あれこれと自由度がある分、面倒でもあります。

術前の十分なデータ収集と臨機応変な対応のとれる準備も大切だと思いますが、手法が多くあると選択の適否と、終わった後の悩みもつきものです。

そして最後は祈るんですよね~(どうか上手く出来ますように・・・)と (^_^;)

つまり患者さん個別の治癒力や術者の手の届かない領域というものを感じているのかもしれません。そういう面ではまだまだ完成された分野ではないのです。

また質の高い治療を経験したり、見学するということも、基本的手技において自分の臨床を変えてくれるように感じました。ただ数をこなせば上手になる、というものではないのです。

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ピアスは外してね

「ピアス外さなくてもいいですか?」とやや開口気味に質問され、

「いいですよ」と言ったけど、まさか舌先にピアスとは思わなかった!(^_^;)

(不自然な開口は、そういうことか・・・)

まあ、人の自由ではありますが、舌にピアスする人もいるんですね~!邪魔じゃあないのかなぁ~?

しかも直径5mmほどの”金のタマ”

舌が少し動くだけで、”金のタマ”がピカピカ揺れ光る!

どうも治療に専念できないみたい・・・次回は外してもらおう。

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歯周病専門医更新合格

今日「合格通知」が届きました。ほぼ1年早い更新でしたが、審議会の開催時期と、単位も十分過ぎるほど取っているので、申告させていただいたものです。

更新するためには、所定の単位を取らなくてはなりません。単位は学会参加と学会や研究会での発表、論文の投稿などからなり、これらが一定数を超えることが必要です。

一度取れば更新は決して難しいことではないのですが、継続することで自ずと専門分野の臨床能力を高めてくれているように感じます。特に専門医や認定医を一般に公開できることで社会的な責任が生じ、自分も専門医として自覚することになりますから、自ずと専門分野の研鑽に努力することにつながるわけです

でもまだまだ力が足りません。もっともっと勉強しないといけない、と感じています。

今までは更新時にこんな「合格通知」は無かったように思いましたが、久しぶりに「合格通知」というものを頂いて、素直に”合格!”ていいなぁ~と感じた次第です。 単純だね(^_-)

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できれば母乳Breastfeedingだよ!

新米ママさんの言うことにゃあ、”産科の先生は、母乳よりもミルクのほうが栄養があり、子供の成長にいいから”と諭され、さっさとオッパイを卒業させてミルク(人工乳)に換えたそうです本当に産科の先生がそう言ったのかなぁ~?

母乳というより、乳房哺乳Breastfeedingは、顎と気道が正しく成長するのを助けます。

ボトルやおしゃぶりの使用は顎や気道を醜くする可能性があります。

乳房を哺乳することは好ましい顎の前方への成長と発達を誘導します。

ボトル哺乳、おしゃぶり、指を吸啜することは、顎が急速に前方へ成長する最も重要な期間に顎を後方へ押しやるのです。

我々歯科医師は、母乳を栄養面だけでなく、無二の成長期における機能と形態との関係や精神作用などから、この約6~12ヶ月の間の乳房哺乳を薦めます。

また、スキンシップなど母子の精神衛生上のメリットも大きいのです。

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歯科衛生士会で講話

なかなか日曜日の都合がつかなくて、二日分のお話を一日でさせていただきましたが、流石に4時間の講演は分不相応で大変ですね。でもこちらもいい勉強をさせていただきました。

折角の好天の日曜日に多数の参加をいただき、熱心な県歯科衛生士会の皆さんには頭が下がる思いです。幹事の皆さん、ご苦労さまでした。そしてありがとうございました。

帰鶴後、アートフォーラムでの展覧会の絵を撤収し後片付けを手伝ったり、鶴岡はお盆なので家族でお墓参りをし、大急ぎでランニングもして、一日が過ぎていきました。

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保健所の立ち入り検査

今日、保健所の立ち入り検査がありました

何年かに一度の医療法に基づいた定期検査ですが、近年厳格になりつつあり、ちょっと緊張します。

いくら当院の日々の医療管理の積み重ねがあるから大丈夫!と思いながらも、行政の立ち入り検査はやはり嫌なものです。

でも順調に検査は進み30分ほどで終了。粛々と進行しながらも和やかな雰囲気のうちにお二人の検査官は帰って行きました。

消火器の使用期限を覗き込まれたときは、一瞬(そんなとこ見てなかったよ、マズイ!・・・)と思いましたが、今年9月までと記入があり(ホッ・・・)と検査官と顔を見合わせ、(ニヤッ)(^_^)v

そんなわけで無事終わりました。

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キシリトールはむし歯予防に有効か?

時々「むし歯予防にキシリトールガムを噛んでいます!」と元気に自信をもっておっしゃる方がいます。どうなんでしょうね~?

一時期あれほどTVコマーシャルなどで唱えられたキシリトールガムのむし歯予防効果ですが、最近はさっぱり音沙汰なしではありませんか?やはり行き過ぎた誇大宣伝であったようです。

 ある本からのキシリトールについての抜粋です。

1)キシリトールは他の人工甘味料に比べて特に優れたむし歯予防効果はない

2)キシリトールのむし歯予防効果は微弱で、砂糖の10倍のキシリトールでもむし歯を抑えれない

3)キシリトールのむし歯予防効果は以前から使われているフッ素の予防効果にとても及ばない

4)初期のむし歯を修復する再石灰化作用もキシリトールが優れているものではない

5)キシリトールの副作用(下痢)を無視できない

6)砂糖の代わりに食事の味付けに用いるのは行き過ぎであり、むし歯予防の観点から無駄である

7)アメリカ国立食品医薬品局(FDA)やEUの委員会もむし歯誘発抑制にキシリトールだけが優れているとは認めていない

8)キシリトールは他の甘味料にくらべ高価で、むし歯予防効果も不確かで、そのようなものを安易に取り入れている国は日本以外ほかにない

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スタッフ全員”パワーブラシ”

スタッフ向けのパワーブラシ(電動歯ブラシ)のセールスもあり、当院のスタッフ全員がパワーブラシを購入してしまいました。

私も一日3回のブラッシング中、2回はパワーブラシを使っていますので、その良さは日ごろから患者さんやスタッフに話しています。

そんなこともあり、スタッフ同士の連鎖反応もあったようですが、結局スタッフ全員が購入することとなったようです。

ところが使ってみればスタッフもその良さに魅了され、さらに「家族の分も!」と求めるから、”百聞は一験にしかず”ということでしょう。

あんな動きは、人の手ではどうしたって無理なのです。

歯科商店さんも、まさかこんなに売れるとは!と思ってもいなかったようで、フクフクの万福笑顔です。なんか大福様に似てきましたよ!

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医療安全管理セミナー

今日は休診日でしたが、表題のセミナーがあったので、スタッフのクミさんと上山に行ってきました。

平成19年度から受講を義務づけられている医療管理の研修会なのですが、この他にも各地区でも行われており、必ずしも参加しなければならないものではありません。しかし県内から相当数の歯科医が参加されたようです。だからあまりの多さに会場が二転三転変更されたほどです。

集まる理由はもう一つあり、歯科外来診療環境体制加算(30点=300円)を請求するために必要な研修会であるからです。でも指定された体制をとるためには、様々な機材器具を購入しなければならず、保険請求のためだけにこれらの体制をとるのは、とても割に合わないことだろうと思います。

それでも低評価の歯科の保険医療では、30点も(?)高い加算が魅力だから、これだけの先生やスタッフが集まるのでしょう。

さあ、これまで県内で1件も受理されていない届出、これでどっと増えるのでしょうか?

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TMSピン

欠けても痛くもなかったので暫く放っておいたようですが、前歯だからみっともないよ、という宿泊先の女将の紹介でお出でになりました。

結構大きく欠けていて、即日で治す”充填”という方法ではすぐに取れてきそうです。でもそれしか方法がありません。

こんな時、小さなTMSピン(self threading、捻じ込み式)ですが、とても役に立ちます。

充填物の維持、根管内にポストを求められないときの支台の維持、隔壁の維持などが、私の主な使用用途です。

しなやかさもあるので、曲げることもできますが、支えているピン埋入部の歯質の破損に注意が必要です。

20086181 また生活歯の場合は、歯髄までの距離を事前に調べておく必要があり、場合によっては無麻酔下でドリリングしたほうが露髄を防ぐ意味で有効なように思います。

まあ、歯の中に埋入するインプラントのような”治療の助っ人”ですね。

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同門会

20086142 いろいろと医局の在り方など問題点がとり立たされていますが、一昔前は医局が医師を育てていたと思います。だから主任教授や医局の先輩の人間性や医師としての技量が、若い医師に大きく影響しました。だから残る科を決めるときの先輩のアドバイスは”専攻する科目で選ぶのではなく、教授で選びなさい”というものでした。医学は日進月歩ですが、その成果を生かす現実の医療は医師が患者に行うもの。つまり人間が人間に行う行為なのです。

20086141 最近は卒後研修やアンダー・グラジュエートの教育 システムの改革などで、すっかり医局の様相も変わり、人間くさい先輩後輩の付き合いも希薄になりがちなように感じます。良いところも多くなったことでしょうが、そればかりではないように思います。

また教授が変わると同門会のOB&OGがすっかり入れ替わるということもよくあることのようですが、この同門会は幸いにも変わりませんでした。それは前教授や現教授の崇高で謙虚な学問への探究心、そして協調性ある人間性。そしてこれに魅せられて入門してきた先生たちの高い理解であろうと思います。

”生命とは動的平衡にある流れ”であり、”秩序は守られるために絶え間なく壊されなければならない”という福岡先生(青山学大教授)の言葉は、生命を組織に置き換えることもできるのではないでしょうか?すなわち「組織とは動的平衡にある流れであり、その秩序を守るために絶えず壊され再構成されなければならない」と。そういう意味でもうちの同門会は、いい組織であるように思います。次年度から会長を引き受けることとなりました。

20086143今回の講演内容は以下の通りで、まだ結果のでないこともありましたが、私も発表させていただきました。

「智歯を保存するriskについて-歯周組織への影響ー」 よつや通り歯科クリニック 佐藤修一

身近な問題を文献などでよくまとめられ、十分な考察もされていました。カリエスや第二大臼歯遠心面ポケットの問題などがあり、いつも悩むところです。

「歯周治療におけるPRGFの可能性」 岡部歯科診療所 岡部秋彦

結構反応があり、会員の関心の高さが伺えました。さすが専門医の先生たちです。

「歯周病関連の最近の動向」 日本歯科大新潟 佐藤聡教授

日本歯科大発、再生歯科の世界的な発表が近い、という発言には今後注目したいと思います。詳細はここでは極秘です。ban

「コーチングによる歯科治療へのアプローチ」 日本歯科大 仲谷寛教授

自ら考え、自ら判断し、自ら行動することをサポートするコミュニケーション技法”であるコーチングは、臨床医療に携わる者には必須の習得技法でしょう。とてもいい勉強になりました。若い医師を侮るなかれ!仲谷教授の唱える「協働的医療」には賛同します。

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舌空間 tangue spaceの重要性

  若い方なのに”喋れない!もう何とかしてください!”と困窮したお顔でおみえになりました。

痛くて急患でおみえになることは、よくあることですが、”喋れない”という急患の訴えは初めてです。

見ればすでに全顎的な治療が施され、聞けばここ数年にわたり庄内一円の歯科医院で何度も足したり、引いたりの繰り返し。さあ、困ったものです。

でも患者さんにしてみたら、もう居ても立ってもいられなかったのでしょう。上手く舌が回らない、喋れない、噛みあわせがオカシイ、ということは、日常の生活でどんなにストレスになるか!を改めて知る思いです。

いろいろと調べさせてもらい、接着性プレートを2,3度調整し何とか落ち着いてきたようです。

2008531pre2008531post治療前後の模型を後ろから見た写真ですが、結構お口の容積が拡がり舌スペースが大きくなり、気道も拡がりました。また上下前歯の関係歯肉のS字関係も改善しました。お見せできませんが、お顔もセファロ分析の標準からは外れますが昔の写真のようになってきました。標準値を鵜呑みにせず、個性というものを忘れてはならないということです。重要なようです。

機能的な問題では、なんと言っても”喋れるようになりました!””噛めるようになりました!”の患者さんの主観的評価がすべてなんですよね~。

そう言っていただいたことに正直言って安堵しております。(^_^;) (今のところ)

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保育園の健診から感じること

今日はお昼に保育園の健診に行って来ました。

人数は約100名強で、ゼロ歳から6歳までの大変幅の広い集団です。

1歳ぐらいまでは、ほとんど泣きながらの開口で大変なようですが、暴れなければ泣いてくれたほうが診やすいのです。

なかにごうじょっぱりの子がいてお口は万一文字です。こちらのほうが難儀します。まさか叩いて泣かすわけにもいかず、お腹をコチョコチョして開けてもらいまいました。

診ていて感じるのは、健康格差です。

むし歯のあるお子さんは、乳歯がほとんどむし歯ですし、そうでないお子さんほとんど無いし、歯並びや噛みあわせもきれいです。おそらく家庭でのお子さんの健康への関心や理解が不足していたり、間違った生活習慣が格差を生み出しているのです。

保育園はお昼寝の時間もあるし、昼食後に歯磨きやフッ素洗口などをすると、とても有効なように思います。低年齢から既に始まっている健康格差は、成長とともに是正されていくのであればいいのですが、一般的には逆の流れとなるでしょう。

公的な場所、機会を通して、社会的なサポートが必要に思います。なんとか改善したいところですね。

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マニピュレーション

お口を大きく開けたり、閉じたりする際の大切な関節を”顎関節(側頭骨下顎骨関節temporo-mandibular joint)”と言い、耳の穴の前にあります。ここが健康であるから、大きくお口を開けて食べたり、喋ったり、あくびをしたり、また食いしばることもできるわけです。

スムースに複雑で大きな顎の動きを可能にしているのは、関節の骨と骨との間に関節円板という軟骨が介在し、これが顎の動きに同調して動いてくれるからです。

ところが何らかの原因でこの円板が外れることがあるのです。特に前方へ転位することが多く、そうなると大きくお口を開けることができなくなるし、痛いし、ということになります。所謂「顎関節症(顎関節内症)」ということになります。

そんな症状でお出でのササさんでしたが、精査して原因を取り除いた後に

「せんせい!円板、なんとかしてよぉ~!!」   

「(うぅ・・・)やってみましょう」 

というわけで転位した円板を元に戻すために徒手整復マニピュレーションを試みました。

全く明朗快活なお嬢さまです。

(えい、や! グッ!! じっと30秒)

「はい、ゆっくり開いてみてください」

(グッ、グ~!と開いていきます)

あんまり開くもんだから 「ああ、もういいです、そんなに開けないで・・・」

「わっ~開ける~!!せんせい、やるじゃん!!」 と言って私の感じやすい内太腿を手で”パチン!”

(ご褒美?まったく明朗快活で人懐っこいお嬢さまです。でも兎に角、よかった、よかった、大成功!!)

いきなり開口量が20mmから45mmになりました。これでお寿司も食べれますね。

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上顎を拡げる効用

成人歯列矯正中のアーさんの上顎の拡大(口蓋拡大palatal expansion)も計画通りのところまできました。約5mmです。

上顎が5mm拡大すると、上顎の直上の鼻腔底も拡がるはずです。

鼻腔底が拡がれば、当然鼻腔も拡がるわけで、鼻呼吸にはプラスに作用するのです。

鼻呼吸が促進されるということは、健康には大変な効用をもたらすのです

研究によれば、喘息、アレルギー性鼻炎、呼吸器感染症、オネショなどはこのような歯科治療開始後1~3ヶ月で80%の者が口呼吸から鼻呼吸へと変わり、症状がかなり改善したそうです。(The Journal of Laryngology and Otology,1975)

アーさんも 「そう言えば毎年クシャミ、鼻づまりに悩まされていたのが、今年は無いわ!へぇ~!!(~o~)」

ね!そうでしょ!(^_^)v

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日本もフロリデーションすべきだよ!!

「むし歯予防に何が一番効果的だと思いますか?」

回答肢 1)歯磨き 2)フッ素を利用する 3)甘いものを食べないという”アバウト・ミー”の問いで、どれがもっとも多い答えだと思いますか?  

なんと!1)歯磨きが、ダントツの一番でした。

歯磨きだけで細菌と戦うことは不可能です。また、食べ物に甘いもの(砂糖)を避けることはできません。美味しい料理やお菓子に砂糖は欠かせません、でしょ?美味しいもの食べたいよね~!これも現実的に不可能です。

といういことで正解は2)のフッ素利用です。もちろん科学的な分析、疫学的なデータはフッ素の利用を証明しているのです。日本における正しい保健教育は、まだまだ不十分だと感じました。

フッ素の利用の仕方にはいろいろありますが、最も経済的で平等な方法は上水道へのフッ素の添加です。すなわちフロリデーションfluoridationです。それはフッ素濃度を適正(0.7~1.2ppm)にコントロールするということです。日本は法律で0.8ppm以下にすることが決められており、実際は0.1~0.2ppmと言われています。あまりに低すぎるのです。

まだまだ日本にはむし歯が多いし、恵まれた家庭や歯の健康に関心のある人しか歯科医院での予防処置を受けていません。本当に予防が必要とされている貧困層や様々の事情で歯科医院に足を運べない人々(子供でも老人でも)、そのお口の中は本当に悲惨ですよ!!

水道水の味が変わる訳でもなし、日本もフロリデーションしたらいいと思うのです。

何故しないのか!?捉えようによっては、日本は不作為にフッ素濃度を低くしたままで、国民にフッ素欠乏症を引き起こし、むし歯の発生を招いている、とも言えるのです。適正なフッ素濃度の飲料水は骨折もしにくくなり、高齢社会にも有効なはずです。医療費の削減にも役立ちますよ。おまけに白い歯にもなり自然のホワイトニングにもなります。

そんなことを最近の20~30才代の若者の歯を見たとき、強く感じるのです。

*フッ素やフロリデーションに知りたい方 → http://www.nponitif.jp/

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咬合干渉~バランシング・コンタクト~

20085211

20085212_2

セントリックバイトで付けたスタディモデルです。咬合器はPROTAR evo 7 です。私のお気に入りです。

一見まさか右に咬合干渉はないだろう、と思いきや、咬合器を操作してみたら見事な非作業側での干渉、バランシング・コンタクトが見つかってきました。

総義歯では、このようなコンタクトが利用され義歯の安定を得るために付与される咬合接触ですが、天然歯列においては有害な当たりと言われています。

これで顎関節症の謎が解けました。

大丈夫!きっと治るよ。

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クリーニングぅ~!ホワイトニングぅ~!

20085201 20085202

芸能人で”エドはるみ”というかたがいるそうですが、スタッフのレイコさんの話では結構保育園の子供たちの間でも、彼女の喋り方が流行っているそうです。

その流行言葉流で言えば、クリーニング~!ホワイトニング~!という言い方になりますか?

さてツクさんは初めてお出でになった頃の自分の写真(左)を見て「ええ~!こげだっけが~!?きたねぇ~!!」と反射的なお言葉。もう今は(右)のような写真のお口ですから、そう感じるのも当然でしょう。

動物、生きるためにはお口を通していろんな食べ物や飲み物を入れているわけですから、多少汚れるのも仕方がないことでしょう。でも人間は生きているだけではダメで、喋ったり、笑ったり、キスをしたりもします。しかも長生きですから、歯やお口の価値は計り知れないものがあります。

健康なお口、清潔な白い歯のために定期的なチェックアップとクリーニング、そしてホワイトニング(ケミカル・クリーニング)は効果的なようです。

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血小板にあるもの

血小板Platelet には、α顆粒とよばれる顆粒状構造物がありますが、この中に多くの成長因子が含まれています。PDGF(platelet-drived growth factor)、TGF-β(transforming growth factor-β)、VEGF(vascular endothelial growth factor)などです。

血小板は血液凝固の主役をなすもので、組織損傷に際し出血を止めるだけでなく、これらの成長因子を放出すれば組織修復も速やかに行われるわけです。人の体はうまく出来ていますね。これらを人為的に集中して傷に作用させ、より好ましい創傷治癒、再生をせしめようとする治療法があります。しかも、本人からの血液を利用するわけですから、安全性も高いのです。

現在、このような血小板を利用した外科手術が行われており、歯科領域においても再生療法やインプラント埋入において盛んになりつつあります。ただ血小板は大変壊れやすく、有効に血小板を抽出する技術的な難しさもあるのです。

これを解決したのがスペインBTI社のPRGFsystemでヨーロッパを中心に歯科領域だけでなくアスリートのスポーツ医学、アンチエイジングの美容整形などでも応用されています。

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人工歯の入れ替え

2008513 総入れ歯のかみ合わせの調整も、ちょっとやそっとじゃあない場合は、人工の歯を移動させたり、新しい人工歯と交換しないといけません。そんなわけでちょっと入れ替え作業中です。

食べるのに困るから、なるべく早くお返ししないといけません。朝にお借りして夕方には出来上がり即日完成です。噛んですぐにハルさんは、かみ合わせの違いを感知!

「こいだば痛ぐねぇ~!よがったおら、孟宗食べられる~!」と、喜んでいただきました。

正直言って、経済的には合わない面倒な作業ですが、どうしても必要なことなのです。

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OZの会 5月例会

東京は薄ら寒く、雨がぱらついていました。今月は大変、たいへん盛り沢山で予定よりも1時間も長くなりましたが、でもあっという間でした。

ハタ会長の挨拶で”捕鯨”を取り上げて欧米と日本との食に対する考え方の違いを話題にされました。医療においても基本的なところで何か違いがあるようにも思います。

業者からは、生体モニター、ピエゾサージェリー、DSR(Disk-up Sinus Reamer)の紹介がありました。DSRはいいかもしれません。それにしても韓国の業界は活気があります。またエリアネットからはオズの会のHPについての報告がありました。ありがたいことです。http://www.oznokai.org/towa.html

会員発表はタカハシ先生から”OsiriX”の活用法です。これだと高価なCTソフトがなくても、DICOMdataがあればそこそこの3D画像診断ができそうです。でもApplePCが必要なんですね。会員の経験や知恵を分けていただけることは大変ありがたいことです。

さてメイン講演ですが、日本歯科大准教授で日本蘇生協議会の高橋先生から「歯科用局所麻酔薬とミダゾラム口腔内注射による鎮静法」の紹介がありました。大変興味深い、素晴らしい話でした。実験台となったセキムラのマツダさん、ご苦労様でした?いやいや気持ちよかったようですね。

Drtakahashi 最近まれにみる活発な質疑応答で、なかなか演者の話が前に進みません。でも高橋先生は嫌な顔一つしないで懇切丁寧に解説してくれます。それだけ注目されている一般歯科臨床で現実的な鎮静法なのでしょう。近い将来当院も取り入れたいシステムです。

それにしても2002年高円宮さまの突然死で問題にされた日本の救命医療。著名な病院が立ち並ぶ東京のど真ん中でVIPの心臓発作を救うことができなかったのです。日本医師会は相当のショックだったそうです。

その当時でもアメリカの社会復帰率は60~80%でした。これに対し日本のそれに当たる退院率はどの程度だったと思いますか!?なんと僅か3%だったそうです。そういうところから改善していかないと日本の移植医療もアメリカ並みにはならないだろう、との先生の指摘は”なるほど”と思います。

日本の救命救急を上げたいと願う高橋先生の情熱や人柄がひしひしと伝わってくる素晴らしい講演でした。さて今の日本はどの程度に上がったのでしょうか?

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”花岡青洲の妻”かな?

200859 東北では初?となる骨再生療法(BTI社PRGF)の当院でのテストケースをMy wifeに試行させていただきました。

前日から家内のプレッシャーを受けておりましたが、無事に成功!!ホッ!(^_^)v

成長因子Fraction1、2、3も十分に採取できましたが、家内は不安そうに見ていますね。

ちょっと時間はかかるけど、材料は自家製で安心です。あとは結果を待つのみです。

それにしても、マイクロピペットも良くなったものです。

昔、研究のために歯周病患者さんのT cell subset を採取していた頃のマイクロピペットとは全然違います。

やっぱりresearch の道へ進んだほうが、よかったかなぁ~。

奥様、ありがとう。

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予行演習

明日の骨再生療法のテストケース(家内ですが・・・)を前に、さらに器具機材がうまく働くかを予行演習してみました。

スタッフのヤエさんはボランティア精神が旺盛で、血液を提供してくれることになったのですが、血管が細くてウマくいきません。

仕方ないので自分で自分の血液を抜いてやってみました。

やってみれば様々な手技上の懸案事項をクリアすることができ、明日の家内のテストケースをぶっつけ本番にしなくて良かったと思います。

明日のpatientは”おっかねぇ~!!”がら。(^_^;)

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上手くしゃべれない・・・

とかく形態には目がいきやすく、機能は二の次?に回されることがあります。でもよく見れば、機能がダメなものは形態もヘンです。

このところ”上手くしゃべれない!”という訴えの患者さんがおみえになります。

大抵、歯科治療を受けたあとにそういう症状が出るようで、できれば前医でなおしてもらいたい、と思うのですが。

お口や歯はなんともなくて当たり前。でも一度バランスが崩れると食べる、喋る、笑うなど多くの高次機能が影響を受け、もう居ても立っても居られない心境になるようです。そこで漸くお口や歯の存在の重要性を知るかたも多いようです。

かみ合わせ、前歯の出方や傾斜、顎の高さ、舌のスペース等等、一度出来上がったものを治すのは大仕事です。

機能を考えた歯科治療は当然ではありますが、現在の保険治療では何も評価されないから困ってしまうのです。また客観的な機能評価法も改善の余地があるでしょう。

勿論、お口や歯が何ともなくても機能障害が起こることも忘れてはなりません。

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スポーツ飲料のリスク

スポーツドリンクは体に優しいとか、健康的な飲み物のような印象を与えますが、多量の糖類が含まれています。

そのためむし歯が起きやすくなります。特に長時間の”ながら”飲みをするような種目の長距離ランナー、サイクリスト、トライアスリートなどは要注意です。

このような競技では口腔乾燥症も起きやすく、唾液の分泌量も減るため生体防御機構も弱まり、スポーツドリンクによる悪影響を受けやすくなるのです。このような口腔乾燥症を”コットンマウス”と呼ぶようです。

これを防ぐためにスポーツ選手はキシリトール入りのガムを噛み、フッ素入りの歯磨剤で歯を磨き、スポーツドリンクを飲んだらお茶や水で中和するなどの心がけが必要です。

そして半年に一度は歯科医に健診してもらうことが有効なそうです。

スポーツ飲料は体にいい、との間違った情報を信じ込んでいる運動部の中・高校生が結構います。正しい情報の提供が必要なようです。

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Extraction抜歯 vs Conservation保存

大宮で開催された第51回日本歯周病学会に行ってきました。

2008426 久しぶりに先輩や後輩と再会し、記念撮影です。この歳になると、みんな仕事や家庭や健康のことでいろんな悩みを持ちながら生きているものです。

フカイ君は妻子を連れてアメリカン・スタイルで学会を楽しんでいました。”日本の学会会場にも早く託児所を設けて欲しいんだけど・・・”とブツブツ。

今回特に面白かったのは、ミシガン大学Hom-Lay Wang 先生の”Extraction vs Conservation のdecision tree”です。

日ごろの臨床で歯の保存か抜歯かは悩むところですが、診断基準をレベル1~6まで分け、多面的に歯の保存を検討し、判断していることです。

若い歯科医の教育や悩んだときなどは、面白いかもしれません。でもあくまでもアメリカ的な診断です。

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OZの会 4月例会

今月は会長が欠席ということで、楽しみにしていた挨拶を聞けず、残念!その代わり(?)沢山の業者さんの挨拶がありました。

このなかで山形県生まれ、鶴岡高専出身のエンジニアがインプラント会社を設立するニュースはちょっと注目されました。前の会社でも患者さんやユーザーのために一生懸命だったので、どこへ移ってもやはり”人物”というものが評価されるのだと感じました。

今月の講演は業者講演として「カールミッシュのインプラント」、会員発表としてヤマモト先生の「インプラントのリカバリーの一症例」、そしてメインはJIADSのトノツカ先生による「夢のある歯科治療」でした。

カール・ミッシュ先生は骨密度の研究の第一人者で、USAのBiohorizons社との共同研究で開発したインプラントシステムが紹介されました。特長は緩みにくいネジ”スパイラロック”とmade in USAながら安価なお値段でしょう。またOne-piece3.0も狭いスペースには良さそうです。

ヤマモト先生はいつも謙虚に臨床での試行錯誤や失敗例をみせてくれます。成功例は誰でも見せてくれますが、あまり参考にはなりません。思い通りに行かなくて苦労しているところが、私にはとても勉強になります。ありがとうございます。

トノツカ先生のケースは、もう完璧です!若いのにああいう治療ができるのか!との思いです。ちょっと自己嫌悪に陥ってしまいそうです。でもあんまり切ったり貼ったりの外科手術はしたくもないし、されたくもない、と思うのです。完璧を求める意思が、完璧な生き方や仕事を求めるのでしょう。

やはり予防が一番!ということになりますが、現実の臨床医としてはまだまだ勉強することがあります。

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再生医療の研修

歯周再生治療の新たな手法を勉強しに、スタッフ2名とともに東京に行ってきました。

”求めよ、さらば開かれん”です。

組織工学の3要素は、足場、細胞、増殖因子と言われています。

今日は、その中で足場、増殖因子のプラス手法となるシステムの実地訓練を受けてきたのです。

日本ではまだ十件の医療機関にも満たない普及率ですが、ヨーロッパ、アメリカでは徐々に普及している方法です。一般外科、整形外科などでも応用され画期的な成果をあげているようです。

当院でも歯周再生治療、インプラント治療、口腔外科治療において福音となることを願っています。

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まずは歯のクリーニングから

”がん”の再三の手術で、もはや”麻酔”だの”手術”だのはこりごりで、歯科とは言え、治療に拒絶反応を示すアーさんです。

しかも病院医療への不信も携えていました。ストーマもかかえ健康への不安、自信喪失もあり口腔清掃への自助努力の気力も萎え、歯科治療のカウンセリングも前途多難の雰囲気でした。

「では先ずは、アーさんが無理せずに出来るところからやってみましょう。」ということで歯科衛生士にクリーニングをバトンタッチすることにしました。

クリーニングも終わり、再度隣のユニットのアーさんの顔みたら、意外にもニコニコ顔で

なんだがこれだば出来そうだぁ!ちょっと自信でてきたぁ~wink」と明るい笑顔で答えてくれました。

どうやら歯科衛生士のワカさんとの会話や優しい歯のクリーニングを受けているうちに、アーさんは少し自信をもちはじめたようです。

歯のクリーニングは、治療とは言え、結構気持ち良いんですよ。

少しずつより健康に、そして気力が回復することを願っています。

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子供のいる部屋で吸わないで!

今日も学校歯科検診がありました。

昨日、今日とも小学校でしたが、別の学校です。

二日間の検診で印象に残ったことがあります。

それは、歯科検診を通して子供たちの家庭で喫煙が行われているか否かが100%当たったことです。分かるんですよ。(自慢話ではありません)

(この子の家は怪しい・・・)と思った児童に「あなたのお家で誰かタバコを吸う人がいるかい?」と聞くと「うん!」と当たるのです。皆に聞いているわけではないので、正確には100%当たるのではなくて、外れなかった、というべきでしょうか。

子供たちは勿論喫煙はしてません。だからタバコ臭いとか、ヤニが歯についているわけでもありません。それでも歯科医は分かるのです。

それだけ喫煙による副流煙が子供たちの健康に大きな影響を及ぼしているのです。

どうして分かるか?それは歯肉の色に表れます。

健康な歯肉は薄いピンク色ですが、喫煙者のいる家庭の子供たちの歯肉は真っ青なのです。

副流煙は発がん性も高く、非常に有害で、タバコを直接吸っている喫煙者の主流煙よりも2~50倍以上も有害であるのです。

喫煙者のご家族には、せめて発育盛りの感受性の高い子供たちの居るところでは、タバコは吸わないで欲しいものです。

どうか罪の無い子供たちを道ずれにしないで欲しい、と思います。

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末期からの"骨再生"

20084121再生療法は多少費用がかかるから、予想される結果から”費用対効果”も考えて、恐る恐る話を持ち出すのです。

軽症、中等度の進行状態であれば、かなり予知性をもった治療ができるのですが、その程度あれば逆に費用を出してまで再生療法をしなくても済ませたい、とも思うのです。

今回は唇側が根尖まで骨がなくて重症です、と言うより末期と言われそうです。PD7mm、CAL9mmを超え、流石に歯周組織の再生療法でも難しいと思われました。

20084122

昨年夏、日本では新しい、しかしグローバルスタンダードなアプローチ(コンビネーション)を試みてみました。

オペから6ヶ月が経ち、今日恐る恐る興味津津データをとってみましたが、予想以上の好結果に驚いてしまいました!!

PD1mm、CAL3mmで、X-P上も明らかに骨の再生が認められると思います。いや~やってみないとわからないものです。

よかった、よかった・・・ confident

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AEDを設置しました

本日、登院にもAED(自動体外式除細動器)を設置しました。

院内での万が一の時に備えて、ということもありますが、設置した一番の目的は、歯科とは言え、医療機関として地域町内での救急医療に少しでも貢献できたら、ということです。

つまり地域救急医療サービスです。

4月からの保険改正でAEDなどを設置していると診療環境体制加算として、初診料に300円上乗せできるようですが、当院はそのための設置ではありません。ですから加算いたしませんので、初診の方もご安心を。

自分がスポーツをしたり、アウトドアを楽しむことが多いので、自分のため?(自分で自分を蘇生はできませんけど)、家族やスタッフのため、仲間のため、というところが本音です。

使う必要のないことを願っていますが、設置したことを周知していただき、もしもの時にご活用していただき、助かる命を助けられれば、と考えています。

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頑張ったよ、外傷性再植歯 2

タカちゃんの前歯は、小学校低学年の頃に事故で道路に転げ落ち、暫くしてから元に戻されたものです。つまり再植されたのです。

200847_1 あれから8年経ち、徐々に歯根の吸収が起きてきて、とうとう抜かざるを得ない状況となったのです。もっと早く元に戻せば歯根吸収を防ぐことができたかもしれません。

歯根吸収は一応予想されたことなので、この間、抜けても補綴しやすいように歯列矯正の準備はしていました。今となればやっぱりやっておいて良かった、とつくずく思いますし、私の治療方針を信じて受け入れてくれたご両親には感謝したい気持ちです。

200847_2 この春休みにアバットメント、クラウンを装着して、再び上京していきました。

まずは一段落です。

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味覚障害

特に高齢者に多くみられるようですが、その主な原因は老化ではなく、生活習慣病や薬剤、また食環境によることが多いのだそうです。孤食(個食)は、子供たちだけでなく高齢者にも多く、その結果亜鉛欠乏症となり味覚異常が発症するのです。

ただこの味覚障害を診断、治療する耳鼻科の専門医が少くないため、患者さんはどこに行ったらいいか分からず、歯科や口腔外科を受診されることが多いのです。

私のところにも年に数名訪れてきますが、歯科が原因となっていることはほとんどありません

”入れ歯がおかしい”とか訴える方でも、よく聞いて、よく調べてみれば、入れ歯が一つの症状増幅因子であって、もともと症状が存在していることもあります。

味覚障害は亜鉛欠乏症のほか、ビタミン欠乏症(B2、A)、貧血、三叉神経障害、うつ病、糖尿病、肝不全など、多岐にわたり、単純ではないのです。

だから当地域でも専門家を見つけたいと思うのですが・・・

ご存知でしたら、どなたか教えてくださ~い!

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骨壊死?!

長寿高齢化に伴い、複数の診療科を受診される方も多く、そのため多くのお薬を服用される方も多いようです。

服薬状況や履歴は、以前と比べると手帳などで随分と分かりやすくなり、投薬時に素人にも分かりやすい説明文も渡されて、改善された感じがします。

歯科の治療をする際にも、必ず服用しているお薬をチェックしているのですが、検診などにより結構長期にわたり、予防的に服薬されている方もいます。これにより様々な副作用ではないか、と思われる症状も見られるようです。

最近、歯科治療における注意すべき薬として声高に唱えられているのは、骨粗鬆症の治療・改善などに使用される薬(ビスホスホネート系薬剤)です。

知らずに歯科治療を受けると重篤な骨壊死を招くことがあるようです。

幸い今まではそのようなことは経験していませんが、予防が新たな問題を引き起こさないためにも、注意書きをデッカク待合室の目にとまるところに置かせていただきました

これも予防です。

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上顎埋伏犬歯

2008329 2008329ct 上顎犬歯は”糸切り歯”とも呼ばれ、外側に飛び出すと”八重歯”と呼ばれる歯です。

かみ合わせ(咬合)の上でも、顎の動きを誘導するとても大切な道案内人、”シェルパ”として働くのです。

しかし上顎犬歯は写真のように萌出できなくて埋伏しやすい歯です。どうしてそんな大事な歯が、出てこないのでしょう?原因は諸説はありますが、個別にはよく分からないことが多いようです。でも成長期であれば予防したり、予知することはできるのです。

先天性欠損は逆に少なく、上顎では0.3%、下顎では0.06%だそうです。

丈夫な歯なので他の歯よりもむし歯や歯周病で失われることも少なく高齢者の残存率の最も高い歯です。

最近は3D画像として捉えることができ、抜歯や開窓・牽引するにも安心して出来るようになりました。とは言えCTがすべてを捉えきれるものではなく、やってみないと分からないこともあるものです。

そんな時、ボーイスカウトの標語 ”そなえよつねに”が脳裏を過るのです。

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Key & Key way

2008327 勘合する様式からオス(male)とメス(female)という言い方もあるし、その効果から緩圧装置stress breakerとも言われるようです。

20083272右側に加わった力をすべて左に伝えない。前歯に加わった力をすべて臼歯に伝えない。この逆方向の力の伝達にも同様です。しかしながら、間接的に連結されているので相互に穏やかに支え合うのです。丁度レール上を走る列車のような感じでしょう。

また固定性ブリッジにするためには、支台歯の平行性が必要ですが、前歯と臼歯との植立方向の違いを調整するためにも有効です。

ブリッジをセメント合着する際にも確実性が増し、失敗の可能性の少ない完全な合着ができます。これにより優れた適合性のブリッジを得ることができます。

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”過ちて改めず、これを過ちという”

なかなか耳の痛い論語の言葉です。でもつまり、過ちは誰にでもあるということでしょう。

ユウさんは、右下の奥歯を銀歯にしたことを結構後悔したのかもしれません。

今日、反対側、左下の奥歯の印象(型採り)をしようとしたら、「やっぱり白い歯に・・・・」ということで白い歯にすることとなりました。

(もちろん可能です) この程度の後悔は”過ち”とは呼ばないですね。

やっぱりご自分の歯が不幸にもむし歯になって黒く、穴が開いてしまったら、治療の後に被せるものは、人間の技術で可能であるのなら、できるだけ元の天然の歯に近い状態に戻したいと思うでしょう。

勿論、技術的には可能です。今はメタルを使わない方法もあり、我々もちょっと見ただけでは天然歯と見分けがつかないほどです。銀色のピカピカの歯はやはり不自然ですよね。

本当のユウさんの過ちは長年、多くのむし歯を放置していたことでしたが、今回は見事教訓を生かし、長期に及ぶ治療を成し遂げることができそうです。

だから”過ち”ではないのです。あともう少しですね。

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診療報酬改定説明会

医療崩壊という言葉を最近耳にすることが多くなりました。歯科医療では、もう十年以上前から言われていることでしょうか・・・。

「医者が病院から逃げ出すとき」の中で昨今の医療問題は、医者側、患者側、行政側、それぞれにあると述べています。著者は医師であり、医療側ではありますがフリーの身分であり、しがらみの無い立場から思うところを書いているようです。また福井県救命救急センターの林先生の解説も著者以上にズバリ!と切り裂いているように感じます。

印象に残る内容として、この4月からメタボ対策で様々の検診が行われるわけですが、これは壮大なお金の無駄遣い!とし、それよりも禁煙を強力に進めるべき、と唱えています。また、新人医師でもベテラン医師でも、同じ報酬制度にも問題である、とも。

そもそも資本主義世界における社会主義のような日本の医療制度自体にもう無理がきているのです。事務的な切り貼り作業をしていても医療は良くならないと思うのですが。あまりに遅い医療制度改革であるとは著者に同感します。

今日、この4月から0.42%アップの診療報酬改定に伴う説明会があり、庄内の歯医者さんが一同に集められました。だから庄内の歯医者さんは午後からほとんどが休診であったはずです。

地域の人々、急患の方は、さぞかし困ったことでしょう!

主体、目線をどこに置いているか、そんなところでも察することができるのではないでしょうか。

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親からの贈り物”親知らず”

20083191”親知らず”とは第三大臼歯のこと。”親不知”と書くと新潟県青海町にある地名で断崖絶壁の北陸道一の難所になります。

”親知らず”は、大人になってから生えてくることから、そう呼ばれるようになったようです。大抵、第二大臼歯までは義務教育の時期までに生えそろいます。だからお子さんの歯(乳歯)が抜けたとか、大人の歯が生えてきた、とか子供の成長変化を親も一喜一憂しながら見たり聞いたりしたことだろうと思うのです。

しかし第三大臼歯の萌出は二十歳前後になり、もはや親も萌出を見届ける年齢ではないし、また管理を要求するような子供でもないでしょう。そんなことから名づけられたものと推測します。また知恵のついた時期に萌出してくることから智歯wisdom teethとも呼ばれています。

20083192 遅く出てきてくれるから助かることもあります。今日のキョウ子さんは、上の第二大臼歯を保存できないため抜歯して、下でまだ寝ている傾斜している”親知らず”を代わりに使ってもらうことにしました。つまり移植です。結構難儀しましたが、見事成功!!(多分)

キョウ子さんも頑張りました!私も頑張りました。ご苦労様でした。よかった、よかった!これでインプラント1本分の経済的節約にもなるわけです。

しかし、この”親知らず”は退化傾向が強く、そもそも形成されないかたもあり、このような先天性の欠如は上顎では男:20%、女:28%、下顎で男:16%、女:19%なそうです。そうなると治療上、”親知らず”を利用することができないわけです。

”親知らず”は痛みや腫れなどの様々な問題で現代人を患わせることもありますが、場合によってはこんなふうに役立つことも多々あります。だから”親知らず”は親や神様からの贈り物と思って、感謝したほうがいいのかもしれません。

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OZの会 3月例会

2008316_tokyo 皇居外苑、和田倉噴水公園です。たまに夕暮れの人も疎らの公園をゆっくりと歩くのもいいものです。ジョガーを見ても、心乱されることなく景色を眺めることができました。写真90度右方には夕霞に東京タワーを見ることができます。

このところの穏やかな春の天候に、羽越線の運行も安心できます。誰よりもJR東日本の現場職員が一番安堵していることでしょう。

そんなわけでインプラントのスタディグループ,、OZの会の3月例会に2ヶ月ぶりに参加してきました。先月は悪天候で行けなかったのです。

今月のハタ会長の挨拶は勝海舟についてでした。たった5~10分の間に動乱期の日本の偉人をわかり易く話してくれるのは大変なことです。よほど下調べをしておかないとできない、深く広い知識をおもちです。

最初は歯科用CTについてのメーカーのお話。(欲しいなぁ~!宝くじでも当たらないかなぁ~)

そして会員からは、いつも司会のスギヤマ先生からジョークを交えて大変得する、秘密のお話を聞かせていただきました。ありがとうございます。早速やってみましょう。

3つ目は主題で、静脈鎮静法です。麻酔専門医の先生の指導のもと、二人一組でラインを組んでみました。これからの歯科治療やオペはいつの間にか終わっていた、というふうになればいいこともあるでしょう。いろいろと勉強と研鑽をつまなければならないようです。

帰りの電車の中で、鶴東吹奏楽の生徒たちが乗ってきました。大会があったそうです。成績は不満そうでしたが、隣席の女生徒たちの屈託の無いの笑顔は、前向きで次回に期待できそうです。頑張ってね!

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最新のCO2レーザー来る

最新の歯科用CO2レーザー治療器が当院にやってきました。

これまでソフト&ハードレーザーともに、あまり必要性を感じたことがなかったのですが、メーカーが”使ってみて!”というので2週間ほど使わせてもらうこととなったのです。

いろいろと用途はあるようですが、レーザーはあくまでも対症療法であり、どの程度の効果、即効性があるのか?、費用対効果がどうか?、がポイントであろうと考えています。

どのような使用印象をもつこととなるでしょうか、楽しみでもあります。

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ゴアテックス・メンブレン

インプラント埋入手術の際、できれば骨の再生療法(GBR guided bone regeneration)はしたくないのです。その理由は”面倒だし、患者さんにも経済的肉体的負担を強いるから”です。しかし、しなければならない、したほうがいい場合もあります。

今日もそんなケースでした。

2008311_gore 前もって予想がついたので、準備にぬかりはありません。審美が要求される上顎前歯部は、デリケートなオペとなります。大きく陥没した唇側の骨。歯冠だけでなく、これを支える歯槽堤もボリュームももたせなければ美しくないのです。何にもましてインプラントを支える必要十分な骨が必要なのです。

最近は術者に嫌われる傾向にあるようですが、絶対に骨を作りたいケースでは、私は非吸収性ゴアテックス・メンブレン(e-PTFE)です。雨合羽も、登山靴も高価だけど、頼るは”ゴアテックス”なんですよね。

なんかゴアテックス社のCMになってしまいました。

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技工物が届く楽しみ

大抵の場合歯科治療の終盤、仕上げは、義歯やクラウン・ブリッジの装着で終わることが多いのです。

患者さんと共に治療を歩んできて、お互いに頑張って苦労してゴールするのです。そんな区切りとなる補綴物が技工所から届くのは、とても楽しみなものです。

届いた技工物を手にしながら、本物の歯のような人工物、その美しい丁寧な仕上げに嬉しく思います。製作物から伝わる歯科技工士さんの職人としての気概が伝わってきます。

指示したところは勿論、いちいち指示できなかった細部にも、これまでの医療サイドの治療の苦心の日々を察してくれたような心遣いを感じます。きっと影では休日や寝る時間も割いていろんな勉強や研修を積んでいるのでしょう。

そして、患者さんのお口や歯に、ピタッ!と収まったとき、その正確さからさらに技工士への信頼を深めるのです

外国では患者さん自身が、自分の歯の補綴物の出来具合を見に技工所を訪れ、製作途中の補綴物の色、形などを調整してもらったり、変更することもあるそうです。

そんな風に日本人も家を建築する時のように歯科技工物のことを慎重、真剣になったら、歯科技工士さんも大変だろうけど、やりがいが出てくるように思います。勿論歯科医も。

毎日毎日、僕は歯科技工士さんから届く補綴物を楽しみにしています。

歯科技工士さん、共に頑張りましょう!

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よみがえる笑顔

先月治療を終了したユカリさんが、1ヵ月後のチェックアップにみえたのですが、危惧していたクラウンのマージンも歯肉が馴染んできて改善されていました。

そしてお話しているときの自然の笑顔が素晴らしい!!心から湧き出るような笑顔でした。

実はここ2年間、治療をしながら一度も笑顔を見たことがなかったのです。

美人なのに笑わないので、どこか冷たい感じがしていましたが、今日は表情、仕草が明るく快活で全く別人のようです。

”はい、ありがとうございます!もう気にならないから笑えるんです~!”

歯がこんなにも人の心に影響していることを、改めて教えていただいたようです。

私も2年間共に歩んできて、救われる思いでした。

治療を始める前のカウンセリングで涙を流したことを思い出したら、目頭が熱くなり、危うく笑顔のサユリさんの前で涙を溢すところでした。(^_^;)

サユリさん、今日は素敵な笑顔を見せていただきました。

ありがとう。

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regeneration & extrusion? or pushed out?

Occlusal_traum 歯の病気に噛みあわせ(力)が大きく影響します特に骨の吸収には強く関与することが分っています。

写真右端の歯は白く見えますが、金属のクラウンが被せてあるのです。この歯の歯根周囲は黒い陰となり、骨吸収が相当進んでいることがわかります。動揺度は”舞踏状”like dancing(M3)です。

正直言って、もはや抜くしかない・・・と思われた状況でしたが、

Occlusal_trauma_2 精査の結果、噛み合わせが主に影響していることがわかり、クラウンを外して様子をみることに・・・

1年後、動揺度はなんとゼロ(M0)に!X線写真でも骨が再生(regeneration)されているようですが、歯はクラウンを除去した分、萌出してきています。

これは引っぱり出した(extrusion)と言うべきか?、押し出された(pushed out)と言うべきか?

いずれにしても、たかだか1本の歯の事象にいろんなことが作用しているのです。多様なハプニングを考えながら治療計画を立てるのは面白いなぁ~と思うのです。

結果良ければ全てよしです。お互い悩んだけど抜かないでよかったでしょ、ミホさん!

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Self-Adjusting磁性アタッチメント

2008217_magfit 既に磁性アタッチメントは繁用されていますが、昨日は義歯を入れた際の軟組織(歯肉粘膜)と硬組織(歯)との沈下量を補正する機能のついた新しい磁性アタッチメント(マグフィットSX2)の講習会に技工士のカズエさんと東京に行ってきました。

これまでは主に西日本に開催されていたのですが、今回は東日本で開催されるということでいち早く参加させていただきました。

講師はメーカーの人だけでなく、この分野の世界的なリーダーである阪大の前田先生の講演も聴けて、磁性アタッチメントについてより理解が深めることができました。今回開発されるに至ったself-adjustの必要性もよく分りましたし、実習を通して技工サイドと診療サイドとのマニュアルには無いところがマスターできました。

実習中、カズエさんと話し合っていましたが、なんとか遁路を設けずに間接法できれいに磁性体を義歯にセットすることが出来そうです。

天然歯とインプラント、共に磁性アタッチメントの応用範囲は広いのですが、正しく扱わなければ意味が無いのです。先生はこれを外国の諺を引用して”Do not shot the piano, Shot the pianist!”と表現しておられました

丁度この日は第2回東京マラソンが行われ、新橋から電車に乗り込んできた人の中にはお台場でゴールしたランナーらしき姿も見られました。もし応募に受かっていたら、快晴だったし、きっと自分も走るほうを選んだだろう、と思います。そんなことを帰りの”いなほ”で一緒になったタイチローさんご夫妻のマラソン参戦話を聞きながら強く、強く思いました。

2回もフラレたから来年こそは東京マラソンにでたいなぁ~!かないます様に(祈)

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新しい再生療法の導入

スタディグループで紹介されたBTI社のPRGFsystemを導入することにしました。

これはインプラントだけでなく天然歯にける再生療法にも使えるもので、これまでの方法と織り交ぜて使うこともでき有用な足場scaffoldになりそうです。しかも安全性も高いのです。

しかし、システム導入にはお金がかかります。また一人では出来ないからスタッフ教育も必要です。そしてできれば海外研修に行ってお墨付きもいただきたいものです。

いろいろとまだハードルはありますが、歯周病専門医として田舎でも歯周病や歯の欠損で悩む人々に世界的視点でも最善の方法を提供していきたいと考えています。

どうやら今年の当院の最大事業になりそうです。

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医療管理安全委員会から歯科技工士を想う

このような会を開催することが平成19年度から医療機関に義務づけれられました。

今日で一応2回目です。ようやく体裁が整ってきたようです。

しかし、医薬品や医療機器などの管理責任者に歯科医、歯科衛生士はなれますが歯科技工士はなれません。

歯科技工士は、ただ物を作るだけでなく、人体解剖などの医学的な知識ももっています。だから歯科技工士はそのような知識をもちながら、高度な人工臓器をつくることができるのです。

機能と形態の両面にわたり満足する人工臓器をつくるには、歯科医と歯科技工士とのチームプレーが必要不可欠なのです。

歯科技工士だけが、このような安全管理の責任者として認められていないのは、昨今の歯科技工問題とも絡めて、補綴物や歯科技工士が見下されている証拠です。

それは外部からだけでなく、歯科医の内部にもあるからでしょう。

歯科技工の問題を歯科医はもっと自分のことのように考えなくてはならないはずです。

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再生すればやる気も違う~組織再生療法

歯周炎(歯槽膿漏)で一番困ることは、歯を支える骨が無くなっていくことでしょう。そこから派生する症状は歯が動くようになる、歯が移動する、隙間ができる、食べ物が挟まるようになる、硬いものが噛めないetc,沢山あります。そして結局抜け落ちるわけです。歯は力が加わることで働いていますから、本命の仕事ができなくなる困った病気です。 

でも最近は、歯周組織を再生させようとする技術が出てきています。まだ一般の臨床では保険も効かないし100%満足できるものはありませんが、それでもあれば大変有効な症例はあるものです。

Emdogain_pre_2 カツさんは、なかなか歯間ブラシをつかってくれなくて、歯のことは任せる、と言いながらも「俺は歯は磨がねぇもの!」と、堂々と言い張る肝の据わったお方。こちらも笑うしかなくて (^_^;)。

でもEmdogain_post 再生療法や歯の健康について説明したら、納得してくれました。何と言ってもこの治療法は”削る”のではなくて骨や付着器官が”増える”んですからね。やる気が違ってくるはずです。

まだオペから6ヶ月しか経っていませんが、完全に根っこの先まで無かった骨が、根っこの半分ぐらいまで出来てきました。完璧ではないけど、現状の医療レベルとしては合格でしょう。

「膿(うみ)も出てこねし、ありがど!歯間ブラシは毎日やってる!」といつの間にか模範の患者さんになっていました。

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シェードB1

「歯の色なんて、センセイさ、任せる!」なんていうのは、今は昔。

Vita_b1_2 イクさんはいろいろ悩んだあげく、なんと!ビタシェードガイドのB1を選びました。明度の最も高いものです。

僕は色が苦手で患者さん、スタッフ皆に見てもらって判断していますが、それでも歯科医になってB1を選んだことはありませんでした。

日本人の平均的な色調はA3と言われていますが、昨今の美白ブームでも通常A2にするぐらいです。イクさんは前回5歯、今日3歯のクラウンをセットしました。全てベースはB1ですが、なかなか好いもんです。綺麗ですよ。

イクさん曰く、「笑うのが楽しいし、なんて言えばいいかしら・・・自信がでてきたの!heart01」 

(なるほど!)

もう新庄選手のような芸能人と同じ真っ白な歯だし、なんか言葉遣いや身のこなしや笑顔も芸能人のようです。

こうなると他の銀歯が目ざわりで、どんどんB1のクラウンが希望となり、記念の写真撮影は延期となりました。

とマア、今日の印象に残った仕事でした。

オーバーな表現かもしれないけど、イクさんの選択の根底にあるものは、”後悔しない人生”のような気がします。B1は僕には冒険だったけど、イクさんの選択は常識にとらわれず悪くない。僕の判断はいつも平均的で、他力本願なような気がします。ちょっと考えちゃうなぁ~。

さあ、いろいろ他にも仕事が溜まってきました。週末の連休もホームワークで追われそうです。

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笑顔がお礼

このところ、矯正やインプラント、再生療法などの治療が終了し、最終修復物のセットが何名か続きました。

サユリさんは、帰りがけにスタッフに慰労の言葉をかけられると、今まで見たことの無い、心底安堵した笑顔がこぼれました。本当にきれいになりました。自分で言うのも変ですが、まるで神様のくれた本当の歯があるようです。

カルテを書きながら、1年前に涙ながらにこれまでの歯科医療歴を訴えていた姿を思い出し、感慨深いものがありました。

何十年にも渡る心の伝わらないように感じた黒い歯と暗い笑顔。すべてに積極的に、快活になれなかった自分。過去の不本意な表情からくる気持ちの落ち込みのことを振り返れば、1年の治療期間はなんてことはないのです。

これからのより長く、深い前向きの人生に、笑顔はよりプラスに働くことでしょう。

僕らにとって笑顔が何よりのお礼です。ありがとうございました。

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ビデオで反省

動画は写真のような静止画と違うリアルさや、時系列の動きの変化が分りやすいと思います。

様々なオペテクニックなども動画はとても勉強になります。特に会うことも無いだろう、地球の裏側の著名なドクターのオペはDVDで販売されているし、学会でも観る事がありますが、バックグラウンドミュージックなどの効果音による演出もあり、とても華麗に見えます。

さてDTのカズエさんに借りているビデオカメラで、先日当院で私が行ったインプラント・オペをスタッフに撮影してもらったのですが、これを観てみました。カメラマンはメカに強いDHワカさんです。

どういう状況でも対応できるように準備した上下顎同時オペでしたが、結局比較的容易なオペとなり、ちょっとガッカリというか、肩透かしをくったようなホッ!としたオペでした。

自分のオペを観るというのは、今回初めてなのですが、やはり静止画とは違ったところが見えて、聞こえて、面白いようです。こうやって観れば、「もっとこっちゃ!こっちゃ!」とか庄内弁が聞こえないようにバックグラウンドミュージックさえ流せば、結構観れるじゃん!

でもいくつか改善したいところも観えて、いい反省手段になりました。これからのオペは動画で記録・保存するようにしたら、いいかもしれないなぁ。

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ヘルス・プロモーターとして

Ai_pre_2

A.Iさんのかみ合わせはそもそも捻じれていたのでしょうが、過去のむし歯治療の際にこれを是正するどころか、高すぎる冠が装着されたこともあり、前歯が合っていません。例によって冠の中の根管治療も滅茶苦茶です。

Ai_post_2

今回はこれらの不正の蓄積を御破算にすべく治療を開始したのですが、かみ合わせもだいぶ良くなり、綺麗になりましたね。あともう少しです。

こうして治療をしながら改めて思うのは、何十年にもわたり不正が蓄積されると、これを修正するのは容易ではない、ということです。時間もかかるし、お金もかかる。そして完全には戻せないかもしれないのです。

早い段階でこれを見つけ是正を勧めること、あるいは予防法を講じる事が専門職としての歯科医の役割だと思うのです。

歯や口腔、顔は、消化器官の入り口であり、会話やキスをしたり、歌ったり笑ったり怒ったり。その精神作用も計り知れません。もっとも人間らしさ、個性が表れる臓器なのです。

だから歯科医もヘルスプロモーターなのです。

"Best Dentistry is no dentistry."を目指して!

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歯科医原病

Yama_1_2 プロフェッショナルな職業と呼ばれながらも、人間だからすべて患者さんの望みどおりに満足させることは不可能でしょう。

それを承知しているから毎日の仕事や一社会人として生活を営みながらも、懸命に専門分野の研鑽や専門外でも見識を深めようと努力しているのです。

それでも人間は老いて身体機能は低下します。自分がX線写真のような仕事をするようになったら、イヤ!する前に引退しなくてはなりません。

しかし、都会で治療を受けてきたというyamaさんは、壮年のセンセイに治療してもらったそうです。年齢に関係なく同じ職業人でありながら、悲しくなります

全ての歯の根っこの先に膿が溜まり真っ黒です。金属の支柱が根管を外れ横ちょに穴の開いている歯もあります。なんとか1本の歯以外、とりあえず救うことはできましたが、予後に不安は残ります。Yama_2

今、国は歯科医が増えすぎているからと、歯科医の入り口となる国家試験(ペーパー試験)で若い歯科医の誕生を絞り込もうとしています。これから修行を積んで一人前にならんとする段階で、ペーパー試験だけで6年間学んできた歯学部の若者を排除し、国や国民に役立つ歯科医が増えるのでしょうか?

既存の資格にぬくぬくとしている歯科医よりも、心身ともに若い、意欲のある歯科医の方が求められているのではないかと思いますが。

(さあ、こんなこと言っちゃって、わが身を崖っぷちに追いやり、不安な気持ちも出てきた初老歯科医でした)

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「インプラントて、すごい!と思いました」

”インプラントは噛める!”と噂に聞いて、隣町からお出でのミズさんですが、前回、初期固定も良好なゆえ、仮歯を装着し、すぐに噛んでもらっていました。

あれから1週間、(どんな具合だろうか・・・)とずっと思っていました。大丈夫な筈だ、と思いながらも、やっぱり即時負荷はどこか心配なものです。

久しぶりに、突如として歯が出来たので、ほっぺや舌を噛んだり、不具合がないか心配で入室早々に聞いてみました。

ミズさんは小声で一言、「すごい!・・・」

続けて、「インプラント、てすごい!と思いました。噛めるんですね~!久しぶりに自分の歯で噛みました。」

(”自分の歯でなく、インプラントです”とは言わないけど)

ああ、良かった、良かった! ホッ(^。^)

少なくなったけど、残っている本当の自分の歯も、助かったことでしょう。

これから、もう一頑張りです。

よ~く、歯磨きしましょうね。

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OZの会 1月例会

Kokuren_u 東京・渋谷です。天気も良いし、いつもと違う方向に歩いてみました。しばらくすると青山学院大学の道路を挟んだ向かい側にピラミッドのような立派な建物が目につきした。国連大学というのだそうです。一体何をしている大学でしょうか?どうして日本にあるのでしょうか?きっと日本がいっぱいお金を出したんだろうなぁ。

さて今月の演題は1)ホームページを活用した集患と求人活動、2)CO2レーザーを利用したホワイトニングの効果について、3)歯科インプラント臨床52年とインプラントの未来予想 でした。

冒頭のハタ会長の挨拶は5分ほどですが、いつも文化的教養が滲み出ていて、これを聞くだけでもこの会に出る甲斐があります。

2)いつも司会をされているスギヤマ先生は最新のレーザー機器を利用したホワイトニングを紹介してくれました。時間的に短縮される面白い方法だと思いましたし、PMTC(professional mechanical tooth cleaning)+PCTC(professional chemical tooth cleaning) という考え方は、メインテナンスの方にも受け入れてもらえる考え方だと思いました。

メインイベントの3)のカケタ先生は日本で最初に歯科インプラントをなさった方で、なんと私が生まれた昭和32年に補綴学会誌に投稿されていました。当時はインプラントとは言わず”嵌植義歯”と言っていたんですね。ほとんどは骨膜下インプラントのことのようで、現在ではほとんど行われていません。

どの分野でもパイオニアと呼ばれる人は、並々ならぬ情熱をもち、惜しみなく努力を傾けるのです。恐らく多くの失敗もあったのだと思いますが、成功した時の喜びが挫けない忍耐を培っていったのでしょう。世界中に多くの仲間がいたことも支えになっていたように感じました。

80歳近い先生の言葉は、他の人が同じことを言っていても、一つ一つに重みがありました。

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寝た歯を起こせ”アップライトupright”

Upright_1 昔から”寝た子を起こすな!”と言われてきました。面倒なことをするな!、という意味です。

しかし、寄り添っていた隣りの歯を失い、手前に倒れてしまった寝たような歯は真っ直ぐに起こさなければなりません。

そうしなければ、むし歯や歯周病になり、この歯の寿命を縮めこそすれ、噛むという機能には使いようもないからです。歯は横から加わる力には弱いのです。

だから面倒なことはしたくないのですが、きちんと治療するためにはアップライトは避けて通れないのです。

Upright_2 ”寝た歯は起こせ!”です。

でも今のところ健康保険では1円も支給されません。なぜ? まあ、歯科ではこんなことは沢山あります。

だから歯を失ったら、放置せずにきちんと補いましょう。

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当日キャンセルについて、もの申す

歯科治療において予約制をとる一番の理由は、患者さんの安全のためです

当院での予約時間は30分から2時間が多い治療時間ですが、この時間はその人のために準備をして空けているのです。もし当日にキャンセルやブロークンになると我々は何もすることが無くなってしまいます。またそれまでの準備や物が無駄になったり、徒労に帰することとなります。

そしてまた、医療は我々医療従事者にとっては”仕事”である、ということです。残念ながら慈善事業ではありません。(慈善事業ならどんなにか楽でしょう)

どんな職業でも仕事をしなければ収入を得ることはできないでしょう?だからキャンセルがあれば我々の収入はその分少なくなるのです。

とは言え、患者さんにものっぴきならない都合があるでしょう。健康上の問題や近親者の不幸などは、理解できる理由です。急の仕事の都合ももっともなように感じますが、それは我々の仕事、あるいは自分の歯やお口を軽視しているに他なりません。他人の仕事を等閑にする人が、自分の仕事に責任をもつことができるものでしょうか?。

”友達に誘われて・・・””ただ都合が悪くて・・・”などはもっての外です。

歯やお口の健康を得ることが、その程度のことで引きかえにされるなら、当院での計画的な治療は難しいとお考えいただきたいと思います。

”一日も早く、より健康的になりたい”、と通院されている他の多くの患者さんにとっては、そのようなキャンセルは時間を妨害されているのと同じことなのです。

その辺をご理解の上ご予約いただき、どうしても都合がつかない場合は必ずご連絡いただきたいと思います。

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よみがえるピンク色

Melanin_pre_3 黒ずんだ歯肉の色は歯肉上皮下にメラニン色素が沈着したためのもので、喫煙者(スモーカー)によく見られる現象です。

実は歯肉だけでなく皮膚にも同様の現象が起きていて、大抵タバコを吸う人は顔も黒ずんでいるはずです。

また、直接タバコを吸うスモーカーだけでなく、間接的にその煙(副流煙)を吸う家族にも見られます。学校歯科検診で子どもたちにも黒ずんだ歯肉を見ることがありますが、尋ねるとほぼ100%、家族にスモーカーが居ます。

タバコは”百害あって一利なし”です。スモーカーには一番大切な家庭でも分煙などのマナーを厳守していただきたいと思います。

Melanin_post_2

笑顔の口元にのぞく白い歯を引き立てるのは、健康的なピンク色の歯肉です。メラニン色素除去療法(フェノール・アルコール法)後、およそ2週間の写真です。

リサさんの黒ずんだ歯肉もきれいになりました。これから歯の審美治療に入る予定ですが、結果を見れば始めた禁煙を継続してもらえることでしょう。

禁煙は、健康のため・・・だけではなくて、自分の美しさや愛する人のため、ですよ。

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”噛み合わせ”の効用

噛み合わせ(咬合)が、全身の健康に如何に影響を及ぼすか!

もちろん美しくなるという精神作用もあり、そのことだけでも十分なのかもしれませんが、頭痛、肩こり、めまい、躁鬱など、いろんな病状に変化をもたらすのです。

20071213_pre 20071213_post クーさんも上記すべての症状がありましたが、今ではほとんど無くなり、人生のパートナーも得て、本当に幸せそうです。

おめでとうございま~す!

歯科医学の世界では言われていたことですが、機能は形態に影響を及ぼし、機能は形態を掌るのです。

治療しながらも不思議なものだと思いますが、考えてみれば体は一つ。歯や咬合は歯科の問題だけでなく、全身に影響を及ぼすのです。

慢性的な症状で、何年も他科に通院してあまり効果がなければ、意外にも歯や噛み合わせが関係しているかもしれません。

でも、こんな効果的な治療でも、現在、保険からは一円もおりないのです。

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噂の東京マガジン

毎週日曜日に「TBS噂の東京マガジン」というTV番組があるそうです。

この前のは観る事は出来ませんでしたが、歯科界の問題を象徴するような事件を取り上げ、国民に注目しやすいように歯科保険医療の現状を問題提起したようでした。

相次ぐ倒産する歯科医院、歯科保険医療の安価な評価、自殺者も出る不当な監視などが取り上げられているようです。これは良質な歯科治療と密接に結びつきます。

今の日本の歯科医療の問題をより多くの国民に考えて欲しいと思います。。日本国民にとっては真に”不都合な真実 An incovenient truth”なのです。

是非ご覧ください → http://www.tbs.co.jp/uwasa/20071209/genba.html

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IPSG & OZ

午前中はIPSG冬季学術大会、午後は東京OZの会12月例会に出てきました。

IPSGでは若い先生のリーゲルテレスコープ治療例とベテランの先生のインプラント治療による咬合の再構成例を見せてもらいました。IPSGはテレスコープ義歯の正統派のスタディグループで、あまりインプラントを推奨するグループではありませんが、それでも演題にインプラントが出てくるようになり、時代を感じさせるところがあります。

しかし、術前診断や治療計画、咬合などにおける基本的な部分はやはり厳格であり、アルジネート印象の方法、石膏の練和など、毎年基本的なところを反省させられ、初心忘るべからずという思いになります。

OZの会はインプラントや再生療法などの最新の動向をみることができます。

今回発表のPRGFという再生療法は衝撃的でした。短時間で比較的容易にできることも魅力です。これなら当院でも可能です。近々システムを見学に行きたいと思います。

そんなわけで結局今日は昼食は摂れませんでした。出てきたお腹には丁度よかったかな・・・(^_^;)

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コーヌステレスコープデンチャー

2007125_pre_2 2007125_postもう笑うことも出来なくて・・・今まで長年我慢してきました・・・

いろんな事情があり、なかなか計画的な歯科治療が出来なくて、不都合があればその都度応急処置でここまできました。

でもとうとう二進も三進も行かず治療に来られたのでした。

いろんな問題があり大変でしたが、ようやく先日コーヌステレスコープデンチャーを装着して一段落することができました。しっかりと動きの少ない義歯に満足してもらえたようです。

ドイツ生まれのコーヌステレスコープ義歯は入れ歯ではありますが、優れた入れ歯です。日本では今でも保険給付外の入れ歯です。日本の保険の入れ歯は、針金(クラスプ)とプラスチックで出来ているもので、世界的には100年以上前のものと言われます。

その時代に見合った世界的に標準な義歯(入れ歯)が、日本でも保険で提供できるようになるといいですね。

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OZ11月例会

朝、目覚めたら風の音も聞こえず静かです。

駅に電話すると始発から定刻通りに羽越線は運行しているという。ネットで天気予報を確認しても、再び大荒れになることもなさそう、ということで”いなほ”2番電車で東京に向かいました。

今日の演題は3つとも期待通りで、足を運んで良かった、と思えるものでした。

一つは「オギュメーター」について、二つめは「多数歯欠損症例と神経麻痺の経験例」について、三つめは「インプラントのアシスタントワーク」についてでした。

「オギュメーター」はGBRを不要にするいい武器になりそうだけど、ちょっとフル装備は高価。来月のドイツからの新情報も楽しみです。

二つ目の演題では、インプラント経験の豊かな先輩の話は示唆に富みます。「人は脂ののりかかった時期に、その脂で滑る」と本田宗一郎の言葉を借り、医師としてぬかりのない、慎重な姿勢を諭してくれました。

三つ目では、日本とヨーロッパの滅菌器の原理の違いについては、初めて知りました。ヨーロッパは進んでいると感じました。スタッフと共にできるところから改善しなくてはなりません。日本でもいい滅菌器が作れるはずなのに・・・国の審査が多くの日本の開発力や創造性を蝕んでいるようです。

ああ、やらないといけないことが多すぎるなぁ。知らなければそれまでですが・・・。

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食育を考える

大泉小学校で今年2回目の学校保健委員会がありました。主なテーマは”食育”で、「子どもの健やかな成長を願う食のあり方」と題した栄養士さんからのお話がありました。とてもためになりました。

家庭の核家族化、共働きなどの時代的な背景もあり、家庭での食の躾が不十分になりつつあることから、学校給食の果たす役割は、栄養的な配慮だけでなく、躾的な作法やエチケット、マナーなどの教育も担っていることを知りました。

各家庭での食事では緑黄色野菜が不足しているようで、毎日摂取している家庭は半分なそうです。一食70グラム摂取することが望ましいということですが、生野菜で想像すると相当な量ですよね。煮ると小さくなりますから、そのような調理法を活用することがポイントだということです。これから寒くなるし、鍋料理がいいかもしれませんね。

学校歯科医の僕からは、この春の検診から12歳児(6年生)のむし歯保有率DMFTは0.18で、この地域のベスト3(40校中)に入ること、また子どもの歯は家庭や親の鏡で、ひいては地域の鏡であり、この学校の子どもたちが大切にされていることをうかがい知れる旨の話をさせていただきました。

来週は2回目の歯科検診です。

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咬合病

Epa_pre 咬合病occlusal diseaseとは、咬合(噛みあわせ)の不調和から生じる病気のことで、1963年にGuichetが命名したものです。例えば歯軋り、歯周組織の損傷、咀嚼筋の疼痛痙攣、顎関節機能障害、慢性の頭痛などです。

咬合の不調和のなかでよく経験するのが、中心位(関節に合った位置)と中位咬合位(歯が噛みあう位置)とのズレからくる症状です。ある先生は”中心位病”と名づけています。

EPA test(中心位と中心咬合位のズレ試験)ですが、Mさんは特にズレの大きい方ではないかもしれませんが、ズレの許容量は個人差があり、精神的なストレスも発症に影響します。

一般に女性の方が多く、若い(20~50歳)方に多いようです。わずかなズレでも精査後、ちょっと調整することで随分と楽になることも経験します。

Epa_post Mさんの咬合調整はまだ完璧ではありませんが、特に左の顎関節頭と偏移が少なくなり、それに伴い頭痛などの症状も軽くなりました。

いつまでも治らない慢性の頭痛や整形外科的な症状の一因に噛み合わせが影響していることもあるのです。

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噛み合わせと顎関節症

Pre_tmj ミズさんのかみ合わせは治療上難しい”開咬”で、しかも顎関節症を発症しています。特に最近は育児というストレスも加わり、悪化してきています。

写真は右側の顎関節の動きですがガタガタで、軌跡もバラついていました。

開咬の根本療法は現時点では無理なようでしたが、精査後2回のかみ合わせの調整でなんとか改善してきました。気持ちの上でもすっきりしてきたようで精神的な方面にも改善しているようです。

Post_tmj 顎運動の軌跡からも、だいぶ顎の動きもバラつきが無くスムースになっているのがわかります。今後も定期的な顎運動の検査と調整が必要と思いますが、まずは改善して満足していただけたようで、良かったです。

顎関節症は人により千差万別でなかなか難しい病気ですが、噛み合わせがおかしいケースでは、調整すれば大なり小なりに改善することが多いようです。

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エイズ、C型肝炎、そしてむし歯は?

エイズ(HIV)、C型肝炎(HCV)ともに、血液製剤によるウィルス感染により、かなり日本国民に蔓延した病気です。

今世間で問題になっているのは病因感染経路が明らかになった後も、つまり事故のプロセスが判明した後も、国はこれを排除せず黙殺したことのようです。

国の監督官庁が何をしたわけでもないけど、国民を守るために何もしていなかったのです。所謂、不作為ということでしょう。

さて、むし歯はどうでしょうか?

これも同じような構図が想像されます。これまで世界保健機関(WHO)は、日本のむし歯の異常な多さに驚き、調査団を送り、間違ったむし歯予防策に対して是正するように2度も勧告しているのです。

これに対して国は何もしてきませんでした。少なくとも積極的な行動はありません。

むし歯は直接”命”とは関係しないかもしれませんが、国民の慢性的な健康、そして財産、生活の質に大きな影響があり、長年の不作為は多大な損失を招いたことに間違いありません。

そんなことを歯科医としては最近のTVニュースを観ながら連想していますが、歯科医のメーリングや歯科医師会などの歯科医療側から何も話題が出てこないことが悲しい日本の現実でもあります。

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「臨床に出たからこそ学ぶ最新歯周病学」

今日は第10回山形県歯科保健大会が山形ビッグウィングで開催されましたが、当院の歯科衛生士と共に、タイトルのような講演の勉強をしてきました。

学生時代に聴いたことでも、臨床に出てからあらためて聴くと、受け止め方、理解が全く違うものです。人気な講師(佐藤聡先生:日本歯科大新潟生命歯学部教授)のこともあり、多勢の歯科衛生士が集まりました。

2007113 若い歯科衛生士からは、臨床に出てからの感性鋭い、率直な疑問も質問として出されました。

僕も同じような内容の講義を衛生士学校で講義していますが、話の進め方や裏打ちされたデータ、多様な経験からくる話の深みに、同じ教える立場ですが敬服させられました。

講師の先生は、母校の後輩で新進気鋭の教授ですが、歯科医であるだけでなく、御坊さんの資格もあるユニーク経歴の持ち主です。海外留学やJICAでの経験もあります。そんなわけで話の上手さは、仕事柄プロなのです。

「でも先生の方が若く見えるよ!」と当院のスタッフは的違いの励ましをしてくれます。

ありがとうね。(^_^;)

今日は当院の歯科衛生士のスタッフ、そして私にとっても、それぞれ違った面で勉強になりました。ああ、まだまだやらないといけないことがあるなぁ~。

”青年歳老いやすく、学成りがたし”そんな言葉があったよなぁ~。

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庄内療育訓練センターへ

自閉症のお子さんの歯科治療をより知りたくて、鶴岡市道形町にある庄内療育センターに当院の歯科衛生士を連れて行って来ました。

2007112 ここには庄内各地から一般の歯科医院で手に負えない障害をもつ子供たちが歯科治療を受けにやってきます。

当院に通院しているMちゃんを通して、治療を行う療育センター、予防とトレーニングを行う一般の歯科医院という役割分担を行っている中、療育センターにおける治療はどのようなことが行われているのか、その後の私たちの役目は何なのかを知る一つの機会になれば、と思いセンターにお願いしたところ、この度快く受け入れてくれました。

一昔、県歯科医師会の歯科センターに勤務していたころは、毎日レストレーナー(抑制器具)を用いての治療がありましたが、とてもストレスのある仕事でした。そのころ感じたこの手の治療の成否は、如何に周囲のスタッフと阿吽の呼吸で治療できるか、でした。治療内容は単純ではあるのですが、体動の激しい障害児ではそれさえも至難なのです。

あれから30年近く経ちました。自閉症とは言え非常に幅広い病気ですが、自閉症の子供たちとのコミニュケーションのとり方も絵や写真、サインを用いたりして、進歩してきていると感じました。当院の歯科衛生士にとっては、初めてのレストレーナーを用いた治療見学で、とてもいい経験、勉強になったようです。

センターの歯科衛生士のカネコさん、Drイシカワ先生、お忙しい中、いろいろ教えていただき、ありがとうございました。

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AGCスリーユニットブリッジ

20071026_k Kさんの治療もようやく今日でメインテナンスに移行することとなりました。まるで自分の歯のようですが、上顎は1本も自分の歯のない、無歯顎です。

最新のインプラントコンセプトに基づいたフィクスチャー埋入と、AGCスリーユニットブリッジ(内冠アバット、AGC、フレームの3ユニット)で固定式の補綴物を装着しました。固定式とは言え、術者可撤式ですから、メインテナンスにお出での際は外してクリーニング可能なのです。このAGCキャップは鋳造と違い、すばらしい精度で食い付いてきます。だから食事中もビクともしません。

Missk 下顎はインプラントアシストのコーヌス・テレスコープです。こちらもKavoのヨコ型研磨機による内冠仕上げと、インプラント・サポートもあり、がっちりと顎と一体化しています。

すごい歯科技工技術でしょ?近年のインプラントと補綴技術には目の見張るものがあります。総入れ歯で苦労している人や重度の歯周病で苦労している人にとっては、”助かった!”という思いの治療が出てきているように感じます。

日進月歩の歯科医療に、歯科医の弛まぬ研鑽は言うまでもありませんが、これを支える歯科技工士、歯科衛生士などのチームアプローチが欠かせない、とつくづく感じるケースです。また院内技工と外注技工の見事なコラボレーションでもあります。

「家族に”きれいだね”、て言われました・・・」ニコッとはにかんだ様なKさんの笑顔が、例えようもなく嬉しく、満足のいく仕事ができたことに一先ず安堵することができました。

これからは表舞台でも自信をもってお母さん業をがんばってくれること、期待していま~す!

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無料相談

お口の健康や治療についての無料相談を実施しています。

前もって予約をしていただいていますが、当院の診療時間外で、勝手ながら私の都合の良い日時でお願いしています。

相談内容は、お口の健康について、治療についてがほとんどです。あくまでも相談ですから、傾聴と視診以外の方法は行いません。これ以上については、改めて診療時間に予約をとらせていただいています。

今朝も遠方から一人の女性がお出でになりました。初めての場所だったらしく、随分迷ってたどり着かれたようです。

大抵共通することですが、クライエントが説明するこれまでの治療経過を聞いていて感じることは、ゼロベースでの診査と治療方針の必要性です。患者も歯科医師も納得できる歯科医療を目指したいものです。

だから終わりのない研鑽と忍耐が必要なのでしょう。どの仕事も同じです。

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膝も交えんばかりの

今後の歯科治療計画の資料採取のため、今日の午前中の最後に、いつもCT撮影をお願いしている脳外科クリニックで、患者のKさんと待ち合わせ。

すでにkさんは着いていて、待合室の硝子のドア越しに、お辞儀をして挨拶を送ってくれました。5分前に着いたというkさんと、撮影の順番が来るまで、いろいろとお話することができました。

白衣を着ないで、同じ長椅子で、同じ高さの目線で、膝も交えんばかりの隣の席で話をしていると、不思議な感覚になりました。

医者と患者との間柄ではなく、なんか友達とか知り合いと話しているような気持ちになります。

そしてまた、このクリニックの受付の方ともお知り合いで、脳外科の待合室は井戸端のような暖かな雰囲気となりました。世の中狭いものだ、とつくづく感じます。

データCDの出来上がりを待つ私に、仕事があるにもかかわらずkさんは奇特にも付き合ってくれ、世間話で時間をつぶしてくれました。

患者さんはみんな自分の家族や兄弟だと思って治療に当たること、これが医者の基本的な治療姿勢だろうと、改めて思うのでした。

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扁桃(腺)は必要か?

体の中に不要なもの(臓器)はあるはずない、と思いたいのですが、どうも扁桃の場合よくわかりません。

すべての人に不要と考えているわけではありませんが、ある年齢に異常に肥大し喉を詰まらせるぐらいになり、鼻で呼吸できずに口で呼吸せざるを得ない場合に問題なのです。お子さんは毎晩いびきをかいていませんか?

体が形づくられる大切な無二の成長期に、このような気道の閉塞が起きると、この障害に合った気道が形成され、閉塞が戻った後も生涯その悪影響を受け続けるのです。

具体的には開咬(歯が合わない)や上顎の狭窄などが起き、顔貌も醜くなります。

このため歯科(予防抑制矯正)では早期に扁桃をとってしまうことが薦められています。最近読んだ文献をご紹介します。

この文献によれば扁桃とアデノイドを早期に切除を受けた17名の子供たち(平均年齢5.8才)の5年間の追跡した調査で、呼吸障害も取り除かれましたが、5年後には対照群に比べX線写真上の分析で短い脳頭蓋底と短い鼻を認めた以外は同じとなり、早期治療が顔面の成長パターンを標準化する可能性があると結んでいます。

(Zettergren.Wijk,et al :Eur.J.Ortho.2006 Changes in Dentofacial Morphology after Adeno-/Tonsillectomy in Young Children with Obstructive Sleep Apnea A-5 year follow Up Study)

でも日本ではまだ早期治療はスムースに行われていないようですが、いかがでしょう?

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盛会!第50回日本歯周病学会

50回記念大会というだけでなく、学会の開催場所(東京国際フォーラム)がいいこともあり、これまでになく多勢の参加者があったようです。歯科衛生士のセクションもあるため、女性参加者が多いことは、この学会の特徴でしょう。

今回の主な臨床テーマは”再生療法”でした。現在は細胞特性を生かしたメンブレンテクニックやEMDが主流ですが、近い将来、ティッシュエンジニアリングによるサイトカイン療法などのバイオサージェリーが臨床的に応用可能なところまできていると強く感じました。

”ああ、骨をつくり過ぎちゃった!”なんていうことが、現実となりそうですよ。

また、昨今のインプラントブームで、歯科大学のインプラント診療科は若い歯科医の人気ナンバーワンの講座なそうで、またインプラント学会も月に200名もの新入会員があるほど盛況なそうです。そんな現象に著名なインプラントロジストが警鐘をならしてました。

歯を残す技術、知識、経験(歯周治療、歯内治療)や咬合治療(かみ合わせ)を知らずに若い歯科医がインプラントに走るのは危険であるとともに、自分の歯を残してほしいと願う患者さんとの認識の差は、医師と患者との信頼関係に深刻な医療問題となる可能性をひめているのです。

それ故、”・・・再生療法やメインテナンスなど、歯の保存療法に精通した歯周病専門医こそがインプラント治療を行うに相応しい”とのコメントもありました。

まあ、ちょっとリップサービスでしょうが、でもアメリカ歯周病学会では演題の多くがインプラント関連なそうですから、あながち記念大会用の”ゴマすり”でもなさそうです。

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「乳房検診!?」

今日は、鶴岡市の50歳節目検診があり、早朝(午前6時半)から歯科検診にスタッフ1名を連れ、健康管理センターへ行って来ました。

Drが3名の予定でしたが、1名がすっかり忘れていたようで、2名で対応することとなり、40名ほどの受診者の検診が終了したのは8時過ぎ。

急いで帰宅し、さっと朝食を済ませた後、出勤し9時からの診療には支障はありませんでしたが、今日は”歯漬け”の、とても長く感じる一日でした。

さて、検診中のハプニング。ある女性受診者がユニットに横になるや、上着を脱ぎ、胸元のボタンだか、紐だかを外し始め、胸を露わにしようとするではありませんか!!

スタッフのワカちゃん、「あのぉ~歯科検診ですけどぉ・・・?」

女性受診者 「えええ~!!??やだぁ~!!\(~o~)/」と、顔をやや赤らめ大笑い。

どうやら乳がん検診と勘違いしたようです。会場の入り口にはちゃんと”歯科検診会場”と書いてあるのにねぇ。他の検診も同じ建物でしているので、うっかりしたのでしょうか?

私 「・・・・」 (ワカ!黙っていれば・・・いやいや冗談、冗談 (#^.^#))

50歳ですからね。考えてみたら面識はありませんが、私と同い年なんですよ。

明日、木曜日は土曜日が学会出席で休診のため、代診日で一日やりま~す。

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発表すること

2007916 昨日から東京で開催されていた第3回IAOJapan総会に行ってきました。IAOはInternational Association for Orthodontics(http://www.iaortho.org/index.htm)のことで世界中の一般歯科医の矯正や咬合に関する勉強会で今回はその日本支部の総会です。

今年も昨年に引き続き発表させていただきました。だからこのところ、その資料作りに追われていました。演題は「SASを利用したSkeletal Class 2 div.1open biteの一治療例」です。ウマくいったところ、反省すべきところなどを踏まえ、予防抑制矯正の重要性を説き、我々に課せられたテーマやできることを提起させていただきました。

治療をやりっぱなしではなく、総括して、考察することは自分の勉強になるのです。「求めよ!さらば開かれん・・・」で、いくつかのご助言も頂戴して、いろんな考え方や方法があるものだと、改めて感じました。また提起した出産や乳児期の課題についても貴重な映像も見せてもらいました。

また、アメリカと行ったり来たりのIPSGのミワ先生や岡山大小児歯科の先生からもご挨拶や資料を頂戴し感激でした。

今回は予想以上に他分野にわたる勉強ができましたが、これは同じ歯科でも専門が異なる分野の方が集まっているからだと思います。ユニークな会かもしれませんが、日本の似たようなグループと違い、グローバルなつながりをもつところ、科学的であるところで独善的になっていないことがいいと思います。

それにしても東京は暑かったなぁ~!

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step by step

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チエさんの治療も終盤となりました。慢性病の治療は時間をかけながらstep by stepです。

治療を進めながら診断を修正するから、治療も変わることがあるわけです。

治療の順番は、まずは歯周治療です。これは家を建てる時の地盤づくりや基礎工事に当てはまるのです。事実、これなくして建物を建てられないでしょ?

でも保険の歯科臨床では何の規制もありません。決まった手順で治療をしたか、データをとったのかの証拠があれば良くて、治療の成果がどうだったかは問われずに、すべてDrの良識的判断で次のステップに進むことが可能となっているのです。

いかにも事務屋の考えることですが、手順とか書面証拠については実に厳しい。問題はそういうことではないと思うのです。要は現場での中身、内容の問題なのだと思うのです。

介護のコムスンの問題でも、そこを見逃していては何も解決できないように感じますが・・・いかがでしょう。

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歯の引越し

今日の最後のオペは、歯の移植でした。もちろん自家移植です。他家移植はまだ試みたことがありません。

親知らず歯(第三大臼歯)を手前のむし歯で残せなくなった第二大臼歯のところに引越しさせるのです。ほとんどの場合「駄目元でやってみますか?」と患者さんに事前に説明するのですが、実際駄目になったことがないのです。つまり成功率は100%です。生きた歯根膜だから

今日は3根の穴に、1根の親知らず歯を移さなくてはならず、つまり穴の形が違うということです。これを合わせるためにインプランターでトリミング、ドリリングしながら、親知らず歯をクルクル回転させながら適合を探り丁度いい位置にピタッと収めます。

最後に上の歯でしたから、落ちてこないようにしっかりと縫合しておしまい!所要時間、正味約30分です。

痛みはまったくありません。無事に歯の引越し作戦は終了できました。

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久しぶりに”エムドゲイン”

今日、ひさしぶりに”エムドゲイン”(再生療法)の歯周外科手術を行いました。

”エムドゲイン”とは、歯根の形成に関係すると言われるエナメル基質蛋白(Enamel Matrix Derivative EMD)のことで、子豚の歯胚から抽出したものです。加熱製剤で安全性は世界的にも確認されており心配いりません。これは歯周病を治す方法ではなく、喪失した付着器官を改善しようとする方法です

現在、歯根膜、歯槽骨の再生療法のなかで、もっともポピュラーな方法なのですが、当院でも使いたい適応はたくさんあったのですが、厚生省の回収命令が出て商品が手に入らず、ここ何ヶ月もしたくても出来なかったのでした。

今日のケースは予想以上に厳しい状態で、さらに他の療法も併用することとなり、稀な手術となりました。それだけに結果が楽しみなようで、怖いようで、しばらく経過を注視しなくてはならないでしょう。

ところでブログを書きながら今更ですが、EMDを抽出された子豚はどうなるのか気になってきました。

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がんばったよ!外傷性再植歯

10年前、荘内病院にいた小学校の教頭先生から電話があったのは、何時ごろだったのだろうか?

Taka_2  小学3年生のタカちゃんは車に巻き込まれる交通事故に遭い病院に搬送さたのでしたが、一次処置終了後、上の前歯が1本道路に飛び出したことに気づき(完全脱臼)、学校歯科医の私に指示を仰ごうと即刻病院に駆けつけた教頭先生が電話をよこしたのでした。私も間もなく病院の救急外来へ駆けつけました。

タカちゃんの右上中切歯の歯根には砂が付着している状態でしたが、洗浄消毒後脱落歯を元の位置に再植しました。

Taka2007 あれから10年経ち、再植歯の歯根の外部吸収も歯冠にまで進み、いよいよダメなようです。

でも小学校3年生から大学生まで大切な成長期に、この再植歯は成長変化に順応し、頑張ってきたと思います。

さあ、これからが私の腕のみせどころ?週末、東京で症例検討会です。

もしも抜けたら、絶対に歯根を乾燥させないようにしてください。専用の保存液もありますが、牛乳の中に浸す、その人の血液や唾液に浸す。可能なら抜けた穴に戻して歯医者さんのところに駆けつけたください。

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休日は急患

医療は休みなようで、休みで無いのです。

今日も急患で、12日以外、毎日急患に対応しています。

”かかりつけの患者さん”が、急患でみえないのは不思議なものです。

遠慮しなくていいんですよ。

いつもやりなれない会計も含め全て一人でこなさなくてはならず、これはこれでいい勉強になります。

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「面倒だから・・・」

先日、某国立大学歯学部の先生の講演を聴く機会がありました。

充填治療(保存修復学)の専門家でチュータも務める、学生教育に携わっている中堅の先生です。様々なことを教えてもらいましたが、充填手技の写真に一つもラバーダム防湿が施されていません。

僕たちが学生教育を受けていた頃は、コンポジットレジン充填の際は、大学の先生たちは必ずラバーダム防湿を施していました。どんなに多数歯であろうと、巧みにクランプをブラックコンパウンドでバランスをとりながら、計測しパンチアウトされたラバーシートの穴をフロスで歯頚部に適合させていくのです。

坦々と術野を管理下に治めていく手技を国手の神業を見るかのように眺めていたことを覚えています。

そういう専門の先生の治療を見てきたから、充填治療は確かに術者の腕が左右する治療手技ではありますが、その巧みさは充填手技そのものではなく、その前の繊細なフィールドコントロールにあるという認識をもったのです。

だから今も未熟ながらも自分の臨床でも務めてラバーダム防湿を施すようにしています。それは術者の腕の差をカバーし、材料の性能を研究室レベルでパフォーマンスする唯一の方法である、と思っているからです。

でも”現代の充填材料は進歩し、防湿はしなくていい?”という疑問と嬉しい回答を期待しながら、打ち解けた二次会で講師の先生に質問させていただきました。

しかし、講師の先生から返ってきた答えはなんと「面倒だから」でした・・・。

将来の日本の歯科医療を背負う、国立大学の学生教育を担う専門医であっただけに、かなり失望してしまいました。

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GBR&ソケットリフト

Hiro_2  長いような半年間も過ぎてしまえば昨日のことのようです。

今となっては、インプラント治療が無くてはならないケースというものがあります。

ヒロさんは上の犬歯から後方4本の片側欠損で、残存歯がすべて補綴されています。年齢的にもまだ若く可撤式義歯は受け入れ難く、また残存歯への負担を考えてもクラスプ義歯は避けたいところです。

そんなわけで、ご相談のうえインプラント治療を施すこととなりました。

ただ、手前の4番の頬側の骨が大きく失われ、後方は上顎洞が下りていて、単純な埋入ではありません。

そこでCT診断から手前4番は傾斜埋入とGBR、後方6番は洞隔壁を狙い、7番はソケットリフトです。いずれもオステオトーム・テクニックを用いています。

今日、ヒロさんのインプラントブリッジも無事にセット完了!

これで右側も少し楽になりますね。

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個別指導受ける

新規の保険医、保険医療機関は、6ヶ月以上1年未満に社会保険事務局の指導を受けるのです。

抜き打ち的に指定のカルテと模型、そしてさまざまな多くの文書や資料(指示書、技工納品伝票、領収書、材料伝票など)をもっていかねばならず、それを見ながら完璧なカルテ、証拠をもとめ(≠完璧な治療)、担当者は質問しながら注意、指導するのです。約1時間ほどで終わりました。

最後に何点か注意点を公表されましたが、幸い返還金も全くなく終える事ができました。ほっ!

絶えずより良い治療を心がけはしても、何もやましい事は無くても、全て完璧な文書を作れるはずもないから、やはり指導を受けるのは嫌なものです。

とは言え、当院としてはさらに精進努力し、より満足できる保険診療を心がけたいと考えております。

あああ~、でもまずはゆっくりしたぁ~!

県歯の担当理事の先生、そして当院のスタッフのみなさん、お世話いただき、ありがとうございました

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泣く子、泣かぬ子

歯の治療は、大人でもあまり心地よいものではないでしょう。でも大人はジッと我慢して泣くようなことはありませんね。

子供の場合は精神的にも未熟だし、感情もストレートです。また、これまでの嫌な経験や大人に言葉で脅されていたりすると(”言うこと聞かないと、歯医者で削ってもらうぞぉ!!”など)想像も手伝い、ただ診療室に入るなり泣いてしまうお子さんもいます。

規則正しい食生活(間食)を取られているお子さんは、不規則に好きなままの食生活をされているお子さんよりも診療室で泣いてしまうことが多いそうです。つまり食欲という欲望を日頃規制されながら、精神的に鍛錬されているお子さんは我慢できる、ということのようです。面白い研究結果だと思いました(岡山大、岡崎先生)。真偽のほどはわかりませんが、経験からそんなような感じもします。

でも中には泣かず、開かず、じっとお口を一文字に閉じているお子さんもいます。泣いてもなんでもお口を開けてくれないと、歯医者は仕事ができません。これには参りますけど、不思議にこういうお子さんは、話せばわかる納得タイプが多く、いつまでも閉じていることは少ないようです。

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言葉でも聞きたい!

ケイさんの下顎にインプラント・テレスコープ義歯を装着したのは先週。

その後、まだ一度も経過を見ていません。不具合があれば連絡がくるはずですが、ないところをみると順調だとは思うのですが、今日は装着後初めてお見えになる日です。

戦々恐々とケイさんを診療室にお迎えしましたが、お顔を拝見して安心しました。大抵、何も言わずともお顔に全てが表れていることが多いからです。

他に昨日、腫れと痛みで仕事も出来ず、内服薬も効かぬとお見えになり、切開排膿と抜歯を行った方も、今日受付におみえになった時のお顔は満面の笑顔です

聞かずとも分かっていても、嬉しい答えなら、それを言葉で聞きたいのは医者の性でしょうか。「痛い」「苦しい」「醜い」などの訴えを聞くことが多い毎日の診療の中で、患者さんの嬉しいその言葉は疲労回復の万能薬でもあり、生きがいでもあるのです。

でもほんと綺麗になりましたね、ケイさん!

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E-type

今日は3本のesthetic implant(E-type)を埋入しました。

デリケートでテクニックを要する部位ではありますが、お口の奥にある臼歯よりも見やすく、やりやすく感じるのは歳の所為でしょうか。

新しくラインナップしたE-typeは、3mmの骨巾ながら、ridge wider & osteotomeを用いながら初期固定を得ることができました。

一部裂開し露出したフィクスチャーはGBRで骨の再生療法を行い、骨が出来るまで、しばしオネンネです。

今日も9本のバックアップ・インプラントの準備に安心して、満足できるオペができました。

ああ、充実感で一日終えられることは有難い。わざわざ東京から挨拶に来てくださったBBCのクロセさん、これからもよろしく!

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休日・時間外診療

診療時間外であっても基本的には酩酊なほど酔っ払っているとか、遠方にいて戻れなくて不在などを除き、急患には応じています。

だから24時間、常に歯科医である、という意識でいます。

もちろん、急患だけですからね。

Sさんの歯の痛みは、おさまったでしょうか・・・?

”痛い~!”と言われるのも困るけど、連絡がないと、結構気になるものです。

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オバセラ

今日は東京のスタディグループOZの例会に行ってきました。

毎月新しい医療器具、器械の紹介や最新のインプラント技術やそのほかユニークな治療法を吸収できることは、自分の視野も広がり、研鑽になります。同じ業界でも田舎で感じていることと、東京で感じていることは違い、面白いと思います。だからわざわざ遠路、東京まで足を運ぶだけの価値があるのです。

このたびはスーさんの症例相談や、その参考文献も頂戴して大変助かります。主宰のシオジ先生には感謝です。

往復のJRの時間も今では一般の本を読む貴重な時間です。

今回のメイン講演は、”オバセラ”です。「おばさん」「セーラー服」ではなくて、なんとも変った名称ですが、オーラル・バランス・セラピーの略でやや商業的ですが、目指すところは同じで医科と歯科との統合医療です。もう少し詳しく知りたいと思う内容でした。

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良いこと&悪いこと

今日、カウンセリングの予定の患者さんがキャンセルになりました。これが悪いことです

患者さんにもいろいろと仕事やプライベートな事情で急なこともあることでしょうが、カウンセリングの前にはその患者さんのデータ分析と総合的な診断、年齢に応じた予後の予想、治療に要する費用など多岐にわたり検討します。だからカウンセリングの日は、そのかたの治療への情熱を含めた頂点になるのです。

患者さんなら、きっとこの日を楽しみに、あるいは不安かもしれませんが、きっと通知表を先生からもらうような、三者面談のような重要な日なはずです。キャンセルになると、他の患者さんのカウンセリングを重ねていくため、どうしても知識・情報や情熱が薄れてしまうのです。

良いことは午後に義歯調整した患者さんから、調整後、わざわざ”義歯の具合が全然良くなって感動した!”と喜びのお電話をいただけたことです。

不具合はすぐに伝えていただけることが多いのですが、喜びは意外に聞けず、早々に喜びを表現して伝えていただけ、こちらも嬉しく思いました。有難うございました

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1%の発現率!3根

3root_post 根管治療中、余計な人工の穴を掘っているのではないかと不安な気持ちでした。

時間をかけて経過を見守っておりましたが、やはりこの上顎第一小臼歯は3根、3根管なようです。普通は1~2根なのです。

上条先生の本によれば、日本人の第一小臼歯の3根の発現率は藤田0.5%、岡本0.9%、上条0%、奥村5.6%と、奥村報告が例外的に高い理由を述べ、非常に稀なものであるとしています。まあ、平均すれば発現率は1%ぐらいでしょう

欧米人では、1.2~3%とやや高く、未開人種Bantu族ではさらに6.1%と高くなっています。

なんと類人猿では3根が正常なそうです。

でも正常とか標準とかいうものに束縛されずに、Zerobaseで個々に対応しなければならない、のだと改めて感じました。

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禁煙されて

Photo_24 もう20年も前、マサさんは”抜けた前歯を入れて欲しい!”とお出でになったのです。

でも、他にもむし歯とか、歯周病があり、これをちゃんと治さないと、術後の安定した前歯の修復はできません。さらに喫煙習慣は歯科の治療上、またお口や体の健康上も大変悪いものです。

あの頃、もっと強く禁煙を勧めることができれば、マサさんは歯を失うだけでなく、胃も失うこともなかったかもしれません。もっと以前に気づかせたり、治療できるシステムがあれば、随分と違ったことでしょう。

Photo_25 失ったものは大きかったけれど、時間もかかったけれど、タバコと引き換えに健康的できれいな白い歯やピンク色の歯肉を取り戻すことができました。

治療が終わり数十年経ちました。

マサさんとの出会いは、治療する側、される側ではありましたが、私にも禁煙(喫煙・タバコ)と歯科治療(歯や歯肉の健康)との関係で、大きな確信となりました。

マサさん、こんなところで、今時ですが、ありがとうございました。

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メインテナンス&SPT

今日は休診日ですが、山形へ講義のため出張でした。

それでもなんとか間近に迫ったトライアスロン大会のために、Run&Swimの2種目を練習しました。やっぱりSwimは練習不足だし、30分も泳いでいると飽きてきちゃいます。

さて、山形に着いたら、ユカさんとトモさんが、たまたまでしょうが、駐車場で出迎えてくれました。そのうち窓越しに見つけてくれた事務局長さんも出てきてくれて、ご挨拶。迎えに来てくれるのは、恐縮ですが嬉しいですね。

今日の講義は”歯周治療の進め方”でした。つまり一昔前で言えば”歯槽膿漏の治療の進め方”です。

実際の症例をまじえて説明しましたが、学生さんはやはり言葉や文章だけだと飽きちゃうようで、図や写真が入るとしゃきっとするようです。

歯周治療で大切なメインテナンス(定期的な診査とクリーニング)ですが、2007年日本歯周病学会から出されたチャートを見ると、以前はメインテナンスに含まれていた支持療法(SPT:supportive periodontal therapy)はメインテナンスとは区別されています。

治癒したと判定されればメインテナンス、歯周ポケットなどの病態は残るものの休止したと判定されればSPTということなようです。

完全に治癒と判定することは、なかなか自分の臨床上は無いので、ほとんどがSPTということになりそうです。

どちらでもいいことなんですが、両者とも歯科の治療上とても大切な診療行為でありながら、いずれも保険診療ではちゃんと評価されていないようです。そこが問題だと思うのですが。

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患者さんの涙

年に何度か、初診の患者さんが話をしていて、涙を見せることがあります。

一体、私に何を求めに来たのか?そのことは治療上とても重要なので、最初にお聞きすることになります。

様々なリクエストがありますが、涙を流すほどの理由は大抵”美しさ”が大きな理由です。治療を求める患者さんの立場で言えば、”醜さ”ということになるのでしょう。

如何に”美しさ”が精神衛生上重要であるか!! 特に女性においては。

いやいや男性においても、”積極性”や”パフォーマンス”に影響しているかもしれません。

昨日、また涙を見ることとなりました。

正直言って、若い女性の涙には弱いです。

なんとかしなくてはなりません。

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OZの会、6月例会

1ヶ月ぶりの東京は、天気予報よりも早く、正午過ぎには雨が落ちてきました。

そんなわけで、雨に追われるように会場入ることとなりましたが、すでに主宰や当番の先生、担当メーカーが会場の準備をされていました。

今回は「インプラント臨床適応症を拡げるための磁性アタッチメントの利用法」が主題です。

インプラント治療で審美面におけるプロファイルの重要性と吸収した顎堤の改善では義歯床の方が優位にあるという演者の話には同感できるもので、超高齢社会においてインプラントを利用した義歯の応用はますます拡がることでしょう。

またジルコボンドの話題も提供され、幅広い先端歯科医療技術についてのディスカッションがなされました。やはりこれからは金属アレルギーなどの健康問題もあり、メタルフリーの時代がやってきそうです。

そうそう、開会の挨拶で、武道の4要素(目、足、腹、力)の話は、歯科やインプラント治療にも通じる話で、大変興味深く拝聴させていただきました。

会長が笑顔でかけてくれる言葉は、田舎だからと言って、先端技術や情報に遅れるわけにはいかない、という思いにさせてくれます。

また来月が楽しみです。

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歯周病唾液検査

Bml_testjpg_2 歯周病の発症と進行に、ある特定の細菌の関与が示唆されています。

現在、P,g菌(Porphyromonas gingivalis)、A,a菌(Actinobaccilus actinomycetemucomitans)などが歯周病原特定細菌として挙げられており、実際の歯科臨床でも、種々の臨床的なパラメーターとともに使うことがあります。

歯周病の患者さん、みんなに応用できればいいのですが、今のところ健康保険が効かないため自費負担となります。

しかし、かなり重症の患者さんの場合は、検査をお勧めしております。ただ唾液を頂くだけなので簡単に済みますが、結果が出るのが10日間ほどかかります。費用は検査項目により異なりますが、2万円ほどです。

ようやくHさんの結果が送られてきました。

どうやら歯周病原細菌の関与は少ないようで一安心ですが、生活習慣に問題ありと出ました。

タバコも歯周病の高いリスクファクターで、良くないのです。禁煙していただかないと・・・。

治療を進める上で、治療する側、受ける側に双方に分かりやすい検査かもしれません。

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#15-16、#17-18 

15161718歯周治療でよく用いられる歯石を取る道具のスケーラーで有名な”グレーシーキュレット”ですが、#1~#14まであります。

それはグレーシー先生の考案したオリジナル。当時は立位での診療でした。現在の水平診療における体位に合わせて改良されたのが、#11-12→ #15-16、#13-14→ #17-18です。

今まで手の届きにくかった部位へ、より容易に到達することができます。

その存在を知らない歯科医療関係者も多いようですので、まだ使ったことの無い方は是非お試しあれ。

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学校保健委員会

今日は午後7時から、小学校の学校保健委員会があり、出席してきました。

どこの学校も同じでしょうが、相変わらずむし歯が多く、学校病のダントツの1位!罹患者率は約70%です。

罹患者率70%の病気は、もはや風邪みたいなものでしょう。風邪は自然に治りますが、むし歯は治りません。

歯科医としてのコメントを求められました。

いろいろと言いたいことはありますが、まだ親御さんの中には、今だ歯磨きが効果的なむし歯予防(?)、と認識されている方が多く、正しいむし歯予防法の周知がまだ不十分であると感じました。

そのことはちょっと助言させていただきました。

今後、限られた時間のなかですが、少しづつ啓発していければ、と思います。

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寝るときも義歯は、外さない

チエさんの総義歯も、少し当たりがでて、その調整におみえになりました。とは言っても装着当日から漬物の沢庵を噛めるほどですから、かなり微妙な調整です。

「こいだば、大丈夫なようだのぉ!いだぐねぇ。」

義歯を入れて、痛くなく、よく噛める、ということはご本人だけでなく、我々歯科医療スタッフにとっても嬉しいことです。

でもよ~くお体の調子をお聞きすると、それだけでなく、全身の不快症状にも影響を及ぼしていることがあります

義歯は就寝中、昔は外しなさいと言われていました。今でもそのように指導されているかもしれません。しかし、当院はちゃんとした義歯であれば、出来るだけ入れたままお休みになってください、とお伝えしています。

それは、義歯は歯の代用品と考えているからです。ちゃんと自分の歯が揃っている健康な方は、就寝する前に歯を外すことはないでしょ?だから義歯も外さないのです。

睡眠中に歯や義歯が無かったら、顎を支えるものが無くなり、気道は閉塞します。そうすれば酸素不足となり、高血圧などの循環器への慢性的な影響も出てくるのです。

チエさんも、以前の総義歯は具合が悪く、入れてお休みになることができませんでしたが、今回は指導通りに入れて就寝することができるようになりました。

「したらのぉ、せんせい!以前は痰が絡んで眠れなぐで、医者がら薬をもらってだんども、いらねぐなったぁ!」

義歯を入れないと、下顎が沈下することで、喉が塞がれてしまうからでしょう。

睡眠中の歯や義歯の健康に占める大切さをもっと認識する必要があるようにです。

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歯を磨いたらすすがない?

問診や歯磨き指導をしていて、患者さんに「意外!」と思われることの一つに、”洗口(すすぎ&うがい)”があります。

今やどなたも歯磨きでは歯磨剤をお使いになられていると思いますが、この歯磨剤にはむし歯予防に頼りになるフッ化物が入っているのです。(現在の日本のフッ化物入り歯磨剤の市場占有率は90%に達していると思われます)

このフッ化物を吐き出したのではその効果が薄れてしまいます。かと言って、食べかすやばい菌をそのままにしておくことも、不潔な感じがしますね。

そこで、歯磨きを2段階でなさることをお勧めしています。

最初はこれまで通りに丁寧に磨いて(歯磨剤はつけても、つけなくてもOK!)、そしてよく洗口していただき、その後、フッ素入り歯磨剤を歯ブラシに付けて全体に擦り込むようにサッと磨きます。この後はツバをぺっ!と出すか、1回軽く洗口して終わりとします。

こうすることで、歯磨剤に含まれているフッ化物をより有効にむし歯予防に活用できるわけです。

特に就寝前になされると食事にも影響なく、効果的かと思います。

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仮歯(temporary crown)

歯の位置は不動のものではなく、隣在する歯、舌や唇、ほっぺの筋肉の力、また噛みあう対合の歯により影響を受け絶えず変化するものなのです。

ましてや隣の歯や噛みあう歯ががなくなったりすると、歯は無くなった歯のほうに傾いていったり、伸びたりするのです。

また指をくわえたり、舌を出す癖があったりすると、上の前歯は前に押し出され、いわゆる”出っ歯”となってしまうのです。

そんなわけで、歯は結構簡単に動いてしまうのです。

むし歯や欠損補綴の治療で、歯を削り、型を採り、次回に修復物をセットするような場合も、削りっぱなしにしておくと、出来上がった修復物が入らなかったり、また調整が大変だったりすることになります。

それは型を採ってから、歯が移動したためです。

だから歯医者さんは削ったら、必ず仮歯、テンポラリークラウンTemporary Crownを装着するのです。

これにより歯の移動は最小限となり、また歯髄(歯の神経)へ障害や見た目、かみ合わせへの影響も抑えることが出来るのです。

予後の不安な歯の経過観察や診断にも役立ちます。

いわば、”歯のピンチヒッター”とも言えるでしょう。

昔は苦労した仮歯つくりですが(新米のときは30分もかかったかな~笑)、長い間、毎日何個か仮歯を作っていると、いつの間にか速くなり、1歯3分とか5分で出来るようになりました。

不器用でも継続は力なりですね。

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むし歯予防デーに想う

この4月にはがん対策基本法(平成十八年六月二十三日法律第九十八号)が発効しました。

これまでなかななか進まなかった”がん”の治療、予防が大きく前進することが期待されます。

さて、”むし歯dental caries”はどうでしょうか?

子供たちのむし歯は少し減ってきているようですが、相変わらず何十年もの間ダントツで「学校病」の1位を占め続け、国民全体でも相変わらず歯科治療の主な疾病になっているはずです。

これに費やす国民の時間やお金は、一体どれほどでしょうか? 少なくはないでしょうね。

むし歯は、”がん”のように直接生命に関わるようなことは少ないでしょうが、このまま放置していていいのですか?

むし歯は、世界的には既に駆逐された疾病、と言ってもいいはずなのに、つまり予防法が確立された病気なのに何故日本に蔓延しているのでしょうか?

”むし歯予防法”なるものが、何故日本にはできないのでしょうか?

もうお祭り?見せ掛け?建前?のような予防週間は止めましょ?

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夜だけで出っ歯が治る

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永久歯列になっていたので、正直言って、半年でここまで治るとは予想していませんでした。しかも夜間だけの使用で。

使っていた装置は、Bimler type A standardで、Eスペースのコントロールも行っていました。

「もう誰も出っ歯とは呼ばない・・・」と、アキさん。

肝心なことは、正しい診断と、適切なタイミングでの治療介入。

今のところ、アキさんの場合は上手く行っているようですが、少しでも多くの成長期にある子供たちが予防抑制矯正(preventive & interceptive Ortho, )の恩恵を受けられ、将来、全顎的なワイヤー&ブラケットなどの針金で縛られるような矯正治療を受けなくてもすむようになってくれれば、と願っています。

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総入れ歯で試食

とうとう今日、チエさんに総入れ歯(ストラック)が入りました。

今まで上は総入れ歯でしたが、下は1本だけ残っていました。しかし、もうグラグラで痛くて噛めない、ということで抜歯して、上下ともに総入れ歯になったのです。

唾液の性状もいいし、顎堤も悪くないし、そう難しくないケースでしょう。

上手くいくか、いかないかは、ほぼ試適の段階で予想できます。

案の定、上も下もよく吸い付いて外すのもちょっと力が要り、苦労するほどです。

噛み合わせも咬合器上とほぼ同じなようで、僅かの咬合調整をするだけで済みました。

鏡で外観も見てもらいました。

「いいのぉ!」

イボクラーの人工歯の自然さは、絶対です。チエさんにも気に入ってもらえたようです。

さあ、見た目だけが良くてもダメです。

お煎餅を試食していただきました。

(モリ!モリ!、バリ!バリ!)

「うん、噛めるのぉ~!」

(ああ、よかった!)

スタッフと共にこの瞬間を固唾を呑んで見守っているのです。

無事に総入れ歯での試食も終え、義歯のお手入れの方法などの注意事項をお話して、洗浄保管ケースなど様々なグッズをプレゼントして、ほぼ1時間の総入れ歯の装着も終了しました。

発音の確認は試適の段階で済ませてありますが、いろんなお話をしながら、厚みや長さの調整をすることもあります。

帰り際、 「”田川孟宗”たべだがったなやぁ~今、うめぐでのぉ!」

さあ、どうでしょうか? でもチャレンジしてみてください。

食べたいものを目の前にしながら、食べられないのは悔しく、面白くないものです。

結果をお聞きするの、我々も楽しみです。

(swim 0 bike 0 run 0)

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カウンセリング

計画診療をするためには、治療を始める前に必ずカウンセリングcounselingというものをします。また、治療の途中やメインテナンス中でもすることがあります。

他院で治療中の患者さんにも応じます。これはセカンドオピニオンということになるのでしょう。

カウンセリングとは個人の問題、難しい決定について専門的な助言をしたり、相談にのることです

何も説明をしないで治療に入ることは、博打を打つようなもので、たまたま患者さんの希望と施した治療が合致すればいいけど、外れたらがっかりしたり、信用を無くすかもしれないのです。

まだまだ至らないことも多いのですが、そんなことをなるべく分かりやすく説明したり、患者さんの話を聞いていると、最低30分はかかります。

保険診療ではこのことが評価されていないので、1分でも1時間でも再診料の110円だけです。しかもカウンセリングをするためのデータ分析と検討、そして説明用資料の作成などの前準備に、何時間もかかることがあるのです。

だから採算全く合いません

それでもカウンセリングを省くことができないと考えているのです。

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トレーニングも順調!

3才のハルナちゃんとすっかりお友達になれたようです。

先週まで治療トレーニングをしていましたが、今日、お歯黒のように黒くなった前歯のホワイト・ポリッシングをしてあげたら、ハルナちゃんも、お母さんも喜んでくれ、しかもむし歯治療への自信にもなったようです

そして今日は少し余裕をもって予約診療が流れていたので、最後に診療室で”かくれんぼ”をして遊んで帰って行きました。

こういう時間がとれることが、診療には必要なのだと思うのです。

さあ、明日から2日間、学会と研修会で上京します。

楽しみでもありますが、また休日をトレーニングに当てることができない焦りもあります。

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足入れ(試適)

Siteki 夫婦として上手くいくかいかないか、婚姻前に嫁ぎ先で一緒に暮らすことを”足入れ”と言います。

今は”同棲”という方法、言い方もありますが、同棲は必ずしも婚姻が前提でないことから、ちょっと緊張感がない、ふしだらな関係のようにも思います。

でも所謂、離婚理由で「性格の不一致」で片付けられる真の理由は、男女のアッチの方の相性なのだ!というアノ方面の大家の話を聞いたこともあります。そうなると”ふしだら”と安易に軽視するわけにもいきませんね。

さて、歯の治療でも”足入れ”みたいなものがあります。歯の根っこの治療(根管治療)の最終ステップで根管充填という行為があります。これはきれいになった根管内に細菌が入らないように気密に薬剤を詰め込む行為です。

この際、ちゃんと根っこ先まで薬を入れられるか、オーバーしていないか否かを確認するために「試適」ということをします。通常は造影性のあるポイントを根管内に入れてX線写真で確認します。(掲載写真)

大抵、X線写真による根尖と、解剖学的な根尖とは一致していませんから、電気的な測定装置の結果や臨床症状や術者の感覚などと合わせて、正しく充填されるか否かをDrが総合的に判断するわけです。

なんでもブッツケ本番ではなくて、予行演習というものがあった方がいいのです。

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ビムラー装置 タイプA4

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取り外しできる矯正装置で、唯一抜歯症例にも使えるのがビムラーのタイプA4(Extra)です。非常にユニークで、面白いけど、複雑な装置です。

症例を上手く選択すれば、これ一つで終われるようですが、現代の矯正ではほとんどの症例で細部をワイヤーとブレースで仕上げることが多いようです。でも少しでもワイヤーの入っている期間が短いことを歓迎する患者さんにとっては、有用なアプローチ法でしょう。

ユカさんの矯正もホワイトニングにも終了し、めでたし!めでたし!ご苦労様でした。(^_^)

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JACP東北支部設立講演会

NPO法人日本臨床歯周病学会(JACP)の東北支部設立記念講演会が、仙台(宮城県歯科医師会館)であり、これに参加してきました。

東北地方を中心に総勢100名を越える参加者があったようですが、山形県からは6名で庄内地方からは私一人のようでした。

演題の内容は、歯科医師、歯科衛生士などの臨床に関わるスタッフであれば、すべて参考になるもので、建前ではなく、本音で”国民病”とも言われそうな歯周病の治療臨床を語れそうな会です。

”open barrier membrane technique”はある意味、居直ったユニークな、臨床的に有用なテクニックであると思います。具体的な細部は来週横須賀で開催される日本歯周病学会で聞いてみようと思います。

routineな歯石除去、ルートプレーニングで汎用されるグレーシータイプスケーラーの改良について、近頃見過ごしていましたが、シャープニングも含め随分と改善されてきています。

また、妊娠(早産)、CVD、糖尿病、肥満などのメタボリック症候群と歯周病との関係を解明しつつある歯周医学(periodontal medicine)のEBM(evidence based medicine)についても知見を得ることができました。

最後に、もはや出尽くすしていたと思っていたTBI(tooth brushing instruction)に、情熱的な取り組みをご紹介いただき、大変参考になりました。その話の最後に印象に残る、医師に求められる大事な3つのことを紹介してくれました。

それは、「技術」、「優しさ」、「情熱」であると。

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下顎臼歯部のインプラント

Konn みんな、こんなインプラント(下顎臼歯)なら楽でいいのになぁ~と思います。

午後にコンさんの上部構造を装着しましたが、直前に確認のためX線写真を撮りました。

適合性もよく、今のところ、なんら心配な所見はないようです。

これに比し、午前中のホ~さんのインプラント・フィクスチャーの埋入は、最近になく難しいオペとなりました。

審美領域の上顎前歯のインプラント&GBR(骨再生療法)は、やはり繊細です。それだけに考えられる全ての準備をして望み、たった1本の埋入にバックアップ6本のフィクスチャーを準備して臨んだほどです。

でも、いつのオペでも終えると神に祈るような気持ちになってしまいます。

材料、時間、データ、技術など、なんでも余裕があると安心ですね。

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全顎印象

「ええ、上の歯の治療なのに、どうして下の歯の型も採るんですか?」

「小さな詰め物の型採りにも、全体の型を採るんですか?」

時々患者さんや新人スタッフから出る質問です。

そんな時、僕は

(そんなの当たり前でしょう?!他にどんな方法があるの?)と思うのです。

義歯やクラウン&ブリッジのみならず、わずか1本の歯のアンレー、インレー修復治療でも、印象impressionは原則、全顎トレーfull mouth trayで採ります。当然、保険診療でも自費診療でも同じです。

トレーはリムロックトレーです。網トレーを使う先生もおられるそうですが、あんなフニャフニャなトレーでは、印象材の変形率だの寸法変化云々を言うレベルではないはずです。

全顎トレーで印象を採るということは、噛み合わせの安定した模型になるわけで、製作する技工士さんも患者さんのお口の状況がより分かるし、より正確なものを製作できるのです。結局Drも調整が少ないからチェアータイムも少なくなり、楽なはずです。

結果、患者さんに合った、いい治療を受けるられるわけですね。

材料費がかかるとか、時間がかかるとか、保険診療報酬が低く割が合わないとか、いろいろな課題はありますが、流行り言葉で言えば、これはグローバルスタンダード! 基本!なのです。

毎日の頻度の高い、ありふれた治療ですが、この程度は”こだわり”をもって守っていきたいと思います。

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治療トレーニング

ゴマちゃんは、3歳の女の子です

残念ながらむし歯ができてしまいました

まだ歯医者さんが怖いようで、近づきたくないみたいです。

優しい衛生士さんにも人見知りし、お母さんにしがみ付いたままです。

それは、前回まで。

今日は少し打ち解けてくれたました。

まずゴマちゃんはちょっとだけ”イ~ッ”と歯を見せてくれました。

さっ!とゴマちゃんの歯に着いていたプラークを採って、ばい菌さんを位相差顕微鏡テレビで見てもらいました。

お母さんと一緒に動くばい菌を見ながら、ゴマちゃんは「ひゃ~!!」と大歓声!

「わぁ~動いてるぅ~・・・」

Lionそれから俄然やる気になってむし歯退治のトレーニングも上手にできました。

スタッフのヤエさんの十八番、風船ライオンをつくってもらい、ニコニコしながら”この次も頑張るぞぉ!”と指きりげんまんをして帰って行きました。

まずは半分お友達にならないと、トレーニングもできませんからね。

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早く取り除け!クロスバイト

Saki_3_1 サッちゃん(6歳)の臼歯部のクロスバイトは、ご両親も気づいていませんでした。

お母さんは”むし歯は作らないように”、と一生懸命に食べ物や歯磨きに注意してきたのですが、前歯の噛み合わせは特段に悪いわけでもなかったので、気づかなかったようです。

でもよ~く見てみれば、上の前歯と下の前歯の正中(真ん中)は合ってないし、向って左側(本人の右側)の奥歯の噛み合わせは逆になっています。左右非対称になっているということです。

このような左右の対称性に関わる噛み合わせは、顔の形成にも影響し、左右非対称の顔になってしまうことがあります

大人になってから治すには、外科的な手段をとらざるを得ないこともあり、できれば成長期に見つけて一刻も早く改善してあげるべきです。

Saki_10_1 可撤式の装置を入れて3ヶ月ですが、なんとかクロスバイトも改善し、正中も合ってきました。

サッちゃん、頑張りました!よかった、よかった (^_^)v 

でもまだ油断できないから継続して診せてよ。

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E-スペースコントロール

Espace Espace_2

混合歯列期における咬合誘導は、何も矯正装置などを付けなくても、ちょっとした注意と削合でも可能です。

”E-スペースコントロール”とは、乳歯(E:第二乳臼歯)の大きさを調整することで、そのスペースを生かし、前歯の凸凹を改善に役立て、永久歯の歯並びや咬合をより良いものにすることです。

これは乳歯Eの脱落後、その下から生えてくる永久歯の第二小臼歯(5番)が小さいため、可能となる技です。

Leeway 乳歯CDEの幅と、その下から生えてくる永久歯345の幅との差は”リーウェイスペースleeway space”とも呼ばれ、上顎で平均約1mm、下顎で平均約3mmと言われています。

でも時に5番が先天的に欠損していたりすることもあり、乳歯の咬合状態(ターミナルプレーンなど)なども影響しますから、十分な下調べが必要です。

今日のアキさん(上の写真)も、調整して1ヶ月ですが早くも効果が出てきているようですが、いかがでしょう?

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義歯の試適

イチさんの義歯(入れ歯)の製作も、終盤です。

今日は試適をしました。

最終義歯の製作では、型をとり(印象)、次回にハイ完成!ということはありません。

まず予備印象をとり、それをもとにオーダーメイドの精密に型をとるための個人トレーを製作します。

それから精密印象剤(シリコンラバー)でDrが印象をとります。もちろん上下とも型をとります。

次に頭蓋(顎関節)に対する歯列(義歯)の位置を記録し(fece bow transfer)、噛みあわせの状態を水平的、垂直的に記録し、それを技工製作に必要な咬合器に移すのです。この作業に1~2回必要です。

それから症例や製作物により異なりますが、何度か試適をしてそれから完成(装着)ということになるわけです。

何度も足を運んでいただくわけですが、それだけお口の機能は複雑だから、ちゃんと作るにはいくつかステップを踏まなければならないのです。

今日のイチさんも三面鏡で念入りに口元を前から、左右横からと眺めていただきました。

唇の位置も印象(soft tissue impression)してるので大きな変更はないはずですが、中切歯の位置を少し修正してみました。

担当の技工士さんや、美的感覚に優れた(?)女性スタッフの意見も貴重です。

完成直前の義歯を入れていただき、話をしたり、笑ったり、そんな仕草、表情を見ながら、このまま義歯を完成させていいのか、修正すべきところはどこか、を探るのです。

そんなことを30分ほどして、納得して試適が終了!

いよいよ次回は完成です。

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オープンバイトも終了!

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エミさんのオープンバイト(開咬)の矯正治療も終了です。

骨格性のオープンバイトだったので、なかなか難しいケースですが、SMAP(skeletal anchorage system)を応用させていただいき、まずは患者さんの満足のいく結果になったのではないかと思っています。

やはり笑顔が自然に美しくなることは、治療する側も見ていても嬉しくなります。

エミさん、頑張りましたね。ご苦労様でした。

大人になっても諦めずに”口元や歯並びを治したい!”という患者さんの想いは我々治療する側の志にも影響するように思います。

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学校歯科検診

2007419_kensin 今日の午後、大泉小学校の歯科検診がありました。

2日に分けて行われますが、初日の今日は6年生~4年生の80数名の歯科検診です。

検診してみた感想としては、ちょっとむし歯が多いなぁ、と感じました。まあ集計してみないとはっきりしたことはわかりません。

ところで、大泉小学校の学校歯科医の手当ては年間195,000円です。定期健康診断と就学時の健康診断を含めた額だと思います。

手当てを承知のうえで学校歯科医を引き受けたわけではありません。歯科医師会を通し、報酬は明示されずに引き受けるのが学校医、医師の慣習であろうと思います。学校医には歯科の他に内科、耳鼻科、眼科の医師もあるわけで、もし同じ額であれば(多分医師はもっと多いと思うのですが?)、780,000円が学校医、検診に当てられる費用になります。そのほか学校薬剤師にも別に支払われます。

この額が妥当か否かはわかりません。

ただ感じたことは、学校歯科検診を当てにせず(信じなくて)、プライベートにかかりつけ歯科医(home dentist)で定期検診を受けているお子さんも多くいることを考えると、学校検診にこれだけの公的費用をつぎ込むことが妥当であるのか・・・歯科医を探すのに苦労しない昨今、もっと費用対効果のよい方法があるように思うのですが・・・。

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”zooズ~”

あまり使うこともなかったのですが、先日の”レスキューボード”の話から、”ズ~”を思い出しました。

大人の場合はほとんどラバーダム防湿で問題を解決できるのですが、子供の場合はなかなか適わないこともあり、こんな時は多機能バキュームチップ”ズ~”が重宝します。

”ズ~”の名称の由来は定かではありませんが、形態が像さんの鼻のようにも見えるから、恐らく英語のzoo(動物園)からきているのかな?

この道具は咥えていれば歯の舌側、頬側の両側から唾液を吸ってくれるのです。

人手もかせげるし、お奨めアイテムです。

でも診療室で「”ズ~”もってきてぇ~!」と呼ぶときには、ちょっと恥ずかしい・・・

子供はニコニコです。

後日写真をアップしますね。(どうやらデジカメが壊れたみたい・・・)

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クリーニングを受ける

今日の最後の予約は、全くもう、キャンセルでした。まあ仕方ない。

丁度いい機会だから、新人さんの腕前を調べがてら、僕の歯やお口のクリーニングしてもらうことにしました。

他人のお口のクリーニングはしょっちゅうですが、自分がしてもらうことはなかなか無くて ^_^;。

彼女のクリーニングは大変丁寧で、しかも厳格でした。

手を抜かない姿勢が伝わってきます。

手法や手技が同じでも、やはりそこは違うものです。

これなら、安心!僕の口も、気持ちもすっきり!!

でも、お口を開けているのは、結構辛いものですよね。

患者さんの心境を改めて知ることも出来て良かったです。

最低1年に1度は健診がてら、クリーニングを受けたいものです。

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「歯と健康」と題して

ミカさんの突然の電話は、きっと最近サボっているジョギングの誘いかと思ったのですが、そうではなくて(ホッ!^_^;)、スポーツ講演会の講演依頼でした。

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ちょっと考えて引き受けることにし、今晩、武道館で講演させていただきました。

不馴れな講演なので、きっと退屈だったことでしょうが、ご勘弁!講演は僕の仕事ではないので・・・。

終わって省みれば、予定していた話したい講話をすっかり忘れているし、上手くはいかないものですね。^_^;

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All on 4

歯が1本も無くなってしまわれた方の最新イプラント補綴治療"All on 4(or 6)"です。

Isi_2 重度の歯周病のため、残念ながらご自分の歯を残すことが出来ませんでした。

Pim0016 まだ仮歯ですが、ようやくここまできました。

流石に”ワンデェイ・インプラント”のような即時負荷は、ちょっと心配でまだ出来ませんが、早期負荷です。でも、チーム診療体制が整えば可能なのでしょう。

CT撮影と、これを加工するコンピュータソフト、CAD&CAMの発達は、歯科補綴の分野を今後益々発展させていくことでしょう。これについて行くのも、なかなか大変です。

初めてみえたとき、「笑えなくて・・・」と涙を流したイーさん。

最近少しずつ笑顔が出てきたことに嬉しくも安心しています。

女性には美しくなって欲しいと思います。

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”リトルジャイアント”と”レスキューボード”

今度の新人スタッフは、家内と同じ名前なものだから、どうも呼びにくいのです。苗字はもちろん違うのですが、同じ苗字のスタッフがいるから、苗字を呼ぶわけにもいかないのです。

まあ、それはここではどうでもいいのですが、診療を終えて後片付けしている時、この新人スタッフが「ここは今まで知らない道具が多くて・・・」と言う。彼女は新人とは言え、キャリアがあるのです。

どうやら最後の予約の患者さんで使った道具も初めてだったらしい。

Rescue_little_giant_pre_2  「”リトルジャイアント”と”レスキューボード”、持ってきて!」と言ったら、新人さんはニヤニヤして立っているんです。どうやら、歯科道具ではなくて、ふざけて別の名称を言ってると思ったらしいのですが、海難救助のライフガードの道具かと思ったらしいのですよ。はははっ!\(~o~)/

実は、これは写真のように根っこに刺さっている人工補綴物”ポスト”を引き抜くときに大変重宝するものなのです。正しく小さな力持ちです。

Pre Post

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フィッシャー角(Fischer's angle)に見る

雪こそ降りませんでしたが、今日は風の寒い一日でした。

こんな日はオタクです。パソコンに取り込まれた患者さんの顎運動の軌跡を何度も何度も眺めていました。

医師が心電図を読むようなものでしょうか。

顎関節部で下顎を前後方向の動き(矢状顆路)における前方に突き出し時の動き(前方顆路傾斜度)と横に動かした時の動き(側方顆路傾斜度)との差のことをフィッシャー角(Fischer's angle)と言います。平均は5度です。

Fischer_angle Gothic_arch_n 写真は正常者の矢状顆路と水平面の前歯の動き(ゴシックアーチGothic archと言います)ですが、下顎の動きもスムースでクリアです。フィッシャー角もおよそ5度でしょうか。

Fischers_angle_ab Gothic_arth_ab それに対し顎関節症の患者さんのものは両者の顆頭の動きにバラつきあり、差が見られません。ゴシックアーチもバラつきがあり、左右の動きにも差があることがわかります。

この患者さんの歯や噛み合わせは、顎関節を保護するために、下顎の運動のガイドをしていないのです。

さて、discの位置を想像しながら、今後の咬合治療を検討しています。さながら戦略会議とでもいいましょうか。

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あきらめないで!

Yachi_pre 80歳を越えるヤッチさんですが、まだまだ仕事は現役のプラス思考の紳士です。

5ヶ月前(写真)に「もうどうにもならないから、なんとかしてくれぇ~!」と飛び込んでこられました。

歯無しが恥ずかしいからと、閉口していればボケたか?」言われ、喋れば口臭で「くさい!!」言われ、気にして口をすぼめれば「何を喋っているのかわからない!と言われ、踏んだり蹴ったりのお口の状況にとうとう二進も三進もいかなくなったのでした。

でもプラス思考であれば、何とかなります。

義歯装着直後の写真ですが、3日後の今日、Yachi_post_2 「硬いものでも噛めるようになったぁ!!あどは慣れだのぉ!」と嬉しそうに、リコールの予約を取っていかれました。

もう、臭くもありません。入れ歯を入れてれば発音も良くなりました。若々しい口元の膨らみと皓歯の見える笑顔。よかった、よかった!

治療は医療者側だけで行うものではありません。とくに日々の生活習慣や衛生習慣が大きく影響します。だから患者さんの自覚次第のところがあります。

ヤッチさん、ご協力ありがとうございました。

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初期治療

チエさんの初期治療も一応終えることができました。Tie_pre